ノーベル賞が出来た理由…「このまま死んだら俺ヤバい」byノーベル

投稿日：2019年1月26日

こんにちは！栁澤です。

技術大国と言われた日本。今後も言われるかどうかは…技術者の海外流出に対する日本人の心構えひとつですが。やっぱ技術で身を立てて来た日本人にとってはノーベル賞の受賞は嬉しいものです。別に文学賞でも平和賞でも何でもいいけど。

ノーベル賞…なんて良い響き！ってなりますね。

ところでノーベル賞のノーベルって何でしょう。飴ちゃんを作ってる会社に関係はなさそうです。
毎日面白いイエイ。
ノーベル賞の「ノーベル」は、死の商人「アルフレッド・ノーベル」の「ノーベル」です。アルフレッド・ノーベルは、スウェーデン出身の化学者で、一番有名な彼の発明は「ダイナマイト」…
ニトログリセリンを実用化し、ダイナマイトを発明したのがアルフレッド・ノーベル博士です。

ダイナマイトは、世界中の採掘やら土木工事で使われ、ノーベル博士は巨万の富を得ます。元々、裕福な商人の家系に生まれていて親兄弟も研究熱心。ダイナマイトより高性能な爆発物（爆発物にこだわる男）も発明したりしてます。

ところで、どうしてノーベル博士が「死の商人」なんでしょうか。。
ノーベル博士は、ボフォース社という鉄工所を買収し、これを兵器会社に転身させます。この会社は、大砲や機関銃を世に送り出す一大軍事企業になったのですが、これが原因です…。ノーベル自体は、会社の経営に関しては2年足らずしか関わっていませんが、「兵器の生産」を手掛けるようになるきっかけを与えたことがとても大きかったんですねぇ。

ある日、ノーベルのお兄さんが亡くなります。そのニュースを報じる新聞をみたノーベルは、多分、血の気が引いたんじゃないでしょうか…。「この世で最も効率的に人を殺す方法を生み出した死の商人アルフレッド・ノーベル博士が死亡」と書かれてたんです！
いや…俺生きてるし！いや、じゃなくて、何この書かれ方ー！？
葬式でみんなの本音が見えるとか言われますけど…だから、死ぬ前はみんなの本音は見えないのが普通なんだけど、見てしまったノーベル博士。焦ります。

「えっ…。普通に頑張って発明してきた人生だと思ってるけど…みんなはそう思ってたんだ…。え…まじかー。ヘコむわ…。」

という感じに、この時の事件をノーベル博士は引きずることになります(;´Д｀)お兄さんが死んで、悲しんでたところにこの奇襲。ノーベルのライフはもうゼロです。

これは誤報だったけど、今のまま死んだらこう書かれるのは間違いないわ！マジでやっべぇぞ！と思ったノーベルは、巨万の富を得ていたことですし…というわけで、ノーベル賞を設立することを思いついたんです！°˖✧◝(⁰▿⁰)◜✧˖°
ノーベルの覚悟（？）というか、本気が感じられるよ…子孫らに相続させなきゃいけない分を差し引いたあとのほぼ全額をノーベル賞設立に使ってます。これに納得のいかない遺族たちが、相続執行人と揉めに揉めたとかいう話も伝わっていますが、ノーベルの本気が功を奏し、今ではノーベルと言えば「ノーベル賞」かもしくはハチミツキンカンのど飴（アルフレッド・ノーベルは関係はない）であって、死の商人ではなくなりましたね、やったぜ！

いやぁ…死ぬ前に、死んだ後になんてヒソヒソされるか（ノーベル博士の場合はヒソヒソどころではなかったけど…）を知っちゃうなんて気の毒です。
しかし今や「賞」のほうが有名になりすぎて、ノーベル賞のノーベルってなんぞ？って感じになってる気もしないでもないですね。それでも死の商人として名前が残るよりはよかったんだろうなぁ…(・_・;)

めでたしめでたし…ですね。
蘭丸でした！ではではでは！ではでは！！

~~おもな勝ち鞍：阿寒湖特別~~
サイレンススズカは満足だっただろうな、「影も踏ませぬ名馬」とか？
（代理で、ステゴ＝蘭丸、ススズ＝伊達さん）