殺意の階層 ソフトハウス連続殺人事件のプレイ日記2:レトロゲーム(ファミコン)

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前回からの続きです!

皆さんこんにちは。
期限が不明なため、計画も立てられず困惑している伊達あずさです。
せめて、何時まで調査して良いのか教えて欲しい!

殺意の階層 ソフトハウス連続殺人事件のプレイ日記2:レトロゲーム(ファミコン)_挿絵1
それでは、調査を再開しましょうか。
事件現場となった城ケ崎海岸の崖の上は調べ終えたので、次は遺体がある崖の下に移動しようと思います。当然、移動すると3分経過してしまいます。

城ケ崎の事件現場 崖の下

10月1日 12:33
殺意の階層 ソフトハウス連続殺人事件のプレイ日記2:レトロゲーム(ファミコン)_挿絵2
西河さんの遺体がある崖の下にやってきました。まずは遺体を詳しく調べてみましょう。

中村「財布の中の名刺とカードから西河 正人と断定した。名刺入れに君の名刺があったので、君に連絡したんだが、間違いないかね?」

実際に友人だったようなので、それは確かですが、何故西河さんはこんなことになってしまったのか。
事情を知るためにも、もう少し、遺体を調べてみましょう。次は遺体の背広を調べてみましょう。

中村「おや、背広のポケットに手帳があった」

手帳ですか・・・中を見てみましょう。

殺意の階層 ソフトハウス連続殺人事件のプレイ日記2:レトロゲーム(ファミコン)_挿絵3
中村「仕事の予定などが書いてある・・・おや、このページには短歌が書いてあるな。”ねがわくば きくのもとにて あきしなむ そのながつきの もちづきのころ”これは何を意味するんだ?”辞世の句”とも考えられるな。何にしても、証拠になりそうだな・・・樫畠くん、取っておくぞ」

辞世の句ですか。でも、意味がまったくわからない・・・まず、ひらがななのも良くないよね。せめて漢字で書かれていたら、もう少し、意味を読み解けたかもしれないのに。色々予想はできますが、先入観が生まれると良くないので今は考えないことにしておきましょう。

さて、次は・・・遺体の背中が白く汚れていますね。

中村「背広の背中と、ズボンの裾が汚れている。何なのかなあ・・・」

いや、ペンキだと思うのですが・・・鑑識の林さんに聞いてみます?

中村「よし、わかった。林さん!」

本当は衣服の汚れについて聞きたかったのですが、聞けないみたいなので、とりあえず死亡推定時刻と死因ついて聞いておきましょう。

中村「死亡推定時刻について教えて欲しいんだがね」

林「今日の0時から2時にかけての間です」

中村「死因について教えて欲しいんだがね」

林「頭蓋骨骨折、内臓破裂・・・要するに、転落死ですね」

中村「ご苦労でした。また、何か分からないことが出てきたらお願いします」

うーん、林さんには教えてもらえませんでしたけど、遺体の服に付着している汚れは、崖の上の柵に塗られていたペンキですよね。でも、ペンキは背中側に付いています。もし、自分で飛び降りるなら普通、ペンキは正面の胸やお腹につきそうなものです。とはいえ、背中から落ちたからって必ずしも他殺とは言えませんけどね。何故なら足を滑らせて背中から落ちたという可能性もゼロではないからです。でも、樫畠さん(私)は背中側から落ちたから他殺だ!誰かに突き落とされたんだ!と断定しちゃったみたいです。
他殺の証拠があるわけでもなく、状況的にも他殺とは断定できないのに決めつけは良くないなぁ・・・でも、わざわざ樫畠さん(私)がそう言いだしたとなると、他殺ってことになっちゃうのですよね。ゲームの世界では。そもそもタイトルだって「連続殺人事件」ですしね。

城ケ崎の事件現場 崖の上

10月1日 12:57
殺意の階層 ソフトハウス連続殺人事件のプレイ日記2:レトロゲーム(ファミコン)_挿絵4
崖の下での調査を終えて崖の上に戻って来ました。

中村「おっ、待ってくれ。今、ホトケの会社の社長が、連絡を聞いて駆けつけてきたようだ」

殺意の階層 ソフトハウス連続殺人事件のプレイ日記2:レトロゲーム(ファミコン)_挿絵5
富野「初めまして。私、パワーソフトの社長をしております、富野と申します」

あ、どうも、伊達あずさ・・・あっ、いえ、今は樫畠明人でした。西河さんとは大学時代からの付き合いでした。今は侵略者・・・あ、いえ、探偵みたいなことをしています。そして、こちらの方は・・・

中村「この事件を担当する中村です。樫畠くんは警察の人間ではありませんが、身寄りのない被害者の身元確認に来てもらいました」

今回の事件に関してですが、富野さんには何か心当たりのようなものがあったりしませんか?

富野「西河くんは、運転免許を持っていません。その時間に一人でこんなところまでこられるはずはないんです!それに、お恥ずかしい話ですが、彼はうちの社内で恨みを買っていた節もあるんです・・・彼の死に何があったのか調べて頂けませんか!?お願いします!」

こうして、偽装殺人を見破ったことにされてしまった(偽装していたという根拠もなければ、未だ事故死という可能性もゼロではないはずなのですが・・・・)私は、パワーソフト社の社長、富野 裕さんから調査を依頼されることになりました。
事件の翌日、私は西河さんが勤めていた会社、パワーソフト社に向かいます。

パワーソフト社 会議室

10月2日 9:30
殺意の階層 ソフトハウス連続殺人事件のプレイ日記2:レトロゲーム(ファミコン)_挿絵6
富野「樫畠さん、私は西河くんを殺した犯人はこの社内に居るのではないかと思うんです」

え~西河さんってそんなに恨まれていたのですか?

富野「我が社は昨年、フェアリーコンピュータ用のゲーム、”スーパーマルクスブラザーズ”が大変ヒットしました。その作者ということで、西河くんのところには、マスコミからの取材がかなり集まったのです。それで・・・」

たったそれだけのことで、殺されるほど社内で恨みを買ったの!?そんなことで殺されちゃうなら、どこの会社も殺人事件だらけになっちゃうよ!

富野「はい。もちろん、社員を疑いたくはないのですが・・・お願いです、樫畠さん!犯人を捕まえてください!社員には、ただ捜査の参考のため、とだけ言ってあります。そろそろこの部屋に一人ずつ入ってくるはずですが・・・」

殺意の階層 ソフトハウス連続殺人事件のプレイ日記2:レトロゲーム(ファミコン)_挿絵7
早速、誰かやってきました。

石橋「どうもー。社長、何か用っすか?」

富野「彼が石橋 和彦くん。営業をやってもらってます」

石橋「あんたが探偵さんですか、ふーん。ま、お手柔らかに」

殺意の階層 ソフトハウス連続殺人事件のプレイ日記2:レトロゲーム(ファミコン)_挿絵8
また新しい人がやってきました。

諸尾「ゴホン。どうも・・・」

富野「彼は諸尾 託也くん。西河くんと同じプログラマーです」

石橋「諸尾ちゃーん、またビデオ買ったんだってねえ?」

諸尾「・・・うん。もちろんベータ。ハイパーハイバンドで・・・」

石橋「ビデオのこと、話し始めるときりがないんだから・・・ビデオに埋もれて死んじゃうよ!」

石橋さんからビデオの話を振っておいて何を言っているんでしょう・・・弄ってるの?

石橋「じゃ、社長、私はこれで。どうもー!」

諸尾「・・・エヘヘ・・・ゴホン」

富野「おや、諸尾くん、風邪でも引いたかね?薬でも飲んで、安静にしていたほうがいいよ」

諸尾「・・・はい。でも僕、薬嫌いだから・・・じゃあ、失礼します・・・」

何か不自然かつこれ見よがしなやり取りですね・・・

殺意の階層 ソフトハウス連続殺人事件のプレイ日記2:レトロゲーム(ファミコン)_挿絵9
石橋さんと諸尾さんが去った後、また誰かやってきました。

森田「失礼しますっ!社長、何かっ!?」

富野「彼は森田 陽祐くん。やはり営業マンです。森田くん、こちらは・・・」
 
森田「君が探偵かっ!僕は、西河くんが死んでしまって非常に残念だ!早く犯人を捕まえてくれっ!それでは、失礼しますっ!」

富野「極端なところもありますが、気持ちのいい人ですな。ああいう若者が増えてくれないといけない。それに比べて・・・」

殺意の階層 ソフトハウス連続殺人事件のプレイ日記2:レトロゲーム(ファミコン)_挿絵10
吉川「失礼しまーす!あら、こんにちは!」

殺意の階層 ソフトハウス連続殺人事件のプレイ日記2:レトロゲーム(ファミコン)_挿絵11
長嶋「社長さーん、このお客様、誰ですかあー?」

富野「こらこら、静かにしなさい。まず慶子くんからだ。こちらが吉川 慶子くん。そして、こちらが長嶋 里歌くん。うちの会社はパソコンショップもやっているんですが、里歌くんはそちらの店員です。慶子くんにはショップの他に事務もやってもらっています」

どうでもいいけど、何故女性社員は名前呼びなの・・・こういうの物凄く気になる。

富野「君達、探偵の樫畠さんだよ」

長嶋「えー、里歌何にも悪いことしてないよー」

吉川「違うよ、里歌、西河さんのことよ」

長嶋「え、西河さん!?えーん、死んじゃって、可哀想だよー」

何というか・・・まあ、何も言いますまい。

殺意の階層 ソフトハウス連続殺人事件のプレイ日記2:レトロゲーム(ファミコン)_挿絵12
片桐「社長、経理関係の書類をお持ちしました。ほら、里歌さん、慶子さん!用事が済んだら持ち場に戻って!」

吉川「はーい。里歌、行こうよ。じゃ、失礼しまーす」

富野「樫畠さん、紹介します。事務をやってもらっている片桐 花枝さん。我が社で一番のベテランです」

社長よりもってこと!?

片桐「あら、探偵さん?ねえねえ、西河さんのことどのくらいわかりました?」

富野「こらこら片桐くん、勤務中だぞ」

片桐さんのことは名前呼びじゃないんだ・・・

片桐「あらいけない、失礼しました。それでは社長、決済の件、よろしくお願いします」

富野「女もあれくらいの歳になると、ひとの噂が何より好きになるらしいですな。うちの社員は、後・・・」

何というか、悪い意味で時代を感じますね・・・

殺意の階層 ソフトハウス連続殺人事件のプレイ日記2:レトロゲーム(ファミコン)_挿絵13
松丘「おじさん、今日はちょっと用事があるんで、これから外に出たいんですが・・・あ、お客様でしたか」

富野「順次、会社では”社長”と呼びなさい、と言ってあるだろう!今日はこの樫畠さんに、西河くんのことについて調べてもらうので、会社にいて欲しいのだよ」

松丘「あ、あなたが探偵さんですか。西河くんを失ったのは我が社にとって大きな損失なんです。彼ほどの優秀なプログラマは、ちょっと補充がききませんからね・・・じゃ、部屋におりますから」

富野「ううむ、無神経な奴め・・・失礼しました、私の甥の松丘 順次です。もとはプログラムを書いていましたが、最近は主に企画を担当させています」

殺意の階層 ソフトハウス連続殺人事件のプレイ日記2:レトロゲーム(ファミコン)_挿絵14
美沙子「お父様、お呼びですか?あら、お客様ですか、失礼しました」

富野「いや、いいんだ。樫畠さん、私の娘の美沙子です。ショップと事務の仕事を手伝わせております。美沙子、樫畠さんだ」

美沙子「あ、西河さんのお友達で探偵をやっていらっしゃる・・・初めまして。西河さん、本当にお可哀想・・・」

富野「さ、お前はもう下がりなさい」

美沙子「樫畠さん、是非、犯人を突き止めてください!では、失礼します」

富野「社員はこれで全部です。樫畠さんは、社内をご自由にお回り下さって結構です。ただ、社内の動揺はなるべく抑えたいのです。そこで、とりあえず、三日間だけ、調査をお願いします。ご存分にお調べいただき、犯人を捕まえてください!」

といった感じで、本格的な調査が始まったわけですが、続きは次回です。

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