自分の洞察力が試される…「いい人」あれこれ:応用心理学

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こんにちは!栁澤蘭丸です。

この世には、「人から頼まれたことを快く引き受けてくれる人」がいます。もしくは自分がそうである場合もあるかも。
でも、その「人から頼まれたことを快く引き受けてくれる人」にも種類があるのです…。もちろんもうお気づきの人もいるのかもしれませんが…。

どんな種類があるのでしょうか??

自分に自信がないから断らない人

面倒な仕事、本当はいやだなって思っているのに、周りの要望を無視できない人。どうして嫌なのに断らないのかというとそれは、「自分に自信がない」からという人がいます。
自分に自信がないと、周囲の要望に応えないと不安な気持ちになってしまうのです。
悪い言い方をすると「周囲の顔色をうかがう」人ということも出来るかもしれません。面倒ごとを引き受けても引き受けても、それは自分に自信がつく行為ではないので、不安な気持ちが解消されることは無いのですが、そうするしかなくなってしまっている人。そんな人は本当はものすごくお疲れです。カンが鋭い人なら「疲れている。顔は笑ってるけど、本当は嫌そうだ」と気付いてるかもしれません。もしそう気づけたならば、労ってあげたほうがよいのかもしれません。
また、自分がまさにそうなんだ、断れないんだ、という人は、「断っても断らなくても、自分の評価は変わらない」ということを意識して、しんどいことはやんわり断るようにしたほうが良いかと思います。面倒ごとを引き受けても、「ラッキー」としか思ってもらえませんので、評価があがるわけじゃありませんし、引き受けなかったとしても…そんな『頼み事』は引き受けてもらえなくても普通なので評価が下がるわけじゃありません。というか面倒ごとを人に押し付ける人からの評価が上がっても嬉しくないですよね~。「嫌われる勇気」…とまではいきませんが、断る権利を行使しても罰は当たらないでしょうよ。という感じです。

頼まれるのが嬉しいから断らない人

いやいや引き受けている人とは違って、こっちは自分の幸せのために引き受けています。もちろん、好ましく思っている相手の頼み事だから嬉しいだけなので、嫌われていたら引き受けてもらえないのかもしれませんが…。
相手を愛しいと思う時や、その人のためになりたいなと思う時、脳内では「オキシトシン」や「エンドルフィン」が分泌されることが分かっています。「オキシトシン」は「幸せホルモン」「愛情ホルモン」と呼ばれていて、相手を愛しいなぁと思うと同時に幸せな気持ちにさせるホルモンとして最近流行りですね。そしてエンドルフィンは「脳内麻薬」として昔から有名。こっちも、幸せな気持ちになる神経伝達物質です。
自分を犠牲にして相手に尽くしていて、何も報われていないように見える人がいますが、「何で?ドMかな?」と思うのは早計で、実はその人は報われる報われない以前に自分の行いで既に幸せになってしまっている…そんなケースがあるということなのです!まぁ…自己満足ですよね。
だからその人は頼まれれば嬉しいのは勿論、自主的にどんどん尽くして、どんどん自分を幸せにしているのです。
ただしそれが「本当に相手のためになっているか」どうかは、謎です。だって自分が幸せになるためにやってることだから。相手のためになっていなくても幸せになってたらそれでいいことになってしまいます。そのため過度に甘やかされた、親離れできない人や、ダメ男、ダメ女が生産されたりすることも…。
もし自分の周りに、脳内物質を出したいから人のために動いているような人がいるならご好意に甘えるのもアリかもしれませんが、自分がそうだった場合…相手を自分の欲望のためにダメにしてしまっていないか、考えて立ち止まったほうが良い場合もあるかもしれませんね。
ご好意に甘えている人も「この人は私に尽くすのが幸せだから、労わなくていい」と思わず、労ってあげればwin-winの関係です!

というわけで。「何でも引き受けてくれちゃう人」…周りにいるよっていう人は、その人が疲弊しているのか幸せなのか、よく見て考えてあげると、より良い関係になれるのではないでしょうか。
自信がない人には、そんなにやたらめったら引き受けなくても大丈夫という意味で「いつもありがとう」と言ってあげるだけで少しは不安が和らぐでしょうし、幸せを感じている人はさらに幸せになって、喜ばれるかも!!
人の不安やら、好意につけこまないようにしたいものですね(´・ω・`)

蘭丸でした!ではではでは。ではでは。

自分の洞察力が試される…「いい人」あれこれ:応用心理学_挿絵1
いや…大体は蘭丸の義務なだけなので、伊達さんこそ「いちいちブーブーとめんどい!」と思っていることだろう…

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