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こんにちは!栁澤蘭丸です😃
「まさかこの人、幽霊じゃないだろうな?いや、足はある。人間だ」とか「その時、気付いてしまったのです。その人には足がないことに…」というような表現を見かけることがあります。幽霊かどうかは足を見ればわかる、というのが伝統となっています。昔から、幽霊といえば足がないもの。そこに立っているものの、足元は透けている…というわけなのです。
しかし、昔からそう決まって(?)いるけど…なぜに幽霊には足がないのでしょうか。しかも、それって人類に普遍的な常識なの…?とても気になります。
まず、幽霊に足がないのはいつからなのか?というと、私はこれ聞きかじったことがあります。円山応挙(まるやまおうきょ)という画家が描いた幽霊の絵が足のない幽霊の初出という話です。その幽霊の絵があまりに素晴らしかったので、それから幽霊といったら足がないものとなった、とか。うん。異世界転生モノがヒットした後に異世界転生をテーマにした小説が増えたみたいなものかな(どうだろう)!
私の適当な記憶は正しかったのかどうかというと、これは…………正しかった!現在の、幽霊に足がないという共通認識の元となったのは、円山応挙の幽霊の絵であるというのが定説となっているそうです。
が、知りたいのはそれだけじゃないですよね。何で円山応挙さんは幽霊に足を描かなかったのか???そっちが大事。なのですが、これは不明となっています…。これこれこんな意味があるのでは、という説から、描いてる途中で墨が無くなった説まで。そんなぁ…。
円山応挙は江戸時代中期の画家なので、幽霊から足が消えてからまだ300年も経っていないんですね。平安時代や鎌倉時代の幽霊には足があったのでしょうかね?有名な四谷怪談だと幽霊に足がない。ビフォー応挙とアフター応挙で、幽霊のスタイルもだいぶ違うようです。幽霊がたくさんでてくる雨月物語では特に登場幽霊の足がなかったという記述はありません(応挙の幽霊図と雨月物語はかなり近い時代の作品だけど、おそらく、雨月物語の方が先)。
ところで、円山応挙が足のない幽霊の元祖ってことは、海外の幽霊には足があってもおかしくないですね。実際、幽霊にも住民票がある国イギリスだと、幽霊に足は余裕であります。なぜならば、誰もいないのに足音がする幽霊屋敷がぽんぽんあるからです。足音がするということは、足があるってことでいいんですよね?💧幽霊の足音がするって評判のホテルもありますよ(ブリタニア・アデルフィ・ホテル)。
それに映画のゴーストバスターズでも、基本幽霊には足があります。車両通行止めの標識と幽霊(?)のイラストのあのマークが有名ですが、あの幽霊もアニメ版だとドスドス歩いてたので、足があるようです。ディズニーランドのホーンテッドマンションの幽霊にも足ありますね。
でも、幽霊が宙に浮いてたり、トコトコとかドスドスじゃなく、すーっと移動したりする描写は海外にもあるので、物質ではないものという感覚は共通なのかも?物質的なのは、蘇った死体系ですよね。死体が怖いのも世界共通ですね。
海外だと幽霊と怪物の区別があまりないよなーと思う栁澤でした。ではではでは!
この、手の甲を垂らした構え、恨めしやという掛け声、ヒュードロドロという効果音はジャパニーズトラディショナルスタイルですよね~。
Studio POPPOの変な記事担当です。武田信玄の軍配が欲しくて100円貯金しています。ゾンビが来たら軍配で殴るつもりです。(よくないゲームの影響を受けている)