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皆さんこんにちは。
時渡のみづちの再来を今か今かと待っている伊達あずさです。
私も乗ってみたいな。時渡のみづち・・・
では、王殺しの犯人パラドックを倒し、旧王都を脱したところからの再開です。
普通ならこのまま新王都へ向かうところなのですが・・・旧王都って今どういった状態になっているのでしょうか。騎士達は既に新王都へと移っているのでしょうけど、流石に住人達は全部が全部新王都に移動するわけではないのですよね?幾ら首都としての機能が失われたからと言っても、建物などは全部残っているわけですから、このままここに残って住む人もいそうなものです。
というわけで、新王都に行く前に、ちょっと旧王都の様子を覗いてみたいと思います。
完全に無人ですね・・・ひとっこひとりいません。
建物の中も無人です。まだ色々残ってるようにも見えますけど・・・もったいないな。
特に博物館なんて、展示物がまるまる残されちゃってますからね。ここに飾ってあるものって歴史的な価値があるものなんじゃないの!?
未だ稼働している唯一の人型天使であるアルルーナさんまで置き去り!?流石にこれは酷いんじゃ!!
アルルーナ「新王都神殿にて大神官ミジュアが貴方を待ちます」
折角なので、私の成すべきことを示してもらいました。ミジュアさん・・・久しぶりの登場ですね。大神官が出てくるということは、やはり旧王都の地下に眠るというザの神の王がらみの話かな?
結局、旧王都にはアルルーナさん以外誰もいなかったので、大人しく新王都に向かいます。
関所を抜けて新王都に到着!特に何事もなくいつも通りの道程でした。
旧王都でアルルーナさんから言われた通り、王宮に入ると神殿に行くよう促されます。こころなしか、騎士達の私に対する当たりが柔らかくなってますね。
素直にミジュアさんが待つという神殿へ。
ミジュア「おおあずさよ!戻ったか!」
ゼノビア「ミケーネ、済まぬ。私は陛下を守ることができなかった」
ミケーネ「ゼノビア・・・陛下のことは部下に聞いた・・・貴方のせいではない」
ミジュア「ミケーネの言う通りだ。そして、過ぎた事より今後のことが大切だ・・・陛下が亡くなられた今、新たな王を頂かなければならない・・・」
結構、皆切り替えが早いですね。そもそも、アサシネア6世自体、先代のイブスキ家から王位を簒奪してるわけですから、そういう文化なのかもしれませんね。
ミジュア「あずさよ・・・私はそなたをアサシナの新しい王に迎えたいと思うのだが」
はぁ!?クノン王子がいるでしょうよ!!何のために歴史を曲げてまで助けたのよ!
ゼノビア「あずさを王に!私は反対しませんが・・・しかし、ミジュア様!クノン王子が・・・」
反対しないと明言しちゃったことはどうかと思いますけど、珍しくゼノビアが常識的な発言をした!でも、まさしくその通りですよ!
ミジュア「ゼノビアよ。あずさを王位にというのはそのクノン王子とレムヌ様のご推薦でもあるのだよ」
ゼノビア「クノン王子とレムヌ様の!」
・・・え?クノン王子って805年に生まれて、今809年なわけですから、精々4歳ぐらいだよね!?ゼノビアは一体どこに驚いたのだろう。
ミジュア「レムヌ様はおっしゃった・・・これからアサシナは大きな困難を乗り越えて行かなければならない・・・そんな時にあずさ、貴方の様な指導者が必要だと・・・」
全く持って指導者として評価されるようなことを今までしてきてないんだけど・・・
ミジュア「あずさ、引き受けてくれるな?」
あずさ「ミジュア様・・・私の力が役に立つなら・・・」
ええっ、こんな重要な局面に限って、中の人に選択権が無いの!?
ミジュア「そうか!そうと決まれば、さっそく明日にでも即位の儀式を行わなければ!ミケーネ、準備を頼んだぞ」
ミケーネ「はい!」
何か王様になっちゃったよ・・・っていうか、カイザーさんとかエルダスさんとか、王の側近だった偉い人達の了承は!?後でもめるの嫌だよ!!
ミジュア「あずさ、今日は疲れたじゃろう。明日までゆっくり休むがよい」
などと言われつつ、どういうわけか図書室っぽい場所で机に突っ伏すように寝かされていた私・・・まあ、ミジュアさんが呼んでいるらしいので、神殿に行きますか。
そう、頭では思っているのに何故か体が動かない!
どうやら、ドネア女王にホールド・パーソンの魔法をかけられていたみたいです。
ドネア「王宮の皆に聞きました・・・あずさ様、貴方がアサシナの新しい王となられるのですね・・・」
あずさ「ドネア様、パラドックは・・・」
ドネア「パラドック様のことはどうか・・・もう何もおっしゃらないで・・・私はこうなったことにほっとしているんです・・・こんなことを言っては不謹慎かもしれませんけど・・・」
あずさ「ドネア・・・」
何で急に呼び捨て!?
ドネア「あずさ様、お願いがあるのです。私をこのままここに置いてください!」
え!?ドネアさんってガラマニアを兄王に代わって治めていたんじゃなかったの!?第一、まだ結婚式をしていませんでしたし、かろうじて未亡人にはなってませんよ!?
あずさ「・・・ガラマニアには帰らないというのですか?」
ドネア「私はガラマニアとアサシナの絆となりたいのです」
そしてここは何故かちゃんと選べる。
う、う~ん・・・本気で絆になりたいと思っているのであれば、ガラマニアに女王として君臨して頂いた方がどう考えても良いと思うのですが・・・大体、ガラマニアは今王を失った状態にあるわけですよね?アサシナ同様、あまり良い状態ではないと思います。そもそも、女王をアサシナに嫁がせるという行為自体に土台無理があったのですよ。
あずさ「ドネア様、今となっては・・・ガラマニアに帰るべきです」
今となってなくても最初から帰るべき・・・っていうか、ガラマニアを離れるべきではありませんでしたよ。
ドネア「あずさ様・・・」
あずさ「アサシナもガラマニアもこれから苦しい時代を生き抜いていかなければなりません。そんな時、貴方はガラマニアにとって必要な方です」
うんうん。皆は姫呼ばわりしてますけど、実際は女王なんですからね!
ドネア「私はアサシナで貴方のお役に立ちたい・・・」
何か本音が出ちゃってますけど。しかも、随分、押してくるじゃないですか。
あずさ「ドネア・・・私の王位はとても安定したものとは言えなくなるでしょう。それだけの混乱がアサシナを待ち受けているのです。私の命もいつ消えてしまうかもわかりません。貴方を危険にさらしたくないのです」
そもそもこの体は2度も死んでるんですけどね。まあ、これは嘘も方便というやつでしょう。
ドネア「死ぬことなど恐れはしません!」
まあ、そういう説得のされ方をしたらそう言い返したくもなりますよね。
あずさ「ドネア・・・ありがとう。でもこれ以上私を困らせないでください・・・私は神殿に行かなくてはなりません・・・」
ドネア「あずさ様・・・別に困らせるなんて・・・わかりました。ガラマニアに帰ります・・・」
そういってドネア女王は国に帰っていきました。えっ、まさか1人で帰したわけじゃないよね!?
そんなこんなで、図書室っぽい場所に1人取り残された私ですが・・・即位の儀式に向かうのは次回かな。
Studio POPPOのプログラム兼システム担当です。
ウォーキング・デッド大好き!ダリルかっこいいよっ!主食はキノコです。