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どうもこんにちは!栁澤です!
「サラブレッドっていったってピンキリだよー」
などと、言いますよね。
『ピンからキリまで』っていうのが、正式(?)ですけど…
ピンとか、キリとか言われたって、それこそピンときませんよね(;’∀’)最高級から最底辺まであるんだよ!って意味なのはわかるんだけど、え、どっちが最上級のことなの?ピンなの?それともキリなの?って感じですよ!
それが…ある時本を読んでいたらそれに「~~はピンからキリまでありますが、これはピンのほうの話です」と書いてあったんです。最高級のほうでした。おお、作者の人は意味が分かっているのか!ピンが上なのか!
というわけで調べてみました、語源…。
「ピンからキリまで」の「ピン」は、ポルトガル語でした。「pinta(ピンタと読む。意味は「点数」)」です。オランダから伝わったカルタという遊び(いろはかるたとは違うみたいですね)があるんですが、これには1点~12点の札があって、それの1点を「ピン」と呼んだことから、ピンキリの「ピン」に抜擢されたとのこと。オランダから伝わった遊びなのにポルトガル語を採用するあたりよく分かりませぬが…。
で、キリのほうはというと、「切り」かな?って思いそうなところなんですが、ところがこっちもポルトガル語で、「十字(十字架)」を表す「cruz」という言葉が由来だそうです。読み方は、カタカナにするとクルスが近いかな。これを、日本人は「キリ」って言ってたんですね。
これも、そのオランダ発カルタの札の名前として使われていました。12点の札のことを「キリ」と呼んでいました。
つまり、「ピン」は初めの札で、「キリ」は最後の札なのです。「切り」ではないんですね~。
さてどっちが「良い」でどっちが「悪い」かは、点数でいうと最低点の1点(ピン)と、最高点の12点(キリ)なので、キリのほうがよさそうな感じがしますが、そういう深いところまでは考慮されていません…
単純に、最初=先頭=ピンで、最後=末席=キリ ということになったらしいのです!!ピンがよくて、キリは悪いのですね。
終わりが見えない時、「キリがない」という言葉を使いますがこれもピンキリのキリと同じで、「最後が無い」ということらしいですよ~!!
ピン、とか日本語っぽくないなぁと思ってたので謎が解けました。
キリのほうは、花札の12月の札が「桐(きり)」だからっていう説もあるようです。でもまぁ、ピンがオランダのカルタの中で使われてるならいきなりキリだけ花札ってのもおかしいですし。cruzのキリ説を推したいと思います!
ちなみに「ピンとくる」とかの「ピン」は、「ぬるぬる」とか「むにむに」とか、決してそういう音が出てるわけでもないんだけどそんな感じがする~っていう言葉の一種で、直感でなんか思いつく様を表している「擬態語」らしいので、ピンキリのピンとは無関係のようですな!
というわけで!ではではでは!ではでは~。
栁澤でした!
Studio POPPOの変な記事担当です。武田信玄の軍配が欲しくて100円貯金しています。ゾンビが来たら軍配で殴るつもりです。(よくないゲームの影響を受けている)