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皆さんこんにちは。
どうやったら世界が救えるのか、全く分からなくなってしまった伊達あずさです。
未来の出来事が分かるという割に、世界が滅亡する詳しい経緯を知らないため、過去の何を変えれば世界が救えるのか全く分からない状況で、適当な20年を過ごしちゃっているというのが現状です。
世界記に記されていること全てを変更すれば世界が救えるのかと思っていた時期もあったのですが、私がぼ~っと呑気に暮らしている間に、808年の「婚約成立」は歴史的に確定してしまっていたのです。
それによく考えてみたら、私がこの世界に関与し始める前、804年に起こった出来事(イブスキの悲劇、平和協定成立、邪道盗賊衆の横行)についてはどのみち変更できないのですよね。ほんと、私って一体何がしたいのでしょうねぇ・・・
後さ、私の行動次第で世界記の記述はリアルタイムに書き替わるはずなのに、ドネア女王がゲ神になっちゃった今も、暗殺されるという歴史が書き替わってないのですよ。それっておかしくない?私がドネア女王を元の姿に戻すまでは、失踪状態にあるはずなのですから、暗殺される歴史だって無くなってないとおかしいはずなんですよ。これじゃ、歴史を自由にできる存在であるはずの私が歴史に縛られちゃってるみたいじゃん!コンセプトが崩壊してる!!
これまでに渡り歩いた世界でも、ところどころ納得いかない点があるなんてことはありましたけど、ここまでコンスタントに納得いかない事ばかり出てくるとは・・・
とりあえずドネア女王をどうにかしちゃいましょうか。ドネア女王はパラドックさんとの結婚が嫌でガラマニアから逃げたわけですから、仮に姿が元に戻ったところで、もう王都には行かないのでしょうし、どっちにしろ暗殺される歴史は書き替わることでしょう。もし姿が戻るや否や「やっぱり皆に迷惑がかかるからパラドックさんと結婚します」とか、私が損するだけの訳の分からないことを言い出したら、その時は・・・
ゲ神を連れ回している如何にもな不審者であっても、自国の女王を誘拐した容疑者であっても、1度フラグが立ってしまえば関所だって素通りできてしまうのです。今更なことかもしれませんけど、この世界からはリアリティというものに対する配慮が一切感じられません。
ユクモが無くなってしまったので陸路でドルークに向かいます。天使の墓場が開通したとはいえ、道中には相変わらず暴走天使がうじゃうじゃいるのですよね。この世界の人達はランダムエンカウントを完璧に避ける手立てを持っているのかもしれませんね。
特にこれといった妨害もなくドルークに到着。
この世界ではアポを取る手立てもないので、失礼だとは思いつつも、リザーラさんの家に押しかけちゃいます。ごめんくださーい。
勝手に人様の家の寝室にまで上がり込んじゃいましたけど、リザーラさんは不在の御様子。
どうやら神殿でお仕事中だったみたいです。
では、村の外れにあるザの神殿へ。
控室までたどり着いたのですが、ゲ神信者だからなのか、ゲ神になっちゃったからなのかはわかりませんが、ドネアさんはここから先へはいけないみたいです。むしろ、その姿のまま村の中まで入ってこれた時点で行幸です。
あ、いたいた。リザーラさんお久しぶりです。
リザーラ「あずささん・・・お久しぶりです」
あずさ「リザーラ、貴方の力をお借りしたくて参りました」
リザーラ「今やアサシナ王の信任厚い貴方が・・・一体どうされたのです?」
何か引っかかる言い方ですね。リザーラさんと現王様(アサシネア6世)って仲悪いの?王様の方はそうでもなかったから、もしそうならリザーラさんが一方的に嫌ってるってことになりますけど。
あずさ「ゲの神の呪いにかかった者を治して欲しいのです」
リザーラ「・・・確かにザの神の知識を持ってすればゲの神の呪いを解けるでしょう。元々ザの神はゲの神を滅ぼすために生まれたのですから」
あずさ「ザの神がゲの神を滅ぼすために生まれた!?」
え?なんで今更そんなところで驚くの?王都博物館にそんな感じの歴史について書かれたものがあったじゃん。
リザーラ「最近はゲの神の力がまた強くなってきているようです。ザの神にかけられた封印を解くべき時期が来ているのかもしれません・・・」
あずさ「・・・」
完全に話をそらされてしまったため閉口するしかありません。あのぉ・・・私はドネア女王にかけられた呪いを解いてほしいだけなのですけど・・・
リザーラ「話が長くなりましたね。ゲの呪いを解いてあげましょう。その方はどちらに?」
あずさ「この祭壇室には入れないので、控え室で待っております」
リザーラ「わかりました。一時的に結界を解きましょう。どうぞその方をお呼びください」
随分と大がかりなことをやっちゃうのですね。この祭壇室でないとゲの神の呪いが解けないってことなのでしょうか。
控室まで呼びに戻るのかと思いきや、ここから大声で呼んじゃったよ!?
そして、名前を呼ばれただけですべてを察して中に入ってきちゃうドネア女王。
リザーラ「これはかなり強い呪いですね・・・ちょっと待っていてください。大いなるザの神よ!ゲの呪いを受けた者に救いの力を与えたまえ!」
ザの神「・・・システム内に混合物認識・・・初期化・・・・・・・・・終了」
外見だけはロボっぽい感じを装ってますけど、やってることはファンタジックな魔法と何ら変わらないよね・・・そもそも、どうしてザの神はゲ神信者の領域にいるドネア女王の初期状態を把握していたのでしょうか。
せめて、もう少しSF的な装置に入れて治療するとかそういった感じの手順を踏んでくれた方がそれっぽかったのですけどねぇ・・・多分、そういった感じのグラフィックを用意するのが面倒くさかったのでしょうね。
しかしながら、もっと戻すにあたってあれこれ要求されるものと覚悟していたのですけど、意外にあっさり元に戻っちゃいましたね。
リザーラ「こんなに美しい方だったなんて・・・」
ドネア「私の姿・・・元に戻ったのね・・・リザーラ様、ありがとうございました」
あずさ「ガラマニアのドネア姫です」
まあ、正確には女王だと思うけどね・・・
リザーラ「なるほど・・・ガラマニアの姫が行方不明になっていると聞きましたが・・・こういう事でしたの・・・」
あずさ「さあ、ドネア姫、アサシナへ参りましょう」
え!?アサシナに連れて行っちゃうの!?
ドネア「・・・はい、あずさ・・・私の我が儘から貴方には迷惑をかけました。本当にごめんなさい・・・私、パラドック様にお会いしてみようと思います・・・それがガラマニアのためになるのなら・・・」
そうくると思ってたよ。あの時は一時の感情で逃げちゃったけど、ゲ神にされちゃってたことで、今なら逃げたことを誤魔化せるかもしれないと思ったから考え直したってことでしょうか。今なら私もドネア女王誘拐犯からドネア女王を救った英雄へとクラスチェンジできますし、まあいいんじゃないでしょうか。
というわけで、ドネア女王をアサシナまで連れていくという当初の任務に戻ることとなったわけですが・・・続きは次回かな。
Studio POPPOのプログラム兼システム担当です。
ウォーキング・デッド大好き!ダリルかっこいいよっ!主食はキノコです。