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皆さんこんにちは。
カンバーランドの後継者を真面目に考える伊達あずさです。
与えられている情報があまりにも少ないため、色々と不安はありますけど、最終的な判断をくだすのはハロルド王なわけですし、私は私で好き勝手なことを言わせてもらいましょう。
で、ゲオルグさん、ソフィアさん、トーマさんの誰が後継者に相応しいかですけど・・・
まあ、そうですねぇ・・・正直、トーマさんはないんじゃないかな。
トーマさんのウリは優しさと慕われやすさみたいだけど、慕われやすさに関してはゲオルグさんやソフィアさんだって民衆から毛嫌いされているわけでもありませんからね。それに、そもそも統治者に”一般的な”優しさという要素は必ずしも良い方向に働かないと思うわけです。
度々物語には心優しい”絶対君主制の”王様というのが登場しますけど、それだけしつこく物語に登場するってことは、現実にそういった心優しい王様がほとんどいないってことの表れなわけですよ。でも、実際にそういった王様が少ないということには意味があると思うのです。恐らく、人情社長が会社を潰しがちなことと非常によく似たことが起こっているのではないでしょうか。
政治の世界には絶対善や絶対悪なことなどほとんどなく、誰かに優しくすれば、必ず誰かに冷たくなるものです。何も知らない一般人からみれば、愚かに見える支配者の選択だって、視野が狭いから本質を理解できていないだけで、言うほど愚かじゃないことがほとんどなのです。さもなくば、結果が分かった後だからどうとでもいえるだけのことです。
大体、蚊帳の外にいる一般人が容易く気付けるようなことを当事者かつ教養もある支配者が気付かないわけないじゃないですか。むしろ、一般市民の大多数が良いと思う事を愚直に採用し続けていたら、ほぼ100%国は亡ぶと思いますけどね・・・
以上の理由から優しさしかウリのないトーマさんはなしです。
残るはゲオルグさんとソフィアさんですが・・・正直これはどちらがいいか決めかねますね。
国が安定した状態なのであれば、内政に理解のありそうなソフィアさんが良いのかもしれません。でも、長城の存在が示すように、カンバーランドはステップをかなりの脅威ととらえている節がありますからね。そうなった場合、徴兵の必要もあるのでしょうから、前線で身体を張っているゲオルグさんの方が民衆ウケしやすいかもしれません。
でも、カンバーランドの人達がどこまで本気で長城の向こう側にあるステップを脅威とみなしているのか分からないので、ゲオルグさんとソフィアさんのどちらが次期王に相応しいのかいまひとつ判断しかねるところがあります。
となると、年齢的に継承権第一位となっているであろうゲオルグさんでいいんじゃないの?
総合的な次期王の素質と言う意味で、ゲオルグさんとソフィアさんの間にそれほど差がなく、ソフィアさんに次期王の野心があるわけでもなさそうですから、最年長のゲオルグさんが継ぐで特に問題ないのでは?年上を敬う儒教的な思想がないところでだって、両親が同じであれば生まれた順に後継順位を付けていますし、特におかしな考え方じゃないはずです。
・・・って、そんな結論になるなら、最初にトーマさんを貶める必要などなかったですね。
まあ、統治者としての善し悪しと人としての善し悪しは別問題ですから。個人的にはトーマさんみたいな人、好きですよ。
というわけで・・・
皇帝「当然長兄のゲオルグ」
ハロルド王「おっしゃる通りです。私は何を迷っていたのでしょう。3人の中ではゲオルグが年長。国は、年長のものが継ぐのが一番です」
あ、迷っていたのですね。個人的にはハロルド王がどう迷っていたのか凄く気になります。もしかして、トーマさんに継がせたかったの?城下でもハロルド王のお気に入りとか言われちゃってましたしね。
後、確かに年長者ということが最終的な決め手にはなっちゃいましたけど、それは他の部分でほぼ差がつかなかったせいですからね?別に年長者だからってだけでゲオルグさんと言ったわけではないよ!
ハロルド王「それにゲオルグは武勇の誉れ高き男。あれならば悪しき者どもから国を守って行けるでしょう。ありがとうございました」
何かそれって皇帝向きの素養ですね。
バレンヌ帝国の皇帝は常に最前線で戦わないといけない旧孫呉みたいな国ですからね。当主が討ち死にしまくって栄枯盛衰が激しそう。
朝になりました。
外から聞こえてきた声「ハロルド様が亡くなられた!」
え!?昨日はあんなに元気そうだったのに??
文官「こんな時にトーマ様は、一体どこへ!ペルーサ様、お心当たりはございませんか?」
ありますね。多分、あそこですね。
ほらいた。
トーマ「父上・・・父上・・・」
皇帝「ハロルド王が亡くなられて皆が動揺しています。辛いでしょうが、息子のあなたがしっかりしなくては」
トーマ「でも・・・父上は御病気だったけどあんなに急に・・・」
兵士「トーマ様、こんな所に!サイフリート様がお探しで」
トーマ「今は会いたくない」
兵士「何をおっしゃいます。サイフリート様がハロルド王の遺言状を預かっていて、その遺言状でトーマ様が次の王に決定したのです!」
トーマ「そ、そんな!父上が亡くなられたばかりなのに、そんな話は聞きたくない!それにゲオルグ兄さんもソフィア姉さんもいるのに王になんかなれない!」
それはまた随分と奇妙な話ですね。
ハロルド王は昨日の夜、私・・・じゃないけど、皇帝に後継者を誰にしたらよいかと相談してきたぐらいなわけですよ。もし本当にその遺言書が本物だったとしたら、ハロルド王は既にトーマさんを後継者にする腹積もりで遺言書を書き、外に出していた(サイフリートに預けた)にもかかわらず、わざわざ私・・・じゃないけど皇帝をカンバーランドまで呼びつけて意味のない相談をしたことになります。毎回、玉座から下りて話すほど礼儀に厚いハロルド王がそんな失礼を働くでしょうか。
皇帝「ちょっと待って、話が変よ。昨日私がハロルド王とお話した時には、そういう風にはおっしゃらなかったわ」
兵士「う、いや、それは」
皇帝「ハロルド王の命を奪い、トーマを操って、この国を思い通りにしようというつもりね!サイフリートが事件の黒幕でしょう」
兵士「あ、う、お」
皇帝「私がいる限り、そのような悪事、許しません!!」
トーマ「父上が・・・殺された・・・サイフリート、絶対に許せない!」
兵士「バレちゃあしようがねえ。サイフリート様があんたを王位に就けるのにどれだけ苦労したと思っているんだ。王様になれるだけでも有り難いと思わなきゃあ。知り過ぎた奴には消えてもらおう。皇帝と言えどもな!」
そんなわけで、戦闘になりました。
馬鹿な兵士ですね・・・バレンヌ帝国の皇帝は単なる権力者ではなく、バレンヌ帝国最大の戦力だというのに!
当然のように1ターンキルでしたけど、予想以上に技術点が多くてびっくりしました。
皇帝「ここは危険よ。ネラック城へ行きましょう」
皇帝「離れないでね」
トーマ「はい」
既にダグラスの王城をサイフリートに抑えられてしまったためか、ゲオルグさんが守るネラック城へ逃避行を試みることになっちゃいました。
でも実際に逃げるのは次回かな!!
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Studio POPPOのプログラム兼システム担当です。
ウォーキング・デッド大好き!ダリルかっこいいよっ!主食はキノコです。