大多数という響きに人は騙されやすい:バンドワゴン効果

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人は1人で生まれて、1人で死んでいくものだ!

とは言え、1人は寂しいですよね?
今日はそんな1人の寂しさが及ぼす心理効果についてお話したいと思います。

1000万ダウンロード突破!

累計観客動員数40万人突破!

20%の高視聴率番組!

なんていう宣伝文句をよく目にすることもあるかと思います。
そういうのを聞くと、「え~そんなに多くの人が注目してるの!?じゃあ見てみようかなぁ」とつい思ったりしませんか?
でも、実際視たり、遊んでみたりすると・・・

「う~ん、なんで皆はこれがいいと思ったのかなぁ・・・」

なんてことになってしまった経験、一度ぐらいはありますよね?
実はそれ、大多数という響きに騙されてるかもしれませんよ?
「大多数」という響きに釣られ、「多くの人が良いと思うものはきっといいもののはず!」と思い込んでしまうこの心理状態を心理学用語で「バンドワゴン効果」といいます。

バンドワゴンっていうのは、パレードとかの先頭を走る楽隊車のことです。
このバンドワゴン(楽隊車)を見ると、人はお祭りを想像し、これにつられて気分が高揚します。
その様子から、「バンドワゴンに乗る」 = 時流に乗る = 多数に与するという意味で使われるようになり、この用語が生まれました。

人は孤立すると不安になります。
だから、大勢の人が認めているものを否定するというのは結構勇気がいるものです。
無意識の内に、「大多数がYES」→「1人だけNOは怖いし、1人でNOと言っていても意見が通らない」→「自分の意見を無駄にしたくない」→「大多数のYESに乗ろう」という心理変化が起こってしまうのです。

とはいえ、本当に多数が選んでいるものならまだしも、実際はそうでない場合だってあります。

例えば、「全米が泣いた!」などという謳い文句なのに全然泣けない映画とか多くないですか?
そもそも全米って何人ぐらい?本当の意味の全米だとしたら、アメリカ人ってそんなに統一された趣味嗜好を持ってるの?

今年の流行だってそうです。
「今年はこの色が流行です!」って一部のデザイナーによって決められているわけですからね。

「大多数」と言っておきながら、その大多数は偽り(一部の人によって思い込まされているだけ)かもしれないのです。
でも、始まりが偽りなのに「バンドワゴン効果」によって本当の大多数になってしまっているのです!
確かに誰しも勝ち馬に乗りたいものですが、勝ち馬だと騙されて踊らされるのは気分良くないですよね。

そういうわけですから、皆さんも「大多数」なんて言葉に惑わされずに、ダウンロード数が少ないアプリも遊んでみたらいいんじゃないかな~

大多数という響きに人は騙されやすい:バンドワゴン効果_挿絵1

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大多数という響きに人は騙されやすい:バンドワゴン効果」への2件のフィードバック

  1. オーヤナーギ

    俺が高校生のときは、世界まる見えという番組の
    新聞の番組欄の見出しが「たけし号泣」とか書いてたので
    見たけど、全然泣いて無かったことが多々ありました。

    返信

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