価値観の多様化にストップがかかっているのかな?

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こんにちは、栁澤蘭丸です。

突然ですが!
私は小学生の頃、学校の宿題で週に1度「日記」を書くというクラスでした。担任の先生からいってあれは小2か小3ですね。
日記の内容は、本当にあった出来事に限らなくてもよく、ポエムとか、創作した物語などでもOKでした。
ある週、何も特に書きたいことがなかった私は、頭空っぽで何も考えずに「適当なお話でも書いとくか…」ってなっちゃいました。私が書いた、特に何の教訓話でもなく、本当に日記から逃れたくて書いた適当なストーリーはこんな感じ。

あるところに茶色い花びらを持つ花が咲きました。
他の花は、赤や黄色や紫や青など、色鮮やかなのに、何故自分は茶色という地味な色なんだろう、と花は思っていました。
他の花たちも、「あの子は花なのに、目立たないんだね」と噂していました。
ある日、茶色い花の上に雨が降りました。
雨が茶色い花の花びらの上を流れていくと、茶色い花を覆っていたホコリや泥が落ち、真っ白な花びらが姿を現しました。
本当は、茶色い花は、真っ白の花だったのでした。
花は、自分の姿に満足し、他の花にも馴染み、仲良く暮らしました。

…っていう。
これに対して先生のコメントは「自然のものは、どんなものも全て美しい。茶色い花はそのままでも美しいと思いますよ」というもので、私は心の中で「適当に書いただけなのに説教すんじゃねー!」と、ちょっとムカッとしたことを覚えています(万年反抗期ガキ)…そして「茶色い花なんて人間から見たらきれいではないのは真理だ」とも思いました。
しかし少し反省したのも事実でした。「そうか…本心はともかく、見た目や身分で判断していますというのは大っぴらに言うものではないんだ。貶められたとか、侮られたっていう気持ちになる人もいるのだ」と学びました。

価値観は千差万別!人の数だけ、価値観の数もあっていい!みんな違ってみんないい!!!!

ゆとりかよ!!(ゆとりです)

そう、私が子供の頃は、どんな個性も素敵なものだというような風潮でした。
しかしそういう教育をし続けた結果…こういう世の中になりました!
「いつか家庭を持つもの」「子供を生んで育てるもの」「定職にはつくもの」というような価値観を持つ者が相対的に減りました。どんな価値観を持っていても許される世の中になったため、芦田愛菜ちゃんがやってるCMでも言ってる通り「日本の人口の約4割くらいが高齢者」ってなったんじゃないかなーってね…。若い世代が増える予定はないのでこれからも高齢者の割合は増えていきます。

そんな中、どうしても変えられない絶対的な価値観みたいなものだけは取り戻そう的な本能が働いているのではないか…?と、個人的に思うことがありました。
ドラマ「アンナチュラル」の中に出てくる絵本「茶色い小鳥」…
中身、どんな物語だったか、知っておられますか?アンナチュラル観てた人も、とくにはそのストーリーがドラマ内で取り上げられたわけじゃないので、絵本がめくられるシーンでも、何が書いてあるんだ?って一旦停止して凝視したりした人はあまりいないのではないでしょうか…。私はというと「小鳥」の絵本ということで気になって仕方なくて!!

んでちらっとしか映らなかった絵本の中身を見てたんですハイ。
そしたら…
小2の時の私が書いた「茶色い花」の話とあんま変わらん内容だった。
超ひらたーく内容を紹介すると、

「茶色い小鳥」は、色が茶色いので、カラフルな他の小鳥と仲良くできませんでした。
茶色い小鳥は死にました。そしたら死んだ後、綺麗な花(黄色)になりました。めでたしめでたし。

という感じ。
ドラマで紹介されたのは最後の「茶色い小鳥は死んだ後に綺麗な花になった」というところで、ドラマ内のこの絵本の作者(故人)は「小鳥は死んだけど綺麗な花になれたから良かった」的なこと言ってました。それに対して、その人の恋人役は「死んだらあかんやんけ」的な反応してましたけども…

これ先生に提出したら「茶色くても小鳥は美しい!!」と怒られるやつですよ!まあ私も小鳥に関してはそう思いますよ!だってスズメ可愛いでしょ!

でも私の駄文が提出されてから時は経ちました…。「どんな価値観も認めて良し!」という世の中になってからだいぶ経った今、「これ日本滅びんじゃね?」という気持ちにみんながなってきたのではないか?ある程度は揃っている部分も必要なのでは……!?というのを本能的に察知しているのか…?
いや、絵本の内容を考える人が、日記を適当に提出したかった私のようにかなり適当に内容を「なんとなくそれっぽくすりゃいいかー!」的ノリで作っちゃったのか…!どっちかかなと思います!

結局、地味じゃダメなんだろお?「地味で小汚くても、周りの評価がどうでも、ありのままでいいよ!」とかきれいごと言ってる人がいても、結局孤独に死ぬ羽目になるんだろ!合わせていかないといけない部分だってあるんじゃろ。手段はあるし。羽の色なら染めたらええやんけ。というような。

ゆとり教育の間、強要したらいけないって言われてたような価値観、捨てすぎたらダメだったんじゃないんでしょうかねー。「世間体」とか。そういうやつ。多様化・細分化しすぎて、同じ価値観を持ってる仲間が減って、みんなが孤独みたいなことになっていないのですかねぇ。

アンナチュラルの小道具の絵本から考えるという、余計なお世話な感じの蘭丸でした…。歳食ったのかな、わしゃ。

ではではではーではでは~!

価値観の多様化にストップがかかっているのかな?_挿絵1
しかし私のこの花の話ってまんま醜いアヒルの子みたいな感じですよねぇ。アンデルセンみたいに、「元から美しくなる予定の者は美しくなるだけのこと」っていう、努力とかあんまし関係ない話…何で、絵本になるのか分からん…。何を感じ取ればいいのか。やっぱ血統って大事だねってことかな?
ステイゴールドには、メジロマックイーン産駒の牝馬だ!と。

私は中二病ならぬ大二病なのでしょうか…。しかしそんな歳じゃないYOー!

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