ネガティブな感情が自分の身を守っている:応用心理学

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以前伊達さんが、「マイナス(ネガディブ)は悪いことではない」と、まぁなんか陽電子がどうのこうのと言ってて方向性がなんか私とは違いますが、感情のネガティブっていうのも、実は悪いものではないんです!

ネガティブな感情を抱く状況というのは、実は続くと命が危ないような状況だったりします。
そこで、本能が嫌な気持ちを抱かせて、その状況を何とかするか逃げるか…とにかくどうにかするようにしているというわけなのです。

例えばですが、「タバコのポイ捨てをしない」という「ルール」を守っていない人を見ると、特に何の実害もなくても、嫌だなぁという気持ちになったりしますよね。
これは無意識に無秩序な世の中になることによって自分の身が危なくなることを防ぎたいからなのかもしれません。(もちろん、気にならない人もいます)
また、人ごみでもみくちゃになっていると、イライラしますよね。これも、こんな人ごみにずっといたら怪我でもするかもしれないという危機感(?)から来ている気持ちだったりするのです。

なので、ネガティブな気持ちにならない人というのは実は「痛覚がない」くらい危ないことだったりするかもしれないんです。
ネガティブは確かに、大切でございました。

というわけで、ネガティブな感情と言うのは、どんな人でも持つはずなのです…、
でもいつもポジティブなことしか言わない人や、明るい振る舞いしかしない人も中にはいますよね。
その人たちはネガティブな感情を隠して過ごしているはずです。
とっても立派だなぁと私は思います。

前、人は共感されたいし、するものという話がありました。
ネガティブな感情を抱いてそれを外に出してしまうと共感する人が出てきて、その人はネガティブな感情に共感してしまうわけなんですけど、共感した側は何の原因もないのに引っ張られてネガティブな気分になります。(強いて言えば…ネガティブな感情を外に出す人が原因ですが)
ネガティブな感情を自分の中だけにとどめている人は、一緒にいる人に原因不明なネガティブ感情を抱かせないため我慢していると言えると思います。

本当はそんな人も、嫌なこともあれば悲しい思いもしてるはずなんです!
周りに、ネガティブなことを言わない人がいたら、明るい人だからと「悩みなんてないんでしょ~」とか、そんなこと言わずに労わってあげてくださいね!(*‘∀‘)

ネガティブな感情が自分の身を守っている:応用心理学_挿絵1

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