プレゼントは人のためならず:ドア・イン・ザ・フェイス・テクニック

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クリスマスっぽくプレゼントのお話とおもいきや・・・心理学のお話なのです!
さて・・・タイトルのことはさておいて、皆さんは人にちょっと頼みづらいようなことをお願いしたいときどうしますか?
今日はそんな時、役に立つ心理テクニックについてお話しようと思います。

そのテクニックは「Door in the face technique」というものです!
Door in the face・・・え?顔の中にドア?
どゆこと?ってなりそうですが、これは門前払いを意味しているらしいです。
つまり、門前払いをされるような無理難題から入るという意味ですね。

門前払いをされるような無理難題を言う・・・なんかこれではお願いを聞いてもらえなさそうですね。
ここで出てくるのがやっとタイトルの話です。

皆さんはプレゼントを貰ったらどう思いますか?
まあ、「ありがと!」とか「わーい」って思う・・・というのはさておいて、貰ったら「お返ししないと」と思いませんか?
これは「返報性のルール」という施しを受けた際にはお返しをしなければならないという心理が働いているためなのですが、「Door in the face technique」ではこの返報性のルールを利用しているのです。

まず無理難題を相手にふっかけます。
当然、無理難題なわけですから相手は断ってきます。
その後で、適度な難題を相手にふっかけるのです。
そうすると、「あぁ・・・一度断ったし、二度断わるのはなぁ・・・」と後にふっかけた難題を断り辛くなってしまうのです。

つまり、「最初の難題を断わることを受け入れてもらえた」=「譲歩してもらった」=「施された」と感じ、二回目の提案では「譲歩しなければお返しできない」という心理状態になってしまっているのですね。

まあなんか・・・実際何もプレゼントしているわけではないのに、お返しだけ貰うずるい手法ですね。
あんまり頻繁に使うものではないですが、ここぞ!という時には意識してみてはいかがでしょうか。

プレゼントは人のためならず:ドア・イン・ザ・フェイス・テクニック挿絵1

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