蘭丸でもわかるガンの話

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こんにちは、蘭丸です。

蘭丸でもわかるとか言っちゃってますけども実は蘭丸は親がガンになったことがあってそん時にガン関係の本を読み漁りまくりまくったので実はガンについては人より知識だけはあったり。
中学生2年生だったので、知能的にはもう今とそう変わらなかった…と思う!吸収率は今よりあったと思う!
親はどっちもピンピンとしています。

さてガン。悪性新生物とも言いますよね。なんて悪そうなやつなんだ…。ぱっと見、侵略してきたエイリアンっぽい。でも正体は、細胞を私達人間とするならば…グレちゃった人…ですかね…?(・_・;)
ガンができる仕組みは、はっきり「これ食べたらガンになるんだよ!」とかは分かりませんが、細胞が分裂する時のコピーミスって言われてますよね。正常な細胞の遺伝子にキズがついたりして、分裂した子が正常じゃなかったのが、ガン細胞…。でも、身体サイドもそういうことは一応想定していたので、免疫機能が、ミスられた細胞を殺すようになっています。ブルゾンちえみじゃないけど、人間の細胞は全部で60兆個。円で考えると(←???)日本が国家予算のうち税収でまかなってる分と同じくらいあります!!多いんだか少ないんだか!ちなみにH28年の国家予算(一般会計)は大体97兆円で、そのうち4割くらい国債ですね。そろそろばーやいですね。話それちゃったけど、そんなにたくさん細胞があるので、毎日毎日、誰かしらはコピーをミスっています。それを誰も処理しなかったら人間なんてあっという間にガンになってしまうけど、そうならないのは免疫作用のおかげだったんですね!

だけど免疫では対処しきれなかった場合に、それは増えてガンとなります。人間は「細胞は全部で60兆個ね!」って決めているんだけどそれを無視して勝手に増えるのがガン細胞さん。これは新生物扱いされてもしょうがない。初めてガンが出来た場所によって「〇〇ガン」と言われますね。

ガンはぜーんぶ切り取ってしまえば治ります。手術大好き大門未知子先生が「私に切らせて」ってよく言ってますよね。ガンの出来た場所がもし生命の維持に必要ない部位ならば、切ってしまっても命に別状はありません。例えば胸とか。乳がんは女性が最も注意すべきガンと言っても過言ではないガンですが、おっぱいを切り取ってしまっても、それで命が維持できなくなることはないので、死にはしません。同様に、骨にガンが出来たとして、それが足の骨だったりしたら、取ってしまっても死にはしません。でも、肺は命の維持に必要。肝臓も必要。なのでこういうところのガンが大きくなってしまうと死んでしまいます。実際のところは、ガン自体で死んでしまうのではなく、ガンのせいで臓器が動けなくなるので死んでしまうわけですね。

でもガンって転移するんでしょ?転移が怖いんでしょ?って感じですよね。そうなのです。でも逆に転移してなかったら割と簡単に治ってしまうのですが。じゃあ転移って何で起こるんでしょうか。何がまずいんでしょうか。転移が起こる理由は、ガンの「浸潤」に関係があります。「浸潤」って何?っていうと、そのまんまの言葉の意味だと「しみ込んでぬれること」ですが、ガンが浸潤するっていうと、大きくなって進出していくことを言います。ガンが浸潤すると、血液によってがん細胞がどこかに運ばれ、新天地に根付き、大きくなるとこれは「転移」っていうことになるわけです。だから、一言で「何センチの大きさのガン」といっても、場所によっては、とんでもなく大きくても転移するような浸潤をしていなかったり、小さくてももう血管まで到達していて、ガン細胞が運ばれていることもある…っていうわけです。表面にだけ広がっているのなら大きく見えても大丈夫で、表面上はちっちゃく見えても組織の内側に向かって育っちゃった場合はよくないということになりますね。

んじゃ転移してたら何がまずいのか?というと、ガン細胞が移動手段を得てしまったことの証拠だからなのです…。切っても切っても、逃げ延びたガン細胞がどこかに根付いてそこにガンが出来てしまうので対処しようがなくなってしまう…と、それはマズイということになります。そのため、転移があってガンをとった場合は、まさかの切り取り損ねたガン細胞をを殺せるように、化学療法やら放射線治療をするというわけですね。転移が見られない早期発見のガンでも、切っただけでおしまいってことはないと思います多分…。切ったらむしろ散っちゃうっていうガンもいるみたいですし…(うちの犬の話だけど…)。

だけど、前のほうに書いた通り、生命の維持に必要な臓器が無事ならばどんだけ転移しても死ぬことはありません。だから転移したら死ぬというわけではないので、いわゆる「ステージ」が進んだガンだったとしても、化学療法やら免疫力を高める療法を頑張ればガンは消えることだってあるというわけです。大門先生みたいにステージ4とかでもザクザク切って、命に必要な臓器を残してくれるすごいお医者さんがたくさんいればいいんですけどねぇ…。そういうわけにもいかないのがガンですよねぇ。

最後に、ガンは日本人の死因第1位です。それだけ罹る人が多いということになります。ということは、ガンの治療をしたことがあるお医者さんはものすごくたくさんいるし、臨床データもものすごくあるってことです。なので、ガンの治療は、「高額なほうがよい治療」というわけではありません。エステとはわけが違うわけですから。ガンの治療には、セレブなら治せる方法を選択できた…とかそういうのは無いのです。保険がきく治療が、実績のある治療です。だからもし自分がガンだと言われたら、家族がガンだと言われたら、特別な治療が出来ない…などは悲しむところではないので、お医者さんとちゃんと話して、治療に臨んで欲しいなと思います。お医者さんに不信感を抱いた時は別の医療機関に行くのはいいけど、ちゃんと「標準治療(←保険がきく治療)」を受けたほうが良いと私は思いますです。高い民間療法に行ってしまう人も中にはいるけれど、標準治療は実績があるから保険がきくんのですから。実績があるから、健康保険組合(or国民健康保険等)は七割出してあげるって言ってくれてるわけですからね。三割負担だから安いように感じるかもしれないけどそうじゃないのです。標準という言葉のせいで「良い」「標準」「悪い」があるような気分になるかもしれませんが…。言葉だけの話です。保険のきかない治療と併用はいいけど(支払い的な話をすると、併用したら保険適用の治療まで十割負担になるから、お会計は別で!!)、保険のきかない治療ONLYはダメー!

私の差し歯には保険がきかないです…。グスン。まだ本番の歯が出来上がってなくて、仮歯で今色合わせ中なんですけどね…どんだけかかるんだよ差し歯に…。ホワイトニングでもしたろか…。

蘭丸でした!!

蘭丸でもわかるガンの話_挿絵1

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