実は知り合いだった!?エアリーのおじクァイル:Baldur’s Gate 2#25

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前回からの続きです!

皆さんこんにちは。
ジャヘイラさんとエアリーさんはほぼ役割がかぶっているので、どっちかでいいんじゃないかと思い始めた伊達あずさです。
その場合、私が将来メイジとなって、イモエンさんが戻ってくるとメイジが3人になっちゃいますけど、ヨシモさんをデュアルでファイターにして、残り1人も前衛職にすればバランスは悪くなさそうです。

さて、歴史書のご紹介からですけど、今日から全13冊という壮大なシャドーデイルの歴史に突入するのですよね。
一応、中身を確認して古い順に並べたつもりではありますが、ナンバリングされていないため、本当にこの順番であっているのか不安です。

シャドーデイルの歴史、ツイステッドタワー最後のドロウマーシャル、アズマエールの失脚

シャドーデイルのドロウ支配は900デイルレコニング前半、その地域で人口が増加した人間とダークエルフ達が争い始めるまで続いた。人間達はデイルスメンであり、千年前にドラゴンリーチを越え、ミス・ドラナーのエルフ達と和平を交わし、エルフの森境に住み着いた者達である。ドロウはすぐに攻撃を受け、地上に住んでいた者達は森の奥に追いやられた。最後の強力なドロウのリーダーは、同じくツイステッドタワー最後の司令官であるアズマエールであった。アズマエールが最後のドロウの保有地からの撤退を監督し、人間の反乱による城の1年間の包囲攻撃を耐えた。アンダーダークから直接タワーに運び込まれる資源と奴隷により、ドロウはいつまでもそこを保持していられるように見えたが、ある人間の奴隷が(デイルの歴史は何人か可能性がある者を示している)タワーの井戸に毒を盛ったため、城は簡単に倒れてしまった。アズマエールの遺体は死人の中から見つからなかった。彼の民と再開するために森の奥へ逃れていったと信じる者もいる。シャドーデイルを失った経緯を彼の女家長へ話さねばならなかったはずだが、もしアズマエールが生き長らえていれば人間とドロウ両方から隠れ、自発的に亡命したと考える方がもっとも自然である。この事件は400年前に起こったため、アズマエールがいまだ生きている可能性は十分にある。

本の内容は悪くなさそうなのに相変わらず文章が酷いな・・・まぁそこは今更なので諦めましょう。

明確にそうと書かれているわけではありませんが、文中に”人間の反乱”という言葉が出てきていることから推察するに、シャドーデイルに住むデイルスメンと呼ばれた人間達とドロウ達の間には、奴隷と主人、ないし、一般人と貴族ぐらいの身分差があったのかもしれません。

前作でドロウのヴィコニアさんを助けた時、フレイミング・フィストの人が「ドロウは悪だ」と決めてかかるほど、人間はドロウを嫌っているみたいですから、この時のドロウの支配は相当まずいものだったのかもしれません。何といいますか・・・歴史を感じますね~

実は知り合いだった!?エアリーのおじクァイル:Baldur's Gate 2#25_挿絵1
人間とドロウの因縁が明らかとなったところで再開したいと思います。
エアリーさんの背後に人っぽい見た目の人がいますね。でも、見た目が人っぽいということは、人じゃないんだろうなぁ・・・

奴隷「カラーの王国にようこそ。汝の心が汚れておらぬことを。さもなくば、カラー様が汝を滅ぼすだろう。汝の心が汚れているなら、彼は必ず汝を破滅させる。カラー様は唯一の支配者。唯一の存在者なり」

同じようなことを立て続けに2回も言っちゃってて若干しつこい感があるけど、一応、コミュニケーションはとれるみたいです。

あずさ「カラーとは一体何者で、私がやって来たこのレルムとはどこにあるの?」

急に私が「このレルム(realm)」とか言い出しちゃってますけど、多分、支配領域みたいな意味で使っているのだと思います。もしかすると、訳者の方が固有名詞だと勘違いしちゃったのかもしれませんね。

奴隷「カラー様はお前の理解の外にある、死すべき者よ!彼は始まりであり終わりである。神であり、王である。彼の前に震えてひれ伏すのだ。そうすれば情けを掛けてくれようぞ」

えっ、カラー様って死すべき者なの?何故か冒頭でさり気なくディスりましたね。

あずさ「私は私であって、カラーの駒ではないわ」

奴隷「目上の者にはひざまづけ、死する者め!カラー様を怒らせると恐ろしい事になる。そうならないよう祈るのだな」

あずさ「カラーはどこにいるの?」

奴隷「心配することはない。カラー様の方はすでにお前を察知している。このまま汝の道を進むがよい。カラー様を慕えば、必ず目通りかなうだろう」

意外にもカラーの手下と思われる奴隷との交流は平和的なまま終わりを迎えました。

実は知り合いだった!?エアリーのおじクァイル:Baldur's Gate 2#25_挿絵2
・・・でも、一応やっておきました。
途中「カラー様はお前を滅ぼすだろう!」とか言って逃げようとしていましたけど、Baldur’s Gateの世界は複数人に取り囲まれた状態から逃げだせるような甘い世界ではないのです!他の世界では、こんな当たり前のことすらままなりませんからね。凄く良いと思う!

実は知り合いだった!?エアリーのおじクァイル:Baldur's Gate 2#25_挿絵3
奥の階段を上って2階へ・・・
これまでの理論だと、見た目モンスターは人間だったはずなのですが・・・この階にいるワーウルフはKill on Sightですね。
それにしても、Baldur’s Gate 2からはウルフワーとは訳されなくなったみたいです。個人的にもウェアウルフかワーウルフの方が好みです。

実は知り合いだった!?エアリーのおじクァイル:Baldur's Gate 2#25_挿絵4
この階にはワーウルフ達に混じって、シャドーとかいう影のような敵も出てきます。
ワーウルフを倒しても「イリュージョンはディスペルされた」と表示されるだけで経験値を貰えませんが、シャドーの方は倒すと経験値が入ります。ひょっとすると、シャドーが本体で、ワーウルフの方はシャドーが作り出した幻・・・といった関係性でもあるのやもしれません。

実は知り合いだった!?エアリーのおじクァイル:Baldur's Gate 2#25_挿絵5
イリュージョンのワーウルフ、そして、シャドー達を倒して更に上の階へ・・・行こうと思ったのですが、突如現れたジンに行く手を遮られてしまいました。

ジン「おめでとう、あずさ、カラーはお前の進歩を喜んでいる。これほどの楽しみを提供し続けてくれたのだから、お前は長く生きられるかもしれない。先へ行く用意は出来ているか?」

あずさ「この先はどこへ続いているの?」

ジン「我々のちょっとしたゲームの次のステージに連れて行ってやろう。用意はいいか?」

あずさ「私に正直に答えようとしないなら、剣に答えてもらおうか!」

ジン「これまでお前に休んで用意をするチャンスを与えてきた。それがなくなっても、今更誰も不思議に思わないだろう。さあ、ゲームは続くぞ・・・」

先ほどと同じように、ディメンションドアで逃げようとするジンを攻撃することもできるのですが、今回は残念ながら倒しきれませんでした。

実は知り合いだった!?エアリーのおじクァイル:Baldur's Gate 2#25_挿絵6
でも、なんか悔しかったのでやり直してみました。
今回はエアリーさんにお願いして、サイレンス15フィートレイディアスでジンを黙らせてもらってから切り倒してみました。
ジンを倒せば経験値を5000も貰えるのでやっておいて損はありません。

実は知り合いだった!?エアリーのおじクァイル:Baldur's Gate 2#25_挿絵7
今度こそ上の階に行きます。
部屋の中央には噂のカラー様がいます。その傍らにはエアリーさんのおじにあたるクァイルさん・・・と思わしき何かが居ます。

カラー「ふふふ、いい子だ。侵入者をうまく連れてきてくれたな・・・」

エアリー「何だって?私は違う・・・」

カラー「何が違うのだ?お前は何様のつもりなのだ?お前達は全て、私の手の中で踊る獣なのだよ。わからんのか?」

エアリー「クァイルおじさんに、な、何をした?」

クァイル「かわいいエアリー、お前かい?私は目が見えない、目がないんだ!」

ちょ、エルフのエアリーさんがおじ(伯父/叔父)だっていうから、クァイルさんも当たり前のようにエルフだと思っていましたよ。でもこの人・・・以前、バルダーズ・ゲートの前で声をかけてきたノームのクァイルさんじゃん!!名前の横に顔グラフィックが表示されていたので気づきました。もしや、この後クァイルさんも仲間になったり?

エアリー「注意して、あずさ。本物のビーストと幻覚のビーストがいるんだ。奴等が襲い掛かるまでは分からない」

それ、さっきの階で襲われた時に言うべき事だったんじゃないの!?

カラー「さあ、サーカスの開幕だぞ。獣達よ、思う存分互いに殺し合うがいい!!」

実は知り合いだった!?エアリーのおじクァイル:Baldur's Gate 2#25_挿絵8
ビースト達を仲間に任せて、私は脇目もふらずにカラー様へ一直線・・・結果は瞬殺でした。
あれだけの大口を叩いておきながら、カラー様弱すぎ。むしろ、貴方こそ何様だったのですか。

実は知り合いだった!?エアリーのおじクァイル:Baldur's Gate 2#25_挿絵9
カラー「やめろ!(ゴホゴホ)こんな事が起こるはずはない!私に約束されたものではない!私は・・・とても長い間・・・これを計画していたんだ。だが、結局その計画は排他的な北の冒険者に潰されてしまった!私は・・・私は尊敬してもらいたかっただけだったのに・・・(ゴホゴホ)お前は・・・私を殺した・・・お前の誤ったモラルと、いまいましい冒険欲でカラーを倒した・・・」

あずさ「ノーム、ここで何があったの?あなたはサーカスを自分の遊び場にしたの?」

カラー「愚か者め!お前は・・・お前は本当に何も分かっていない・・・私はカラー、イリュージョニストだ。のっぽな種族の娯楽の為の、メイジの道化師にされたのだ・・・だが、私は時節を待ち・・・そして・・・私に支配できる世界を約束された・・・アムンでは・・・メイジは犯罪者でノームは見世物だ。このテントでは・・・私の世界では・・・カラーが主人で、誰もそれを笑おうとは思わない・・・」

あずさ「サーカスで働いていた人達をどうしたの、カラー?このテントで消えた者に何をしたの?」

カラー「無関心がサーカスからあの愚か者達を殺したのだ。彼らが生きている時に私にしたのと同じ事を、私は死んだ彼らにした。ノームは尊敬されない・・・私は人々に尊敬してもらいたいだけだった・・・私の事を・・・私のした事は・・・」

エアリー「な・・・なんてかわいそうな男。みんなに笑われても、死に値するほどでもなかった。彼がしたことはともかく、彼を憎むことなんて出来ない」

え?エアリーさんはカラーに同情的なの?ひょっとして、エアリーさんもカラーと似た経験をお持ちなのでしょうか。
そりゃまあ、サーカス団の方はカラーを虐げていた可能性もありますし、ひょっとすると同情の余地があるのかもしれませんけど、サーカスを見に来たお客さんには何の罪も無いでしょうよ・・・
もし、カラーが同じ人間だからという理由でサーカスを見に来たお客さん達を殺したのであれば、ノーム、あるいは翼があるエルフだからという理由で差別した人達を正当化する事になっちゃうよ?そうやって恨む対象を理不尽に拡大するのは良くないと思う。

ジャヘイラ「ノームは死んだわ。彼がどうやってあれほどの幻覚を見せたのかは謎として残るでしょうね」

エアリー「クァイルおじさん、無事だったんだ!」

クァイル「ハァ!カラーがいつか自分で墓穴を掘るのは分かっていた。彼が他の連中のようにすんなりと殺そうとせず、憎んでいるが故にしばらく私をもてあそんでくれたので良かったよ」

っていうか、クァイルさんもノームでしたよね?じゃあ、カラーは必ずしもノームだからという理由で虐げられていたわけじゃないんじゃん。しかも、同じノームでありイリュージョニストでもあるクァイルさんを他の団員達よりも激しく憎んでいたとなると、クァイルさんに対する嫉妬が動機だったのでは・・・それなら、もっと尊敬されたかったっていうカラーの証言も辻褄があいます。
個人の力量によって生じた待遇の差を種族差別にすり替えるのって物凄く下劣な行為だと思う。

エアリー「ああ、クァイル!おじさんなしで私はどうすればよかったことか」

クァイル「そう・・・お前は自分で見つけなければならないんだ。儂に教えられる事は全て教えた。今がその時だエアリー・・・残りを自分で学ぶ時だよ」

そういえば、クァイルさんもクレリックとイリュージョニストのマルチクラスでしたね。だからエアリーさんもメイジとクレリックのマルチクラスなのか・・・

エアリー「あなたは・・・あなたほど頭が良くて親切な方に会った事はなかった」

クァイル「いつもがそうではなかった。お前が変えてくれたんだ、エアリー。しかし、儂の為にお前を、ここに永遠に引き止めておく事は出来ない」

エアリー「そんな、クァイル、寂しくなるよ!」

クァイル「時々儂の元を尋ねてきて何を学んだか、教えるんだよ。さあ、行きなさい・・・祝福しよう、儂の・・・儂の娘よ」

エアリー「・・・分かった。私の・・・私のいない間、サーカスの面倒をお願い」

クァイル「私の事は心配するな。お前が幸せを見つけたと思えば、お前が翼を失った痛みも薄れるだろう・・・これほど嬉しい事はない。元気でな、エアリー」

・・・え!?
何か二人で勝手に盛り上がっちゃってるみたいですけど、エアリーさんと私達ってカラーのレルムから脱出するまで、あるいはクァイルさんを助け出すまでの間、一時的な共闘関係にあっただけだよね!?それがまるでエアリーさんを嫁がせるかのような勢いで盛り上がっちゃってるけど!?

まぁ、ドルイドが苦手な私にとって、ジャヘイラさんの代わりとなり得るエアリーさんの仲間入りは悪い事じゃないけれども・・・何となく腑に落ちない複雑な気持ちにさせられてしまったところで今日はここまでです。

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