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皆さんこんにちは。
「緑の海」を「緑の森」と書きたくなってしまう気持ちは分からなくもない伊達あずさです。
私も実際、緑の海を緑の森と何度か書き間違えてますからね。
では、サマンにリザーラさんが裏切ったことを伝えるところから再開します。何ていうつもりなのかな~
あづさ「リザーラは・・・あずさと行ってしまった。マ神の真実を知るために・・・」
サマン「え?????なんで?わかんないよそれ?なんでこんな時に行っちゃうワケ!?酷いよ!」
あづさ「・・・」
ミケーネ「ところでサマン。以前から聞きたかったのだが・・・」
サマン「何?」
ミケーネ「お前はそれなりに女らしくなったんだが・・・」
サマン「何を言いたいの?聞きたくないよ」
ミケーネ「ずっと以前、私もリザーラ殿にお会いした事があるのだが・・・」
サマン「聞きたくないって言ってるでしょ」
ミケーネ「リザーラ殿は一向に年をとった気配がないのだが、もしかして、天・・・」
ミケーネに殴りかかるサマン。
サマン「酷いよ酷いよ!お姉ちゃんは、お姉ちゃんなんだよ!酷いよ!」
あづさ「サマン・・・」
う、う~ん・・・ミケーネは何故このタイミングでそれをサマンに聞こうと思ったのか・・・ずっと疑問に思っていたのであれば、今さっきまで本人と一緒にいたんだから、それとなく聞いてみればよかったじゃん?この世界ではザの神同様、天使・・・特に人型の天使は崇拝の対象になっているわけですし、そこまでセンシティブなことでもないでしょうに。もし、気になったのがリザーラさんが裏切った後だったとしても、サマンに聞く前に私に相談ぐらいしなよ・・・
サマン「・・・酷いよ・・・」
ミケーネ「すまなかった、サマン。リザーラ殿は我々が必ず連れ戻す」
でも、いい大人が自らの意思でついて行ったわけですからねぇ・・・それでもってことになると、誘拐してくるぐらいの勢いになっちゃいますけど。
あづさ「強力な結界を解くには・・・それよりも、大きな力を得るしかないか・・・」
ミケーネ「人の使える力などたかが知れているぞ、あづさ」
あづさ「ああ・・・ザの神・・・ゲの神・・・!!そうだ!!ゲ神の王に会うんだ!」
ミケーネ「ゲ神の王だと!」
あづさ「ああ、あのゲ神の竜が言っていた森と石像という言葉がヒントだ」
ミケーネ「どこなんだ、それは?」
あづさ「かつての君の宿敵、ガイナスターが率いる邪道盗賊衆のアジト・・・恐らくはあの神像こそがゲの王だ」
ミケーネ「ガイナスターか・・・これ以上、ここで考えていても始まらない。とにかく盗賊の森へ行こう。ドルークからだと北にあるが、墓場街道を抜けて西にある山道から逆侵入しなければならない」
あづさ「山道?」
ミケーネ「私があずさと初めて会った象荷車襲撃の場所だ」
あづさ「わかった。そこから逆に入って盗賊衆のアジトへ行こう。そして、結界を破る力を貰おう」
まるで私があずさであると分かっているかのような説明になってるけど大丈夫?後、ミケーネも私も逆、逆言ってるけど、一体何から見ての逆なのよ!
サマン「お姉ちゃんを連れ戻して・・・約束よ、あづさ」
てっきり、お姉ちゃんを連れ戻したいから私も一緒に行くって言いだすと思ってたのに・・・そりゃ、リザーラさんがケインに無理やり連れ去られたっていうんであれば、他人任せでもいいのかもしれませんけど、自らの意思で付いて行った人を連れ戻そうと思ったら、説得しなきゃいけないんですよ?それをリザーラさんとついさっき知り合ったばかり(本当は違うんだけどね?)の私に任せちゃおうと思うサマンの考えが全く理解できません。まさか、本当に誘拐して来いって話になってます??
さっきまでタメ口だったのに急に敬語になったよ・・・
そんなわけで、邪道盗賊衆のアジトに行くことになったわけですけども・・・そもそも何で旧王都に張られた結界を破らなきゃいけないだなんてことになっちゃったんでしょうね。
確か旧王都には空を行く人々の船が墜ちたんですよね?でも、何でそうまでして空を行く人々に会いたいの?私の目的はこの世界の滅亡を阻止することのはずです。そのためにもケインに奪われた世界記を取り戻す必要があります。よって、今私が追うべきはケインなんじゃないの?
サマンは「あずさ王が強力な結界を張って行ったそうよ」といってたわけで、その感じだと、ケインって旧王都に結界を張るだけ張ってどこかへいったってことですよね?なのに何故そうまでして旧王都の中に入りたいのか・・・相変わらず行動原理が意味不明です。
てっきり、またケインに負けて、「ケインの力を打ち破るためにはゲ神の王の力が必要だ!」みたいな流れになるものとばかり・・・
ほんと、徹底して私の予想の斜め”下”に展開してきますよね。
天使の墓場を出て、少し西に進んだところにある山道にやって来ました。私とミケーネが逆、逆いってた道はここであってるのかな?本当なら旧王都に張られているという結界を見てから行くべきなんでしょうけど・・・なんかもうほんと、余計なことをするのが面倒くさくなっちゃって・・・
あ~これって確か象荷車の線路ですよね。以前、ミケーネがここでやたらおっきな天使を繰り出してました。
そんな山道を抜けた先に盗賊のアジトはありました。ほんと、ミケーネは何をもってこの道を逆と表現したんでしょうね。むしろ、盗賊以外の人からすれば順路なのに。
盗賊のアジトに着くなり、突然辺りに閃光が。
そして、奥の方からはガイナスターの声が。まあ、居ると思ってましたけどね。
ガイナスター「ミケーネ・・・そっちの男は?」
あづさ「俺はあづさ」
ガイナスター「ふん・・・ミケーネ!ここに来たという事はゲの力が必要になったか!?」
ミケーネ「ガイナスター。お前こそこんなところで一体・・・」
ガイナスター「ガラマニア、マナミガル、ジュザリア・・・これだけの力を結集しても、奴を、あずさ・・・を倒すことは出来なかった・・・」
ミケーネ「あの時、誰もがアサシナが滅びると思った・・・しかし、3国軍は突然に撤退してしまった・・・一体何があったのだ・・・」
ガイナスター「あの時・・・」
・・・と、ここからガイナスターの回想に入るみたいなのですが、長くなりそうな予感しかしないので、続きは次回かな。
Studio POPPOのプログラム兼システム担当です。
ウォーキング・デッド大好き!ダリルかっこいいよっ!主食はキノコです。