南極の凍らない湖「ボストーク湖」は新種の微生物だらけだった!

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南極って、めっちゃ寒いですよね…。
気温が-93,2℃になっちゃったことすらあるのです。この温度は中に人間がいると死にます。
二酸化炭素がドライアイスになる温度っていうのが、-78,5℃なので、空気吸ったら肺が凍って死にます。
よく遊園地に「氷点下の世界」的なアトラクションありますけど、南極にいる場合は、あれが「う~、やっぱ屋内はあったけぇ~」と感じるくらいは寒いでしょう。

そんなわけで南極と言ったら氷しかないと思いますよね!
確かに南極に降り立ったら、液体の水には出会えないようにと思われます。タロとジロよく生きていたよ!古い!
でも、南極にも、あったかい時代がありました…学校で習いましたアレです。プレートテクトニクスで、南極は、あんな僻地に追いやられただけで、いい時代もあったんですね。多分。

その頃は南極にも水がありました。当然、湖もありました。
でも、いつの間にか極に移動させられてしまっていた南極。
頭の上にはすごい厚さの氷が積もってしまい、いまや、パッと見じゃ本当の輪郭が分かりません!
そのせいで日本の南極探検隊は、南極に降り立ったったぞーと思ってたらまだそこは陸地じゃなかったという憂き目に遭ったりしています。
南極というのはものすごい量の氷を抱えているわけです。
そのせいで、ぷかぷか浮いてるだけの北極の氷と違って、南極の氷が溶けると海面が上がるんです。
南極の氷は、とっても大事。

で…その氷なんですけど、あまりに頑強に、屈強に、ごっつく積もって南極を覆ってしまったので
かつて南極に存在した湖の上にも、がっつり積もって、覆ってます。
でも南極の昔の湖は凍っていないことが判明したんです!
ちょっと何言ってるか分からないっぽいと自分でも思うんですが、くっそ寒い南極の氷の下の昔々の湖は、凍らずに残っているんです!
難しいことを書くと、ごっつくがっつり氷が積もっているためすごい圧が湖にかかっていて、圧がかかると湖の凍る温度が普通より下がっちゃうらしいですよ。
だから氷点下の水らしいです。意味不明ですな。
あれ?
気圧がさがると…沸点が下がるんでしたっけ?
富士山の頂上ではお湯が100℃になる前に沸騰するとか言いますし。
しかし、「気」圧じゃないけど、圧がかかると、凝固点は下がるんですか…?
圧が下がっても上がっても、下がるナントカ点。

脱線しました。
で、一番有名なのが「ボストーク湖」だと思います。
ボストークってのはロシア語です。ロシアのボストーク基地から近いからその名前がついてます。

この南極の封印されし湖、実は、大昔の環境がそのまま閉じ込められたタイムカプセルなのではみたいな期待が寄せられています(した)。
100万年も太古のままの水を保っているので、太古の生物がいるのではなどと言われていました。

んで、ロシアが掘削を再開(実は見つかった後、水に達しない程度には掘っていた)したというニュースは結構前に聞きました…水が汚染されるからサンプルをとろうとするなという意見も多くあったみたいです。が、結局はまぁロシアさんなんで掘って掘って、そしてどうなったんだろうと調べた結果、なんと、すでに地下3800mまで掘削し、湖水まで到達していたらしい!
そこはあんまニュースにならないんだ!

んで?
調べてみると、まったくの新種の単細胞生物から多細胞生物までたくさんいたのだそうです。
地上であるアマゾンの熱帯雨林ですらまだまだ新種が見つかるんだからそりゃそうでしょうね…見つかったら端から端まで全部知らない生き物でしょう!
同じような環境であると考えられている木星の衛星「エウロパ」にも、生物がいるんじゃないかという期待が高まったとか高まらないとかいう話です。
どっちにしろ、ワクワクするけど、目に見えるくらいは大きい生物がいいなぁ…と思う私です。

南極の凍らない湖「ボストーク湖」は新種の微生物だらけだった!_挿絵1

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