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皆さんこんにちは。
前回イムラエに「仕事の報酬だ」と言われたにもかかわらず、実際には何も貰えなかった伊達あずさです。
まさか、フィーレさんに会うまでの間、酒場で休めるというのが報酬だなんて言わないよね!?だとしたら、ドロウ社会はますます発展の要素ゼロだよ!
さて、酒場でフィーレさんと会うまでには24時間ほど猶予があったのですが、気が気ではない状態はもう嫌なので、さっさと済ませてしまうことにします。

というわけで、酒場に行ってみると、フィーレさんだけでなく、ソラウフェンさんももう来てた。
ソラウフェン「なんだよ、ヴェルドリン?俺はこのまま、デスパナの魔女から離れていたいだけなんだ」
あずさ「あなたとフィーレは、どんな関係なの?」
ソラウフェン「それについては話したくない、ヴェルドリン。お前だけじゃない、誰ともな。俺はかつてフィーレとデスパナ家と戦った事があると言えば充分だろう。だが奴らは俺が結んでいる同盟がある為に思うような仕返しができないんだ。今のところな」
どういうこと?あれぇ・・・私の理解がおかしいの?デスパナ家ってマトロン・マザーのアルデュレイスに率いられたウスト・ナーサ最強の一族なんじゃなかったっけ?そして、フィーレさんはマトロン・マザーの長女なんですよね?それなのに、何故そのフィーレさんがソラウフェンさんと一緒に自分の一族であるデスパナ家と戦わないといけないの?どういうこと??
それとも「俺はかつてフィーレとデスパナ家と戦った」っていうのはソラウフェンさん vs フィーレ&デスパナ家って意味でいった?こういう誤解を生むような日本語はよろしくないと思うのですよ。
「俺はかつてフィーレと共にデスパナ家と戦った」か「俺はかつてフィーレが属するデスパナ家と戦った」とでも書いてくれれば、このような疑問を抱く必要もなかったのですが・・・しかもこれ以上、この件についてソラウフェンさんに聞けないのですよ。
あずさ「ここは何をする所?」
ソラウフェン「楽しい娯楽が沢山ある。残酷だったり、淫らだったりするものまでな、ヴェルドリン。お前も何か見つけるだろうよ。俺はあまり興味がないがね」
あずさ「この辺の洞窟にいる、ドラゴンについて何か知らない?」
ソラウフェン「えっ?ドラゴンだって?ドラゴンの仲間はアンダーダークにごろごろしているよ。ヴェルドリン、時と場合によっては、俺達と協力することもある。だがウスト・ナーサの近辺では、そうではない・・・ここではドラゴンのようなものはほとんど見当たらない。危険なものはずっと前に追い払われたからな。地上へ出る古い通路を護っている年老いた銀のドラゴンがいるそうだ。地上には俺達が憎むべき親類がすんでいるんだがな。おそらくその話は本当だろう」
ソラウフェンさんとフィーレさんの関係は物凄く気になりますが、ソラウフェンさんが教えてくれないのであれば、フィーレさんに聞くしかないでしょう。
フィーレ「あらヴェルドリン、やっと来てくれたのね。イリシッドの薄汚い手から見事取り戻してみせた女に会いに」
ソラウフェン「ははぁ。こないだの遭遇じゃ、俺はインヴィジブル状態で戦闘に関わっていなかった、というわけだな、なるほど」
フィーレ「私はヴェルドリンと話してるのよ、ソラウフェン。お前に話しかけるのは、ブーツを舐めるように命令する時だわ。これ以上不満を露わにしたら、舌を引っこ抜くわよ。さあ、無能上司のヒステリーなんか気にする事ないのよ、ヴェルドリン、存分に賞賛を受けて楽しめばいいんだわ。マザー・アルデュレイスはあなたの働きを誉めていたわ。彼女はソラウフェンの能力については知っていたけれど、あなたがこんなに力強い戦士だと知って喜んでいたわ。ウスト・ナーサにはあなたのような者が必要なのよ、ヴェルドリン。ドロウの中では、強い者しか生き残れない・・・あなたが望めば、奴隷を意のままに使い、労せずに褒美を手に入れ・・・ロルスに気に入られる。悪い話じゃないでしょう?」
ドロウの社会では、強い人ほど自分では戦わないってこと?それでは強さの無駄遣いですねぇ・・・それともその強さっていうのには賢さも含まれているのでしょうか。
あずさ「あなたの提案には、あまり興味を感じないわ」
フィーレ「それは残念ね。だってあなたに選ぶ権利がないんだもの。普通の働きをして何も受け取らないか・・・いい働きを見せて十分な褒美を受け取るか」
ソラウフェン「竪琴を弾いて踊りでも踊ったらどうだ、フィーレ。そうすれば彼女も信用するだろうよ」
フィーレ「愚か者め、私がどこかで踊るとしたら、はらわたをえぐられたあなたの死体の埋まった墓の上よ。もう1度そんな口をきいてみなさい、あっと言う間にその日が来るわよ」
いや、どう考えても二人は付き合ってましたよね?初めて会った時からそんな雰囲気がしていたけど、ますますもって疑念は深まるばかりですよ。
フィーレ「ヴェルドリン、あなたはかくも有能だから、あなたとソラウフェンは、ロルスの更なる栄光のために、新たな任務を与えられたのよ。他者に話を聞かれないように、町の出入り口で落ち合うのよ。でも、今すぐじゃないわよ・・・少し休んで楽しむといいわ。私は暫くここにいるから。私がここを出たら、数日以内に町の出入り口で落ち合うのよ。マトロン・マザーの命令だから、その通りにする事ね」
新しい任務ですか。しかも詳細不明か・・・しかし、フィーレさん、妙に私に好意的だけど、腹に一物ありそうなタイプの人に好意を抱かれても厄介事の臭いしかしません。
フィーレ「うん?何か望みでもあるの、ヴェルドリン?」
あずさ「あなたとソラウフェンはどういう関係なの?」
フィーレ「この質問を、彼にもしたの?答えはまったく違うかもね。ソラウフェンはあまりに弱くて、とても敬意を払う気にはなれないとだけ言っておくわ。彼の傍若無人の振る舞いのために、マトロン・マザーは彼を生贄として寺院に捧げようともしたんだけど、彼は力のある家系の側に付いてしまったの。それであの傲慢な男は無罪放免よ。でも、運というのは、変化するものなのよ、ヴェルドリン。運は常に変化しているの」
お願いだから直球で教えてよ!!フィーレさんがソラウフェンさんを本当に弱いって思っているなら、今回の任務にだって呼ばなかったよね!?何だかんだといいながらも、ソラウフェンさんの実力を評価してるじゃないですか。
あずさ「マトロン・マザーとあなたの家系について何か教えてもらえないかしら?」
フィーレ「デスパナ家はウスト・ナーサだけでなく、もっと色んな所に存在するのよ、ヴェルドリン。ここではマザー・アルデュレイスが、我等が家系を支配していてロルスの信頼が最も厚いわ。私には、私の地位を狙っている妹が何人もいるの。私より能力の高い者は、姉も妹も、皆必要に応じて毒殺か謀殺したわ。アルデュレイスの娘達の中で、今では私が最も能力が高く、年長よ。彼女が弱って私が彼女を殺したら、我が家系のマザー・マトロンはこの私だわ」
あぁ・・・この人、ドロウ版イクシルセトカル王ですね。でも、ドロウ社会ではこれが普通なの?このシステムだと卑劣で無能な長ばかり誕生しちゃいますね。非合理的かつ非生産的な手法だとは思いますが、ここはドロウの仕来りを尊重したふりをしておきましょうね。
あずさ「なかなかの野心家ね、フィーレ」
フィーレ「間もなく、運気によってデスパナ家がウスト・ナーサのどの家系よりも上に置かれ、この私がロルスのお気に入りの家系のマトロン・マザーになるのよ・・・私に付いてくるといいわ」
能力がある人ほどフィーレさんには付いて行かないと思いますけどね。だって、フィーレさんより能力があることを示してしまったら毒殺されちゃうんでしょ?愚かな人だなぁ・・・
あずさ「何故?間もなく何が起こるの?」
フィーレ「見てれば分かるわよ、ヴェルドリン。あなたに理解する能力があれば、だけど」
なるほどね・・・この性格なら、確かにソラウフェンさんと共に自分の家に牙を剥きそうですね。つまり、マザー・アルデュレイスを何かしらの方法で亡き者にしようと画策しているってことですか。マザー・アルデュレイスも何でこんな娘の救助命令を出したんだろう・・・
あずさ「教えて・・・ドラゴンについて何か知らない?」
フィーレ「ドラゴンの事?どうかしらね。何故聞くの?」
あずさ「好奇心よ」
フィーレ「好奇心なんていうのは、従者には不必要な特性だわ、ヴェルドリン。今は何も聞かない事よ。いずれあなたの知りたい事がすべて明らかになる時が来るわ」
聞きたいことはこれで全て聞けました。ソラウフェンさんよりは状況を理解するのに役立つ情報が貰えたかもしれません。
あずさ「そう。じゃあもう行くわ」
フィーレ「ええ、だから自分の時間を楽しむ事よ。私に目をかけられて、あなたは幸運なのよ、ヴェルドリン。私のそばに付いていれば、あなたは安楽を手にする事が出来るのよ」
本当に妙な人ですね。毒殺やら謀殺やらを弄するくせに、会ったばかりの他人にこうも執着するとは。今まさに悪いことをしようと企んでいる人ほど、他人から自分が同じ目に遭わされるとは考えないってことなのかな?
ともあれ、日を置いて新たな任務に就くことになっちゃいました。一体いつになったらアダロンさんの卵の手掛かりが見つかるんだ!
次回に続きます。
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Studio POPPOのプログラム兼システム担当です。
ウォーキング・デッド大好き!ダリルかっこいいよっ!主食はキノコです。

