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皆さんこんにちは。
アレキアも近いうちにシェランと同じ道をたどりそうだなと思った伊達あずさです。
一応、王様には国防の意識がありましたけど、「調査隊ひとつろくに編成できないような軍隊だけど、防衛戦でならまともに戦えます!」とか言われても信用できませんよ。どう考えても、あれって自分で調査隊を編成したくないがための言い訳ですよね。
勇者システムがある世界って、あまりに多くの事を勇者1人(+その仲間数名)に任せすぎなのです。
でも逆に考えると、勇者がそこまで絶対的な存在なのであれば、勇者以外の人達の無力感は現実世界の人間である私達には推し量ることすらできないほどに大きいものなのかもしれません。
そりゃ、何をやっても何一つ変えられないことがはじめから約束されてしまっているのであれば、誰も何もやらないか・・・
勇者にとっても、そして、勇者以外の人達にとっても、物凄く不幸な世界ですね。
なんとも救いようのない結論に達してしまったところで再開します。
アレキアにやる気がないのであれば、私一人でシェランを襲ったと言うモンスターをどうにかしなければなりません。
いざシェランへ・・・と、外に出た所で呼び止められました。
そりゃ、ルフィアさんでしょうね。
あずさ「ルフィア・・・どうしたんだ?」
ルフィア「また危険な場所に行くんでしょ?」
あずさ「・・・ああ」
ルフィア「行かないで・・・って止めても、やっぱり、行くんでしょうね」
あずさ「・・・付き合いが長いと、何でもお見通しだな。その通りだ。止めても行くぞ」
ルフィア「止めないわよ・・・その代わり、私も連れてって」
あずさ「・・・だめだ」
ルフィア「そう言うと思ったけど・・・それでもついて行きたいのよ・・・だめ?」
あずさ「だめだ!」
ルフィア「・・・どうしても?」
あずさ「どうしてもだ!」
ルフィア「あずさのわからずや!いーわよ。来るなって言ってもついて行くわよ!嫌とは言わせないわよ。私、まだパイの事、怒ってるんだからね!」
あずさ「まだその事、根に持ってるのか!もういい。ついて来たいなら好きにしろ!その代わり、死んでも知らんぞ!」
ルフィア「結構ね、それでいーわよ!あずさなんかに助けてもらわなくても、自分の身くらい自分で守って見せるわよ」
あずさ「おーおー、勇ましい事で。勝手にしろ!!」
ルフィア「可愛くない女だと思ってるんでしょ・・・」
あずさ「・・・」
ルフィア「私ってダメね・・・わがままだし、ヤキモチ焼きだし、すぐ喧嘩腰になっちゃうし。これじゃ愛想つかされるのも無理ないわよね」
あずさ「その程度の事で愛想つかすんなら、もうとっくにつきてるよ」
ルフィア「・・・あずさ」
あずさ「ルフィア。この先は本当に危険なんだ。今の俺は、自分を守るのが精一杯で、ルフィアを守り切る自信がない、わかってくれ」
ルフィア「わかんないわよ」
あずさ「どうして、言う事を・・・!」
ルフィア「だって、この先どんな危険が待っていても、私は少しも怖くなくなったもの・・・」
あずさ「なっ、何言ってんだよルフィア。俺は・・・」
ルフィア「自信なんて、これからつければいいじゃない。それに自信がなくても、いざと言う時には、私を守ってくれるんでしょ?」
あずさ「そ、そりゃ・・・」
ルフィア「お願いします騎士さん。私を守ってください。私も、一生懸命頑張りますから・・・」
あずさ「・・・」
ルフィア「・・・?」
あずさ「死ぬかもしれないんだぞ」
ルフィア「死なないわよ」
あずさ「どうして?」
ルフィア「理由なんて無いけど・・・あずさと一緒ならそんな気がするの」
あずさ「聞き分けの無い女だな」
ルフィア「あら、そんな事、今更わかったの?」
あずさ「・・・知ってたよ。あはははっ!」
ルフィア「なによ、あずさ。その笑いは?」
あずさ「・・・正直言って、こうなるんじゃないかって気がしてたよ」
ルフィア「私もそう思ってた」
あずさ「ルフィア・・・」
ルフィア「今更、一人ぼっちになんてしないでね、あずさ・・・約束して」
あずさ「・・・努力はするよ」
ルフィア「・・・それで充分よ」
あずさ「さて、まずはシェラン王国だな。行くぞ、ルフィア」
ルフィア「はい」
・・・長い!まだ再序盤だっていうのに、あまりにも操作不能な時間が長すぎるよ!!内容自体は薄いんだから、もっと短くできたでしょうに。
舞台演劇とかドラマとかアニメとか?主に登場する人物達の掛け合いで話が進んで行く系のものなら、これはこれでアリなのかもしれませんけど、少なくともこの会話の冗長さはゲーム向きじゃない!!
これまで、ストーリーに関する内容の不備でイライラさせられることは多々ありましたけど、こういったパターンで嫌だな~って感じるのは初めてかもしれません。ゲームシステムを最優先にして作られたシナリオでないことはほぼ確実なので、後はもうストーリーの内容に期待するしかありませんね。
ともあれ、これで2人旅になりました。ルフィアさんは攻撃魔法を駆使して戦う魔法使いタイプのようですね。
一瞬、ルフィアさんを仲間にしてからレベル上げをするべきだったかなと後悔したのですが、敵から得られる取得経験値は人数で割られる形式みたいなので、一人で稼いだ分も無駄にはならなそうです。
一度、アレキアへ戻ってルフィアさん用のダガーを購入してからシェランへ・・・その道中にある北の洞窟内で、行き倒れの人を発見しました。
あずさ「大丈夫ですか?しっかりしてください」
行き倒れていた人「ああ、大丈夫だ。それより、あんた剣士なのかい?ライラが、俺の妹が、シェラン城にいるんだ!」
あ、多分この人ってダニルさんですね。チャタムの人が行方不明になってるっていってたけど、こんなところで行き倒れていたのですね。
あずさ「妹さんが?」
ダニル「妹が心配でここまで来たんだが、モンスターに襲われて・・・お願いだ。俺をシェランまで連れて行ってくれ」
む、妹さんを助けるのはやぶさかではありませんが、ダニルさんを連れて行く必要は無いんじゃ?ただの足手まといです。
あずさ「わかりました。ライラさんの事は私に任せてください。ただし、あなたは、ここから村へ引き返してください。この先は危険です」
ダニル「・・・そうか。わかった。妹を、ライラを頼む」
うんうん。理性的な人で助かりました。
さっきも連れて行くとか連れて行かないでもめたばかりですけど、ルフィアさんは何だかんだ言って強いですからね・・・
あずさ「妹さんは、きっと無事ですよ」
ダニル「・・・ありがとう。そうだ、この鍵を持って行ってくれ。ライラが城で使っていた物だ」
鍵はありがたいのですが、セキュリティ的に大分問題がありますね・・・
ダニル「俺は一人でも大丈夫だ。早く、シェランへ行って、ライラを捜してきてくれ」
こうしてシェランに戻ってきたわけですが・・・今日はここまでかな。
Studio POPPOのプログラム兼システム担当です。
ウォーキング・デッド大好き!ダリルかっこいいよっ!主食はキノコです。