アピール下手な日本人が見習うべきペットショップのサービス精神旺盛な猫

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家の近くにはとってもペットショップが多いんですよね。
私御用達「TSUTAYAさん」に行く途中にも、結構ペットショップがあるんです。
蘭丸さんは動物が大好きで、何かと理由をつけてペットショップを覗きに行きたがります。

その日も何かと理由を付けられペットショップに連れて行かれたのですが、その日はケージに入れられた猫が中央に出されていたのです。
大抵の犬や猫は、ガラス張りのケージに入れられており、外から見ることしか出来ないのですが、その猫は他とは異なり、網のケージで中央に出されていたのです。
ふわふわです。とってもふわふわの猫です。それはもうフワフワの毛です。
種類は忘れちゃいましたが・・・ともかくフワフワです。

蘭丸さんがチラチラとこっちを見ます。多分触りたいんでしょうね。
蘭丸さんは水族館で小さな水槽に入っている生物にすら触れようとしますからね。
(絶対にそんなコトしようとしてはダメです!)

でも、こういうところでは大抵手を触れてはいけませんってなってます。
当然私は、「ダメですオーラ」を放ち始めます。
そんな私達見た猫は、こっちをじっと見た後、ケージの端までやってきてぐいぐいと頭を押し付け始めました。
それはまるで、「ほら、触ればいいじゃん?」と言っているかのようです。
しかも、こちらをチラチラ見ながら、頭を押し付けているのです。

ふらふらと蘭丸さんがケージに引き寄せられていきます。

ダメです!蘭丸さん!触ったらダメです!

ケージに手を伸ばす蘭丸さんを無理やり引き剥がします。
そんな私達の様子をみた猫はケージの端から離れ、背を向けました。
ふぅ・・・これで触れないはず・・・

って安心した私の心を読んだのか、その猫が驚きの行動を・・・

なんと今度は網の隙間から、自分の尻尾をそっと差し出してきたのです。
そしてこちらをちらっと見て・・・

これなら触りやすいでしょ?

ぜ、絶対にそう言ってます!心なしか表情までそういう感じなんです!
だって、尻尾をわざわざ網から出した後、こっちをチラッと見た後、めっちゃ知らないふりをしています。

こうなってはもう誰も蘭丸さんを止められません。
でも・・・猫ですからね??
そうは見えても、実際に触ったら「しゃ~~~~~」って来るんじゃ・・・

蘭丸さんが尻尾を触るも・・・お、おとなしい・・・

触られているのに、超絶リラックス状態です。

な、なんていうサービス精神旺盛の猫なの!?
この猫だけ、ガラスのケージではなく、網のケージで中央に置かれていたのにはこのような理由があったのかもしれませんね。

この猫は絶対にすぐ売れる!
私はそう直感したのでした。

アピール下手な日本人が見習うべきペットショップのサービス精神旺盛な猫_挿絵1

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