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またハエかよ!で、すみません。栁澤です。
今日は「ラセンウジバエ」の話を…。
名前からしてもう穏やかではなくてすみません…。
ツェツェバエなんてもう、全然可愛い名前でしたね。
ちょっと前の話題になりますが、ペルーを旅行していたイギリス人の方がこのラセンウジバエの一種に寄生され、ひどい目に遭っています。
ラセンウジバエは人間に被害を与える虫なので「不妊虫放飼」という方法での駆除が実施されて、1990年代に絶滅宣言が出ていたはずのハエなんだそうです。
「不妊虫放飼」というのは何となく想像がつくと思いますが、繁殖能力のないラセンウジバエを人間が作成し大量に放ち、その不妊なハエとペアになって満足した真っ当な(?)ラセンウジバエに子供を残させない、という方法の駆除で、殺虫剤などは使わないため耐性を持った奴も出ないし、1年そこらしか生きられない生物にとってえげつない効果を発揮する駆除方法なのです。
しかし今回、生き残っていらっしゃったようで。
このハエはどのように嫌かと言うと…知らない間に人間に卵を産み付けていて、その卵からかえった幼虫が外側の組織を食べつつ人間内部に侵入、最悪の場合卵を産み付けられた人は死んでしまうという……なんかこう、冬虫夏草のセミに同情している場合じゃなかったよねという感じの嫌さ加減です。
寄生虫と言うのは大抵、最終的には宿主とうまくやっていけないと寄生虫とは言えないですよね。
寄生している、寄って生きさせてもらってる、みたいな印象ですし。
しかしこういうアグレッシヴな寄生は「捕食寄生」といい、「ブリーフ&トランクス」の歌に出てくる「ご飯ありがとう」と言ってるサナダムシとは違います。
文字通り、捕食ですから、人間はラセンウジバエさんらのご飯です。人間のご飯がサナダムシのご飯でもあるのとは違います。
ラセンウジバエさんの最終目的は人間に寄生しておくことではないので、人間が死のうが関係ないんです。幼虫の間、お菓子の家に住んでいるようなもんです。
最終目的はもちろん大人になって外へ出て婚活して子孫を残すことなんです。
そしてまた人間を食べる、と。(人間以外も食べます)
これは根絶したくもなります!
サナダムシが「絶滅させてやる!!!」ってほど人類を怒らせていないのは、人類と共存していこうという意思が見えるから…(?)ですよね(?)
人間を食べるから、と言う理由ならライオンや虎も駆除しないといけない気もしますがそこはね…なぜハエは絶滅させて良くて、哺乳類は保護…と思わなくはないですが…食べられたらいやですしね…。
ツェツェバエ同様、日本にはいないハエなのでご安心ください。
しかし次は日本でも症例のある、おっそろしい寄生虫の話をしようと思います!
Studio POPPOの変な記事担当です。武田信玄の軍配が欲しくて100円貯金しています。ゾンビが来たら軍配で殴るつもりです。(よくないゲームの影響を受けている)