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皆さんこんにちは。
人の数だけ正義があると思っている伊達あずさです。
初回にイアルティスの歴史をご紹介しましたけど、そこで闇の民とご紹介したベラニード族って一体どんな種族なのでしょうね。
何かこう、絶対悪って逆に違和感があるんですよね。だって闇の民ですよ?何に対して闇なのよって話なわけですよ。
現実世界にだって、勝てば官軍なんていうなんていう言葉もあるぐらいですから、ベラニード族は戦に負けたから闇扱いされてるに過ぎない可能性だって十分あるわけです。
何事も1つの面に捕らわれ過ぎて、物事の本質を見失わないように気を付けたいものですね。
バズー!魔法世界が久しぶりに設定の細かいロールプレイングゲームだっため、ついつい余計な事を考えてしまいました。
さてさて、ハイブレスのグリフォンの宿屋から再開です。
フェールと町の入り口でお別れしましたが、代書屋さんがグリフォンの宿屋にしかなかったため、このように気まずい結果となってしまいました。
とりあえず、祖父に会いに行く前にハイブレスの町を散策してみようかな。
ハイブレス
- 安い宿は奥の方にある
- 伯爵様は領民を大事にしてくれる
- ハイブレスは騎士の時代に戦いの最前線になった町
- この町は冬になると雪に閉ざされる
- ダルネリアがデュエルファン王国に占領された
- ロマールがまた決闘する
名前 | 価格 |
---|---|
ダガー | 75 |
ショートソード | 200 |
ローブ | 50 |
名前 | 価格 |
---|---|
ミネアの薬草 | 20 |
ラフェの薬草 | 100 |
- 代書屋
- フェスター教会
- グリフォンの宿屋(1人10G)
- ナカネッシュの宿屋(1人20G)
ここへ来るまでの修行の副次効果で、所持金が1万ゴル以上になっていたので、武器と防具を新調してみました。
しかし、町で声をかけた人が「伯爵様は領民を大事にしてくれる」とか言ってたんですけど、前置きも無く突然そんな言い方をされてしまうと、まるで領主に洗脳でもされてるんじゃないかと逆に怖くなってしまいます。いやまあ、祖父が褒められているのですから、悪い気はしないのですが・・・
ここハイブレスには魔術ギルドがあるのですが、魔術師以外は立ち入る事すら禁止されているそうです。
一通り町の散策も終わったので、祖父が居るであろうお城へと向かいました。
衛兵に祖父の孫だと伝えると、あっさり中へ入れてもらうことができました。
これまでの世界に居た呑気な王様達とは違い、玉座に常駐してない!?たったそれだけの事で、ちゃんと仕事してる感がでますよね。我が祖父ながら侮れぬ・・・
当然の事ながら、祖父とは初対面のようです。
母クレアに持たされた手紙を渡すと、結構あっさり私のことを孫だと認めてくれました。
さて・・・問題はここからです。
私が父リカルドの子であると祖父に理解してもらった所で、魔法学校への紹介状を書いてもらえないかお願いすると・・・
祖父「それがどういうことなのか分かっておるのか。お前がブレス家の代表として、セラスへ行くということなのだぞ」
私「お父様の様な魔術師になりたいのです」
祖父「それで・・・お前は、何ができるのじゃ。今まで何をして暮らしてきた」
私「農婦です」
祖父「農婦だと、単なる農婦が魔術師になれると思っているのか。探索者としての修行はやっておるのか?」
私「・・・いいえ」
祖父「そのような者に務まると思っておるのか。危険な探索に従事する魔術師が、武器も扱えぬでは通らぬぞ!」
・・・祖父はびっくりするほどの常識人でした。
これまでの世界なら、こんなまともなやり取りなどなく、ホイホイ紹介状を書いてもらえたでしょうに・・・
驚くほどの正論なのに逆に斬新!何か新鮮!!
そんな私と祖父の間に1人の騎士見習いが割って入ってきました。
彼の名はロマール。私の従兄弟にあたるようです。
祖父とロマールはお互い一歩も引かず大声を張り上げてましたが、半ばあきれ気味に祖父が折れました。
そんなわけで、ハイブレス城に置いてもらえることになりました。
それから暫くの間、城内で使用人として働く私。
ロマール「おじい様。何時まであずさに召使いの真似ごとなどさせておくのですか!」
祖父「ロマール。儂はあずさを認めたわけではない。先ずは礼儀作法から身に着けさせねば、恥ずかしくてセラスになどやれぬわ!」
ロマール「どうすれば、認めて下さるのですか!」
私「いいのよ、ロマール。おじい様のおっしゃる通りだわ」
ロマール「君は黙っていたまえ!私はおじい様にお聞きしたいんだ!」
祖父「そこまで言うのなら、ガゼラの塔から我がブレス家の印を持ってくるがよい。見事成し遂げたなら、ブレス家の者と認めよう」
ロマール「しかし、あそこは危険な・・・」
祖父「さあ、食事だ。感謝の祈りを忘れてはならんぞ」
祖父の常識人ぶりにはブレがありません。そりゃ、突然やってきて孫ですなんて言われても困りますよね。まして、由緒あるブレス家の代表として送り出すとなった場合、田舎者の農婦のままでは魔術師学校に入学してからの生活に支障がでます。しかも、ブレス家の者と認めてないとか言いながら、セラスに送り出す前提で考えている辺り、物凄く優しい人じゃないですか!
むしろ、ロマールこそいちいち突っかかり過ぎなのです。
食事が終わるとロマールに部屋に来るよう声をかけられましたが・・・折角だから、お城の中を見て回っちゃいましょうかね。
祖父は自室で仕事に勤しんでおりました。領主ともなるとやることが沢山あるのでしょうね。
誤解も何も、これまで色んな世界を渡り歩いてきましたが、祖父程の常識人と出会ったことがありません。悪い人だなんて思うわけないじゃないですか!
ちなみに食糧庫の奥に宝箱が2つ見えるのですが、ここまで常識的な世界だと、これまで当たり前のように行ってきた他人の家の宝箱やタンスを無許可で漁るという行為にも抵抗が・・・やっぱり、今は手を付けないでおこう・・・
城勤めの司祭様とお話した所、この世界の魔法に関して少しお話を聞くことができました。
この世界では僧侶が起こす奇跡も魔法としてひとくくりになっているみたいです。しかし、魔法を使える人はごく限られているみたいですね。そうなってくると・・・フェールはやっぱりただ者ではないってことになります。
他には武器庫がありましたが、今は特に用がありません。
城の中も見終えたので、ロマールの部屋へ向かいました。
ロマールに祖父が言っていたガゼラの塔について聞いてみると、そこは戦士でも危険なところなのだそうです。
う~ん、「戦士でも危険」っていう例え方がいまいち良く理解できませんね。そもそも、戦士、騎士、魔術師の力関係が分からないんですもん。それに、何でそんなところにブレス家の印があるのでしょうね。
私の疑問はさておき、ロマールが早速城の塔の4階で剣の手ほどきをしてくれるそうです。
そんなわけで、「タイミング良くAボタンを押す」という良く分からない訓練が始まりました。
いまいちロマールが言う良いタイミングというのは分かりませんが、とにかく鬼のようにAボタンを連射することで、ダメ出しを受ける事も無くあっさりOKを貰う事ができました。
っていうか、この世界の魔術師って武器にも精通してるものなんですね。結構独自の定義なのかも。
それから3カ月が過ぎ、私も何時しか立派な探索者へと成長していました。っていうか、探索者と戦士の力関係は!?
ロマールとの厳しい3カ月の修行を経て、彼も驚くほどの成長をみせた私。
・・・って思ったら、3カ月もかけて得た経験値が150って・・・3カ月もの間、何をしてたの私!!
だって私が今までに取得した経験値の総量って9334ですよ!?外で敵と戦ってた方が遥かにましじゃん!っていうか、経験値150なんてキラーフロッグ2匹分だよ!?
こんな非効率的な修行をするぐらいだったら、1人で外に出て敵と戦った方がまし!
しかし、謎の自制心によってハイブレスの外に出られない・・・
従兄弟とのチャンバラごっこで無駄に3カ月も過ごしてしまった私は失意のまま、今日を終えるのでした・・・
Studio POPPOのプログラム兼システム担当です。
ウォーキング・デッド大好き!ダリルかっこいいよっ!主食はキノコです。