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皆さんこんにちは。
色々あってすっかり頭が冷えた伊達あずさです。
うん。大丈夫!今ならこの怒涛の展開にも冷静に対処できそうです!
とりあえず、現状把握から・・・
現アサシナ王であるアサシネア6世が目の前で暗殺され、私は王殺しの罪を擦り付けられ投獄中です。アサシナ王が殺害されたことで、世界記に記されていた今日以降の記述は全て抹消され、グラン大陸の滅亡が確定されてしまいました。
私は現在、王殺しを画策した張本人のパラドックが自ら執り行うという公開処刑を牢屋で待っている状態にあります。
それにしても、世界記の記述があれほど大きく変わったのは初めてのことです。可能ならば今一度時渡のみづちの力を借りたいところですけど・・・ここからでは空が見えないからダメなのでしょうか。
何とか空が見えるところに行けないものかとあれこれ試していると、つい先ほどガラマニア女王暗殺未遂のお咎めもなく釈放されたゼノビアの姿が。あれ、もしかして貸しを返しに来てくれました?
ゼノビア「お前達、ここで何をしているのだ!何故あずさをここに閉じ込める?」
あ、あれ。事情を分かってて助けに来てくれたわけではないのね。偶然通りかかっただけってこと?
騎士「これは・・・パラドック様のご命令で・・・国王を殺したこの者を拘束しているのです・・・」
ゼノビア「・・・ということはお前達もパラドック様の一味ということか!」
騎士「何?」
ん?その言い方から察するに、もしかするとパラドックが王殺しの黒幕であるという証拠をミケーネさんあたりが掴んでくれた?
ゼノビア「あずさ・・・お前がミケーネに言った通りだ・・・まさかパラドック様が陛下を・・・」
騎士「おのれ・・・」
私が予想していたよりも遥かにミケーネさんは優秀な人だった!!
ゼノビア「旧王都は私の部下が制圧した!諦めるんだな!!」
そのまますんなり救出されるのかと思ったら・・・一緒に戦うのね。よくよく考えたら、投獄されていたにもかかわらず、私、武器も道具もちゃんと持ってるじゃん。むしろ、なんで今まで大人しく投獄されていたのだろうか・・・
王直近の騎士にまでパラドックの息がかかっていましたし、とても一朝一夕の計画とは思えないのですが、どういうわけか世界記はそれを直前まで察知できなかったのですよね。パラドックはいつでもGoをかけられるところまで計画は進めつつも、最後の最後まで実行するか迷っていたってことなのでしょうか。でも、パラドックが迷いを断ち切れるような印象深い出来事も特になかったのですけどね。うーん、逆にドネア女王暗殺によるガラマニアの宣戦布告で王殺しの計画を断念したってことなのかもしれませんね。
ゼノビア「国王には済まないことをした・・・この失敗は我らが命で贖うのみ!」
あずさ「ゼノビア」
前々から薄々気づいていたのですけど、ゼノビアって王様に対する忠義心みたいなものがちょっと希薄ですよね。もしかすると、前王であるイブスキ派だったのかなぁ・・・
ゼノビア「ともかくパラドックを追わなければ。私の部下が地下に入って行ったのを見ているのだ」
ようやくパラドックへの様付けが取れました。ほんの少し前まで、嫉妬に狂って(?)ドネア女王を暗殺しようとしていたのに、なかなかに気持ちの切り替えが早いみたいです。私はかなりのうじうじ系なので、そういうところは見習いたい。
あずさ「地下?」
ゼノビア「この王都の地下にはまだ我々が知らないザの神の力があるといわれている・・・パラドック・・・ヤツの目的はきっとそれに違いない!」
あずさ「よし!パラドックを追うぞ!ゼノビア!」
そんなわけで、ゼノビアと共に地下へと逃げたパラドックを追いかけることになりました。
同行者のゼノビアは・・・少し見ないうちに私と同等の腕前になったみたいです。新王都から旧王都へとやってくるまでの間で、過度のレベル上げにでも勤しんだのでしょうか。省略されちゃってたから気付かなかっただけで、私って思いの外長い時間投獄されていたのかもしれませんね。
牢屋を出てから北に進むと地下へと続く謎の入り口がありました。そういえば、こっち側ってずっと騎士が道を塞いでいたため、来るのは初めてですね。
何に使うのかよくわからない装置がそこここに置いてあります。ここはどういった目的で作られた場所なのでしょうね。
ここに出現するのは天使のようです。天使の墓場に出て来た天使達みたいに暴走している・・・というわけではないのかな?流石に王都の目と鼻の先にいる天使が暴走しているわけないですよね。となると・・・これが正常動作なのかも。天使達は侵入者を攻撃するよう指示されているのかな?この世界の人達はランダムエンカウントの敵なら確実に避けられる術を有しているみたいだから、きっとパラドックはそれを使ったのでしょう。でもそうなると、これらの天使って防衛機能ゼロですね・・・あ、ゲ神信者になら有効という可能性もあるか。
長い梯子を降りた先でパラドックの姿を見つけた途端、ゼノビアが先んじちゃった!ちょっと!勝手に先に行かないでよ!
パラドック「・・・目覚めの時は来た!秘められたるザの神よ!我が前にその姿を現せ!!そして・・・」
ゼノビア「パラドック様!」
本人を前にしたら様付けが戻っちゃった。人間、そう簡単には未練を断ち切れないものです。
パラドック「ゼノビア・・・これは何のまねだ」
ゼノビア「パラドック様!陛下を殺してまでアサシナの王位が欲しかったのですか!?」
パラドック「何を言うゼノビア。お前は言ってくれたではないか。私こそアサシナの王にふさわしいと!」
ゼノビア「・・・」
そんなこと言ってたんだ。通りで王様に対する忠義心が低いわけです。
終始穏やかムードで進んでいたはずなのですが、何故かここでパラドックが急に癇癪を起こし、同行していた騎士に私達の抹殺を命じます。
でも、そういいつつもパラドック自ら矢面に立って戦うみたいですね。その心意気やよし。
当然楽勝です。1500の経験値になりました。
パラドックは最期に何かを言いかけたのですが、結局、そのままお亡くなりになりました。
あずさ「一体パラドックはここで何をしようとしていたんだ?」
ゼノビア「パラドック様は・・・パラドックはザ神の王の力を狙っていたに違いない」
あずさ「ザ神の王・・・?」
ゼノビア「言い伝えがある。この旧王都の地下はザ神の王をおさめた神殿だというな・・・」
ゲの神は沢山いるけど、ザの神は天使がいるので1人しかいないものだと思ってました。でも、王がいるということは、ザの神自体もそれなりに沢山いるってことですよね。
あずさ「パラドックはその力を手に入れようとしていたのか・・・」
ゼノビア「陛下を殺してまで・・・パラドック様・・・」
あずさ「ゼノビア。新王都へ戻ろう。今後の事もあるしな・・・」
無事、王殺しの汚名も晴らすことができ、旧王都を脱出したところで今日はここまでです。
うん。今回は大分心穏やかに進められたと思う。
旧王都の地下
800ネル、すいげんたん、ちょうすいげん、駆動殺し
Studio POPPOのプログラム兼システム担当です。
ウォーキング・デッド大好き!ダリルかっこいいよっ!主食はキノコです。