自由の代償を支払わされる:Baldur’s Gate#141

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前回からの続きです!

皆さんこんにちは。
しなしなしていて破り難いビニールの包装が大嫌いな伊達あずさです。
買い物袋などに用いられているビニールは別にしなしなしていても良いですけど、やっぱり包装に使われているビニールはパリッとしている方がいいですよね。
買ってきた冷凍うどんの外部包装を手で破けなかった(結局、ハサミで開けた)ためにこんな話になっちゃっただけです!

さてさて、残る営業先はバルダーズ・ゲート中央エリアのみとなったわけですけど、新しいエリアへと進出するまえに、前回引き受けたブリエルバラさんからのご依頼を先に片付けてしまいたいと思います。

自由の代償を支払わされる:Baldur's Gate#141_挿絵1
早速、ロウランタンへ。
でも変だな・・・ロウランタンは既に踏破しちゃってるはずなのですよ。
そう思って、自分のプレイ日記を読み返してみると・・・過去の私が然したる理由もないまま、ターゲットのヤゴさんに狼藉を働いちゃってる!
でも変だな・・・そんな特別な呪文書なんてもってなかったような・・・

クエストを受けていない状態だと呪文書が出てこないのか、あるいは、単に私が見落としたせいでご遺体と共に闇に消えて行ったのか・・・真相は神のみぞ知るところですが、何れにしてもクエストの達成が不可能となってしまいました。

本当はね・・・マレックの件があったから、バルダーズ・ゲートに入った直後のセーブデータは分けていたはずなのです。でも、運悪く、前々回ぐらいのプレイ時に間違って上書きセーブしちゃってたのですよね・・・愚かにもほどがあります。
そのセーブデータさえ生きていたら、過去に戻って呪文書を拾い、こちらに転送するという手だってあったはずなのです。流石にこの呪文書のためだけにまた最初からやり直すというのはあまりにも手間がかかりすぎるし、そもそもやる気が起きないので、ブリエルバラさんにはもう諦めてもらうしか・・・

久しぶりのまともな仕事だったのに・・・本当に何をやってるのだろう。
自身の愚かなミスが招いた不幸とはいえ、何ともやりきれませんね・・・一切の自由がない代わりにイベントが手厚く保護されているJRPGの世界に慣れきってしまっていたのかもしれません。ここにきて自由(度)の代償を支払わされた気分です。

自由の代償を支払わされる:Baldur's Gate#141_挿絵2
失意のまま中央エリアへ。

自由の代償を支払わされる:Baldur's Gate#141_挿絵3
気を取り直して、北西にあるこちらの家からお仕事探しを再開したいと思います。

自由の代償を支払わされる:Baldur's Gate#141_挿絵4
ここ・・・は、セルフサービスの無人鶏肉屋さんでしたね。
まあ、折角ですから頂いちゃいましょうか。鶏肉。

自由の代償を支払わされる:Baldur's Gate#141_挿絵5
ゲーリックさんのファイアーボール一発で焼き鳥にしました。
ただ、着弾地点の目測を誤ってしまい、先頭にいた私とカリードまで一緒にちょっとだけ焦げちゃいましたけど・・・

全く・・・バルダーズ・ゲートは無法地帯にもほどがありますね。
宿屋にマスタードジェリー、酒場にスライム、倉庫にコカトリス、そして、鶏肉屋には狂ったニワトリですよ。
あぁ、商人協会や交易商会にはドッペルゲンガー、街全体にもシーフや頭のおかしいメイジなんかが蔓延ってましたね。
ほんと、フレイミング・フィストの連中は何をしているのでしょうか。

自由の代償を支払わされる:Baldur's Gate#141_挿絵6自由の代償を支払わされる:Baldur's Gate#141_挿絵7
次はこちらのお宅・・・ですが、名のある人もいない普通の民家ですね。

平民「こんな場所よりもっと良い所があるはずです」

それは名のある人が住んでいるお家ということでしょうか・・・確かにおっしゃる通りですね。お邪魔しました。

自由の代償を支払わされる:Baldur's Gate#141_挿絵8
お次はドラゴン亭です。

自由の代償を支払わされる:Baldur's Gate#141_挿絵9
名のあるお客さんは・・・いませんね。
ここには2階もなく、宿泊できそうな場所は見当たらないのですけど、主人に話しかけるとちゃんとロイヤル級の部屋も用意してもらえるみたいなのですよね・・・宿泊施設は別棟なのでしょうか。
さっきファイアーボールを撃っちゃいましたし、折角だから1泊しよう。

自由の代償を支払わされる:Baldur's Gate#141_挿絵10
ドラゴン亭で1泊し、早朝から営業活動を再開します。
こちらはフェロンニアス・ギストさんのお宅らしいですけど・・・

自由の代償を支払わされる:Baldur's Gate#141_挿絵11
屋敷に入ってすぐ、主人自ら出迎えてくれました。

フェロンニアス・ギスト「畜生!私の家を武装した悪漢に侵入させてしまうとは何ということだ?あなたの様に私の家に入って来るのはとても失礼な事なのだぞ。失礼でなければただ単に法に反している!あなたを蹴り出す事に対して反論できるどのような言葉があなたにはあるというのだ?」

相変わらず、酷い日本語ですけど・・・まあ、フェロンニアスさんがとても怒っていらっしゃるということだけは良くわかります。

あずさ「ちょっと待って、友よ。損はさせないわ。300ゴールドならどう。ただ見てまわるだけよ。像を幾つか見せてくれるだけでいいの」

フェロンニアス・ギスト「300と言っておりましたね?ご覧いただくだけなら問題ないでしょう。あまり時間を掛けないで下さい」

お金であっさり解決できました。こういう手合いは楽でよいです。
それにしても、ここには見てまわることのできる像があるみたいですね。ほんと、この世界の私は中の人が知らないまでぺらぺらと良く喋ります。もしかすると、ここがデグロデルの言っていた美術品収集家のお家なのかもしれません。確かにここって広場の西ですね。

頼まれていた兜の方は既に入手済みなのですけど、事の経緯が気になりますし、冒険者達の石化は解いてあげたいと思っています。

自由の代償を支払わされる:Baldur's Gate#141_挿絵12
足元にサークルがでてるし、これが問題の彫像でしょう。
でも変ですね・・・デグロデルはストーン・トゥー・フレッシュの巻物を6枚寄越したのですよ。でも、ここにある彫像は5体・・・残りの1体は?
まあ、とりあえず、ここにいる5体の石化を解いてから考えましょうか。

彫像1「私はまた生き返ったのか?最後に覚えている事は、歳をとった魔法使いと数珠玉のような目をしたトカゲだった。何・・・何が起きたのだ?」

あずさ「落ち着いて。しばらく石になってたんでしょう。感覚を取り戻すのに少し時間がかかるわ」

彫像1「正気を失った?どのぐらい長く?私の家族が・・・家族が死ぬほど心配してしまう!家族の元へ戻らなければ!」

う~ん、話してみた感じではあまり”凶悪な冒険者”といった印象は受けませんね。
そもそも、彼らの石化に関係しているであろうラマジス自体がかなりの悪しきメイジですからね・・・

あずさ「いずれそのうちに。まず、ヘルム・オブ・バルダランを渡してもらおう。私はそれを取り返すために雇われたのよ」

まあ、ヘルム・オブ・バルダランは既にカリードさんがかぶっちゃってるのですけどね。経緯を聞くために鎌をかけたのです。

彫像1「ヘルム・オブ・バルダラン?そんな物は持っておらん。私の仲間が持っているかもしれないが、私は知らない。彼らに聞いてくれ、私にはこれ以上何もお話しできない」

左様ですか。じゃ~次の彫像!

彫像2「あれは全く不快だった。私を自由にさせてもらえて感謝する。私がバジリスクによって石化されてただと?あの魔法使いは悪どい客だった。あの生き物が奴も石化させてくれていたら良かったのだが。私はカイラン、そなたの名前は?」

こちらの方はちゃんと名乗ってくれましたね。話の出来そうな人です!

あずさ「私はあずさ。あなたに頼みたいことがある。ヘルム・オブ・バルダランを探していて、あなたのものだと聞いたのだけど」

カイラン(彫像2)「うむ・・・そのような品を所持していないが、私の仲間が持っているかもしれない。彼らをあまり良く知らないため、お約束はできない。もちろん、彼らと一緒に固まっていた時間は勘定していないとしての話だが」

とてもカイランさんが凶悪な冒険者とは思えません。
今まで聞いた感じからすると、ここにいる方々はラマジスに騙されて石にされちゃった・・・あたりが真相っぽそうです。
これでここにある彫像は残り3体となりましたが、厄介な話に発展しそうな予感もしますし、続きは次回にしようかな。

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