悪魔城伝説のプレイ日記1:レトロゲーム(ファミコン)

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皆さんこんにちは。
普通ならば1作目からプレイしたい伊達あずさです。
そんな性分であるにもかかわらず、今回プレイするのは「悪魔城伝説」です。
悪魔城伝説のプレイ日記1:レトロゲーム(ファミコン)_挿絵1

その名前からも想像に易いとは思いますが、これ、かの有名な横スクロールアクションゲーム悪魔城ドラキュラの続編なのです。なので、普通なら悪魔城ドラキュラの方からプレイするところなんですけど、そっちはディスクシステムなんですよねぇ・・・
いや、過去に2度もディスクシステムのゲームをやっておきながら今更なんだよって話ではあるんですけど、悪魔城ドラキュラにはちゃんとファミコン版があるものですから。ただ、その肝心のファミコン版は後期の移植だったために世に出回っている本数が少ない上、あまりにも名作過ぎるせいで・・・ね。そういった事情もあって仕方なくこちらからプレイすることにしました。
それに、実は悪魔城ドラキュラよりも悪魔城伝説の方がストーリー的には過去のお話なのですよ。なので、丁度いいんじゃないかな。

悪魔城伝説ではゲーム内(っていってもゲーム開始前だけど)にある程度ストーリーが記されているので、いつもの様にそちらから確認していきましょう。

ストーリー

15世紀、ヨーロッパ。この暗黒の地に恐るべき人物がいた。トランシルヴァニアのヴラド・ツェペシュ、またの名をドラキュラといった。殺戮を喜びとし、破壊の限りを尽くすことに飽き足らなくなった彼は、遥かなる太古に失われし魔法を復活させ、暗黒邪神をこの世に呼び覚ました。狂王は邪神の力を借りて忌まわしき魔物を次々と世へ送り出し、ワラキア全土を暗黒と殺戮の地へと変えていった。そして、自らの野望に狂った王はついにはその魔の手をヨーロッパ全土に広げようと図ったのであった。この地を穢し血で染めようと・・・

このことを重くみた正教会は直ちに手を打って軍隊を送り込んだ。また、かの地でもドラキュラに対して戦いを挑もうとする者達があった。だがしかし、誰一人として生きて戻って来た者はいなかった・・・なすすべのなくなった正教会はついに真正ヴァンパイア・ハンターと呼ばれるベルモンド家にドラキュラ討伐を委ねることを決意した。
ベルモンド家とは太古にまで遡る古い血筋を持ち、忌まわしき者達との戦いの中で生き延びてきたという一族であった。しかし、そのあまりにも人間離れした能力のために人々からは恐れられ疎んじられてきた。そのため、何時しか人々の前から姿を消し、久しい間彼らを見た者はいなかった・・・
教皇はあらゆる手を尽くし、ついにベルモンドの血を受け継いだ人間に巡り合うことができた。その若者の名はラルフ・ベルモンドであった。

シモン・ベルモンドの時代を遡る事100余年、ドラキュラと人間の戦いが今ここにはじまろうとしている・・・


ヴァンパイア・ハンターの件は別としてもトランシルヴァニア(現ルーマニア中部から北西部)は実際にある地名ですし、ヴラド(ドラキュラ)という方も実際に存在する方です。悪魔城伝説はその当時本当にあったドラキュラ伝説をもとにして作られたお話ということになります。
ヴラドさんはワラキア公国(現ルーマニアの南部)の君主であり「串刺し公」と敵に恐れられる英雄でした。悪魔城伝説のストーリーにも登場していたツェペシュというのは「串刺す者」という意味で、いわゆる二つ名みたいなものですね。

串刺し公たるヴラドさんは侵略者であるオスマン帝国軍をちぎっては刺し、ちぎっては刺した末、オスマン帝国兵2万を串刺しにして林を作ったんだとか・・・これだけ聞くと極悪人っぽいですけど、当時、重罪人に対しては串刺しの刑が良く用いられていたそうなのです。だからヴラドさんが特別冷淡っていうわけではないんだそうな。むしろ、ヴラドさんは相手が自国の貴族であっても重罪を犯せば農民同様串刺しの刑に処していたらしいので、存外公正な人だったのかもしれません。そんな英雄ヴラドさんがなぜ(東方)正教会、果ては人類に仇なす吸血鬼の汚名を着せられたのか・・・

侵略者であるオスマン帝国としては少ない兵数で果敢に抵抗してくるヴラドさんがうざくて仕方ありません。とはいえ、正面から戦を仕掛けてもオスマン帝国軍の被害は増える一方・・・そこで、オスマン帝国はヴラドさんの弟を新たなワラキア公として担ぎ上げ、度重なる戦によって疲弊しきっていたワラキア公国内の厭戦気分を利用して内部からヴラドさんを貶めることにしました。結果的にその謀は成功し、君主の座を追われたヴラドさんはトランシルヴァニアへと逃げることになります。
当時、正教会と対立状態にあったカトリック教国のハンガリーはオスマン帝国に対して十字軍を派遣すべきだとローマ教会などから圧力を受けていました。しかし、自国内の情勢が不安定だったため、十字軍の派遣は回避したい。そのような事情から、対立状態にある正教会所属のワラキアが小国であるにもかかわらずオスマン帝国に対して善戦を繰り返しているという事実はハンガリーにとって都合の悪いものでした。そこで、ヴラドさんがトランシルヴァニアへと退いた折を見計らい、ハンガリー王はヴラドにオスマン帝国と内通していたというありもしない罪を着せ強引にヴラドさんを幽閉してしまいます。ただ、ヴラドさんは対オスマン帝国の英雄としてその名が知れ渡るほどの英雄です。そんな英雄を何の理由もなく幽閉したのでは世論がそれを許しません。そこでハンガリー王はヴラドさんの残虐性、あるいは、ワラキア公国内での圧政ぶりなどをでっちあげ、当時発明されたばかりの活版印刷技術などまでフル活用してヴラドさんの名誉を貶めたのです。

その後、ヴラドさんは正教からカトリック教へと改宗することでハンガリー王の助力を得、再びワラキア公に返り咲きますが、この改宗によってワラキア国内での民心を失い、後にワラキア貴族達によって暗殺されてしまった(諸説あり)わけです。
そう、悪魔城伝説におけるヴラドさんの評価は当時のハンガリー王が流布したとされるでっちあげの悪評をもとにしているのです。なので、ヴラドさんからすればとんだ言いがかりということになりますね。

ですがまあ・・・それはそれこれはこれというわけで、私が書くプレイ日記のスタイルについてはこちらを予めご確認ください!

悪魔城伝説のプレイ日記1:レトロゲーム(ファミコン)_挿絵2
今回の主人公はコナミワイワイワールドにも出演していたシモンさんの先祖ラルフ・ベルモンドってことになってはいるのですが、何故か始める前に名前を入力することができます。よって、私はラルフ・あずさ・ベルモンドとしてこの世界に降臨することになりました!

悪魔城伝説のプレイ日記1:レトロゲーム(ファミコン)_挿絵3
それっぽさを演出するためにヴァンパイア・ハンターとしてのルーティーンをこなします。こういう怪しげな職業にはそれっぽさも大事なんですよ。あまりカジュアルにやりすぎると依頼者だってありがたみを感じないでしょ?

悪魔城伝説のプレイ日記1:レトロゲーム(ファミコン)_挿絵4
ではいざ出発・・・するのは何と次回!
ちょっと、ヴラドさんの話を長くし過ぎましたね・・・もうこれプレイ日記じゃないじゃん。

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