私も中二病を患っていた?「あの頃、私には翼がはえていた」

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皆さんこんにちは。
如何にも中二病っぽいタイトルをつけてしまった伊達あずさです。

今では中二病という言葉を良く目にするようになりました。
元は思春期(中学二年生頃)に見られる背伸びがちな言動や行動を揶揄した言葉でしたが、今ではナルシシズムに満ちたな空想、妄想などもこれに含まれるようです。
そんな中二病ですが、私も正にその時期(中学生時代)に中二病を患っていたことを、ある夜、ふと思い出したのです。

それは私が中学三年生の頃です。
中学校の校庭の端っこで、私は一人砂場に向かって跳躍を繰り返していました。走り幅跳びの練習です。
今も昔も運動が嫌いな私が何故こんなことになったのか・・・

私の学校には陸上部というものがありませんでした。なので、学外の大会の選手は主に校内で催される陸上大会で好成績を収めたものの中から強制的に選ばれるのです。
私の学校の陸上大会はクラス対抗で行われていました。各クラスに勝利のために生徒達だけで話し合って種目毎の選手を決めるのです。
そうなると、当然クラスの勝利のためには自分が最も得意とする種目で出場するのが定石なのですが・・・私の場合はちょっと違ったのです。

私は運悪く、そこそこ運動全般が得意だったのです。
そのせいもあって、誰もが選ばないようなきつく、地味な競技などをクラスの勝利という大義の下、無理やりあてがわれていたのです。
しかし、何だかんだで真面目な私はどんなにモチベーションが低くとも、本番で手を抜いたりすることはできません。結果、そんな競技でもちゃんと成績を残してしまうため、その評判がまた次に悪い意味で活かされてしまうのです。

しかし、3年生の時の私は一味違いました。誰よりも早く走り幅跳びへの出場に立候補し、この種目であれば絶対に1位を取るとクラスの人達に対し必死の説得を試みたのです。
要するに・・・私はもうきつい種目に出場するのが嫌だったのです。走り幅跳びであればせいぜい3回跳ぶだけです。他の競技と比べればあっという間に終わります。更に加えて、トラック競技に運動の得意な人が割かれる傾向があることを知っていたので、適当に跳んだとしてもまず負けることはない。
・・・そんな後ろ向きで甘い考えによって、走り幅跳びの選手に立候補したのです。

しかし、クラスの勝利にもちゃんと責任を果たした上、手を抜けない自分の性格すら加味した、計算ずくの走り幅跳びのはずだったのですが・・・世の中何が起こるかわからないものです。

私は運動が得意・・・といっても、所詮は得意な程度です。
校内はまだしも、校外の大会で好成績を収めるようなレベルの人達には才能も努力もまったく敵いません。
が・・・どういうわけか走り幅跳びだけはほんの少しだけ才能があったみたいで、あれやこれやと小さな大会を通過し、さらなる大きな大会への選手に選ばれてしまったのです。

そんな流れで、私は1人、校庭の片隅で跳躍を繰り返すことになったのです。

根本が後ろ向きだった走り幅跳びの練習に私のモチベーションが上がるはずもありません。
まして、陸上部がないため、指導してくれる先生がいるわけでもありません。
とは言え、大きな大会への出場権が得られることは珍しいということもあって、それとなく私を気にかけてくださった先生達がかわるがわる私の元を訪れるため、何となく練習をしなければいけない雰囲気だったのです。

しかし、所詮は中学生。どのような練習をしたらいいのかなどわかるわけもなく、とにかくひたすら砂場へ向けて跳躍を繰り返すだけ。
自分でも「なんでこんなことになってしまったのか」と、そんなことばかりが頭を巡っていました。

そんなまったく意味の無い練習を繰り返していたある日、そんな私を見かねた1人の先生が私にこう言ったのです。

「とにかく高く跳んでみたらどう?」

遠くに跳ぶことばかり考え過ぎて、私の跳躍が低くなってしまっていたことに気づいた先生がそう指摘したのです。
しかし、これを聞いた私の中で変ないたずら心が芽生えたのです。

「だったら、距離なんて無視して、本気で思いっきり高く跳んでやるよ!!!」

正直、もう練習には飽きてしまっていたのです。とにかくこのたまったストレスを何かにぶつけたかったのかもしれません。

私は久しぶりに本気で走りました。そして、これでもかと言うほどほぼ垂直に全力で跳躍・・・
空を跳ぶ私・・・でも、これまでとは何かが違いました。どういうわけか、何時まで経っても地面に足がつかないのです。

そう、私はこの時、空を”飛んで”いたのです。

まるで重力から・・・いや、全てから解放されたような感覚。それは空の感触。そして、砂場に着地・・・
私には何十秒も宙に浮いていたように感じられました。

でも、私の感覚がおかしかっただけではなかったみたいです。
私の跳躍を見ていた先生も「今のはなんだ!何か良く分からんがとんでもなく跳んでたぞ!」と、とても驚いていました。
まあ・・・距離的には全然ダメでしたけどね。

しかし、この奇妙な体験が、中二病発症の原因となってしまうのですが・・・
何だか話が長くなってしまったので、この続きはまた次回!
う~ん・・・意味もない自分語りの思い出話で引っ張るとか誰得なの!?って感じですけどねぇ・・・

私も中二病を患っていた?「あの頃、私には翼がはえていた」_挿絵1

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