投稿日:
皆さんこんにちは。
結局、きりの良い数では終えられなかった伊達あずさです。
ラスボス然としていたランスロットさんの急激な凋落によって、この物語の結末が予想できなくなってきてしまいました。
今更、敗者のランスロットさんを斬ったところで何のカタルシスも得られませんし、どうやってこの物語に幕を下ろすつもりなのでしょうね。
では再開です。
私達がスターティアラと銃頼みの次世代戦術でハイム城を攻撃していた頃・・・
暗黒騎士マルティム「・・・これは俺達がもらっていくぜ」
暗黒騎士バールゼフォン「・・・この・・・裏切り者めッ!」
暗黒騎士マルティム「・・・ローディスを裏切ったのはあんた達だろ?」
暗黒騎士ヴォラック「なんだとッ!」
暗黒騎士マルティム「王女なんざいなくても封印を解けるんじゃないのかい?このブリュンヒルドさえあればな!」
暗黒騎士ヴォラック「どういうことだ!?」
暗黒騎士マルティム「つまり、この神聖剣の力を使えばどんな封印でも解けるってことさ。なのに、とっくの昔に死んだ女や我が儘な王女様を俺達に捜させていたんだよ」
暗黒騎士マルティム「本当なのですか!?団長ッ!」
暗黒騎士マルティム「ドルガルアの遺産を独り占めにしようたって、そうはいかねぇぞ!」
暗黒騎士バールゼフォン「・・・我らを、愚弄する気か・・・!」
暗黒騎士マルティム「安心しな。殺しはしねぇよ。もっとも、解放軍の手に落ちたときのことは知らねぇがね。くっくっくっ」
暗黒騎士ヴォラック「バールゼフォン、大丈夫か!?」
暗黒騎士ヴォラック「アンドラスッ!なぜ貴公までがやつらの言いなりにッ!?」
暗黒騎士アンドラス「我が父、我が母、我が兄弟の恨み・・・思い知るがいい・・・」
暗黒騎士ヴォラック「貴公はニルダム王家のことを、まだ・・・?」
暗黒騎士ランスロット「・・・どうせ、やつらの手にはおえん」
殺しを楽しんでそうなマルティムさんみたいな人でも、自らの手でかつての仲間を手にかけるとなると躊躇いがあるのですね。裏切った相手を生かしておいてもあまり良い事はありませんからね。グリムスビーで見た時はもっと冷酷な人かと思ったのですが、意外にそうではないのかも?
それにしても、結局、ランスロットさん達が何のためにブリュンヒルドを盗み、そして、姉さんを探していたのかどんどん分からなくなってきてしまいました。
挙句、こんな最終盤でニルダム王家とか変な伏線を張ってきましたよ。次回作に対する含みのつもりなのでしょうか?
そういえば、前作でも最後の方に変な伏線を張りまくってましたけど、まったく今作に活きてませんね・・・
とても最終局面とは思えないストーリー解明度の中、いよいよハイム城内に突入です。
暗黒騎士バルバス「どうだ?」
暗黒騎士マルティム「バールゼフォンのおっさんが持っていたぜ!」
暗黒騎士アンドラス「形勢が悪いようだな・・・」
司祭ブランタ「な、何をしておるッ!やつらが来るぞッ!」
暗黒騎士バルバス「では、打ち合わせ通り、空中庭園へ退くぞ」
司祭ブランタ「貴様ら、どういうつもりだッ!!」
暗黒騎士バルバス「能無しの分際で俺達に命令する気かッ!?」
司祭ブランタ「な、なんだとッ!!それが儂に対する口の開き方かッ!!」
あずさ「ブランタッ!!ここまでだッ!!」
また指揮官自ら単身で突入しちゃったよ・・・自重せよ!!
暗黒騎士マルティム「チッ、早すぎるぜッ!」
司祭ブランタ「貴様ら、逃げるつもりかッ!!」
暗黒騎士バルバス「あんたの頼みは聞いてやっただろ?手助けはここまでだ。種を撒いたのは、あんただ。自分の尻ぐらい自分で拭きな!」
あずさ「待てッ!バルバスッ!!」
これ、ネタか何かなの?毎回同じこと言ってるよね。
何故これまで転移石を封じるような魔法や装置の研究がなされなかったのか、本当にほんとーーーに不思議でなりませんよ。私達の先人達は敵の指揮官らが窮地からほいほいと逃げていくことを全く問題視してこなかったの?
でもって、肝心の戦闘ですが・・・One shot one killですね。
司祭ブランタ「う・・・な、何故だ・・・?こんなはずでは・・・」
カチュア「・・・例え彼等が我々に逆らったとしても決して剣を抜いてはいけません。敵はあくまで暗黒騎士団であって、それに従うバクラム兵ではありません。必ず使者を立て、こちらの意向を伝えるのです。彼等を逆賊扱いして追い込まないことが肝要です」
元バクラム軍騎士「陛下の仰せのままに」
カチュア「同様の措置を解放軍に対しても行ってください。くれぐれもバクラム軍兵士を差別したりすることのないようにと。もし、そのような者がいた場合は厳罰をもってあたるように」
あずさ「承知いたしました」
カチュア「さあ、これで私達の争いはもうおしまいです。今日から私達はバクラム人でなければウォルスタ人でもない、同じ島に暮らすヴァレリア人です。すべてのことは水に流しましょう。例え、わだかまりがあったとしても胸の奥にしまってください。これからは共に手を取りヴァレリア人としての国家を築きましょう」
元バクラム軍騎士「我ら一同、ベルサリア王女に生涯、忠誠を尽くすことを誓います」
カチュア「ありがとう」
あずさ「これより空中庭園に逃げ込んだ暗黒騎士団の討伐に向かう!これが最後の決戦だッ!!」
う~ん・・・ヴァレリア人はいいんだけどさ、今やこの戦いは支配者と被支配者の戦いになっちゃってたんじゃなかったのでしたっけ?
つまり、バクラム人にとっての関心事はウォルスタやガルガスタンなどといった民族の違いになど既になく、既得権益を貪っていた貴族や富裕層への恨みや妬みを晴らす事の方へシフトチェンジしちゃってたんじゃなかったの?王都ハイムですら、民衆が暴徒と化して、最早軍では抑えきれない程になってしまっていましたよね?もうブランタを倒して、ロスローリアンを追い出せば大団円なんてフェーズではなかったはずなんだけどな。大体、革命を叫んでいた暴徒達は反女王派だったはずだよね?あれだけ声高に叫ばれていた(物語的に)革命熱は一体何処へ行ってしまったのよ!?
影「こちらです。どうぞ」
影「どうされました・・・?」
あずさ「いや・・・なんでもない」
若い娘「あッ!あずさ様!」
若い娘「お、王女様!!」
あずさ「ランスロットさん・・・?・・・!!!!」
海を見つめる男「・・・」
あずさ「これは・・・ランスロットさんのオルゴール・・・?」
男「あ・・・ああ・・・あ・・・あ」
あずさ「そんな・・・まさか・・・!」
若い娘「大丈夫よ・・・さあ、座りましょうね・・・」
カチュア「イヤーッ!!」
若い娘「王女様・・・」
若い娘「あの・・・この方とお知り合いなのですか・・・?」
あずさ「・・・」
若い娘「すみません。失礼なことをお聞きして・・・」
あずさ「・・・いや、いいんだ。ただ・・・」
若い娘「あの・・・ちょっと、待っててください」
若い娘「・・・この方が持っていらした剣です」
あずさ「これはロンバルディア・・・」
う、う~ん・・・これまた何とも不可解な展開になってしまいましたね。
何が不可解なのかは・・・次回。
Prev | Next
Studio POPPOのプログラム兼システム担当です。
ウォーキング・デッド大好き!ダリルかっこいいよっ!主食はキノコです。
たびたび「裏切り者」とか「卑怯者」って言うので
誰が正しいのか分からない