プリーステス・デミン:Baldur’s Gate 2#288

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前回からの続きです!

皆さんこんにちは。
いまのところ、失礼なエルフと遭遇していないことに胸をなでおろしている伊達あずさです。

どうやらエルハン達が格別に不作法だっただけみたいですね。改めてファーストコンタクトに立ち会った人は種族の代表であることを自覚しなければならないなと考えさせられちゃいましたよ。危うくエルフまでドロウと同じ道を歩むところでしたよ?

プリーステス・デミン:Baldur's Gate 2#288_挿絵1
それでは3つの聖なる遺品を見つけ出し、リリフェンの化身とかいうのを召喚し、イレニカスが立てこもっているという神殿の扉をぶち抜いてやりましょう。
ひょっとすると、今持っている「タリスマン・オブ・リリフェン」と「ムーンブレード」がその遺品である可能性は高いけど・・・さすがに「石のホーン」は聖なる遺品って感じがしないので、少なくとももう1つぐらいそれっぽいアイテムがありそうな予感がします。

そんなわけで、次はハーピスト・ハウスなる場所へと向かったのですが・・・建物の前でゴーレムに襲われていたエルフ達を助けられなかった!今度こそ完全に多勢に無勢でした。

プリーステス・デミン:Baldur's Gate 2#288_挿絵2
一人でゴーレムを倒し、ハーピスト・ハウスの中に入ります。戦いの形跡はありますが、生きて動いている者はおりません。

プリーステス・デミン:Baldur's Gate 2#288_挿絵3
無人となったハーピスト・ハウスの中から見つかったのは石のハープ。石のホーンの仲間であることは間違いありません。どちらも彫像の一部という評価でしたから、何かしらの像にこれらを戻すことで、何かが起こる仕組みなのかもしれません。
さあこれで、このエリアでまだ制圧できていないのは、デミンの家の周辺のみとなりました。

プリーステス・デミン:Baldur's Gate 2#288_挿絵4
最後のエリアとなるデミンの家に向かう途中、名のある人を発見したけど、見た感じドロウですね。

ラーミラット「やった!警備の仕事にもうんざりしていたんだ。さあ、お前を殺してやるぞ。おっと、それらしくしないとな・・・えー・・・そこのお前!殺される危険があるため、住民は全て家の中に避難しなければならない!ハイプリーステスは、マスター呪った件に関与していた為に罰せられた。お前なぞ、彼女の家に入ろうなんて考えただけで殺されるぞ」

「マスター呪った件」ってなんでしょうね。何故片言なのか。

プリーステス・デミン:Baldur's Gate 2#288_挿絵5
当然戦闘になったわけだけど、自分で召喚したピット・フィーンドに襲われちゃってますね。ちなみに彼を倒しても全く良い物は手に入りません。

プリーステス・デミン:Baldur's Gate 2#288_挿絵6
プリーステス・デミン「よそ者か?あなた達が追放者の手下でないなら、私を助けて化け物どもと戦って下さい、頼みます!」

デミンさんも礼儀知らずではないみたいで助かりました。もちろん、戦いましょう。

プリーステス・デミン「た、助けてくれて有り難う、見知らぬ人よ。すみませんが質問をさせて下さい。どうやってここに来たのですか?普通、私達の町が外の者に見つかることはありません。追放者が魔法を使って町を隠した今ならなおさらのこと。それを知らないで偶然に見つけたのなら、幸運だけとは思えないわ」

あずさ「私は、あなたが”追放者”と呼ぶ者を探しているのよ。イレニカスは私から多くのものを奪っている」

プリーステス・デミン「彼の恐怖が私達にだけ向けられるだろうと考えたのは、愚かでした。彼があなたを苦しめたのなら謝ります。私達は彼の悪行に、部分的に責任があるのです。この問題が解決したらその償いをしようと思いますが、今は追放者の掌中にあります。彼のなすがままなのです」

あずさ「エルハンも焦れていたしね。情報は与えられないと言いながらも、助けを求めていたわ」

プリーステス・デミン「イレニカスとボーディに関する私達の恥など、もはや気にしてはいられません。助けを求めなかったために街が滅ぼされてしまったら、黙っている事に意味などありましょうか?あなたはエルフではない。どうして私達がこの件を話すのを躊躇っているのか分からないでしょう。分かってもらえればいいのですが。今あなたが知っているあの追放者は、かつては別人でした。評判が良く、私も誇りを持って語っていましたし、様々な賞賛の言葉に値する者だったのです」

あずさ「あなたはそう言うけど、私は奴らの良い面を見た事がないわよ」

プリーステス・デミン「あなたがそう思うのももっともです。強い感情に駆り立てられていなければ、今ここにいないはずですからね。追放者は反発を買うのが得意なのです。彼は私達から最も強い反感を持たれています。他の誰よりも私達に悪をなしたからです。彼は限度を知らない犯罪者なのです。そう、彼も私達と同じエルフでしたが、もはや違います。エレシーム女王に追放されたのです。心底エルフでない事が分かったからです」

あずさ「ボーディは?彼女もこれに関わっていたの?」

プリーステス・デミン「二人はエルフのサルダネッセラーの宮廷で良く知られていました。少なくとも彼は私達の種族や同類にとって大きな財産でした。彼はメイジの中で最も崇高で、神の力添えがなくても最高に優れていました。女王も彼を気に入っていました。いや、それ以上でした。しかし、”妹”の方は強欲でした。彼女は兄ほど重要視されていなかったのですが、”兄”に大きな影響を持っていました。彼女の狂気に彼は引きずり込まれたのです」

あずさ「続けて頂戴」

プリーステス・デミン「彼らは可能なもの以上を求めました。神の力を望み、その結果など気にしていなかったのです。追放者は闇の儀式を行い、我々の長寿のシンボルである生命の樹へ破壊的な攻撃をしたのです。彼は自分の本質を神聖な樹と融合させようとして、樹のエネルギーを盗もうとしました。それは失敗しましたが、私達はその代償を払わされました。彼はエルフの大地と自然との結びつきを断ち切ったのです。サルダネッセラーを大きな衝撃が襲い、弱い市民の多くが死に瀕しました。彼が自分と妹の身勝手な目的の為に、多くの者を危険にさらした事は確かですが、それ以上に私達の本質へ与えた脅威は測り知れなかったのです」

あずさ「どうしてその時に奴を殺さなかったの?多くの面倒が避けられたのに」

プリーステス・デミン「この犯罪を裁く役目はエレシームに与えられ、厳しい裁断を下しました。エルフらしさを全て剥奪して追放し、私達であることの大切さを思い知らせようとしたのです。高貴な精神を持つエレシームは神に嘆願し、呪いが追放者に与えられました。彼らとエルフの魂は、あらゆる結びつきを断ち切られたのです。エレシームはそれを死より重い刑罰とみなしました。もはや寿命は人間と等しく、彼らのエルフの魂は、全てのエルフに資格が与えられていた天国から追放されたのですから。妹が神の呪いに対抗する為に自らヴァンパイアとなりましたが、その程度で神に近づく事は出来ません。兄は同じ危険を冒しませんでした。より善き者は自分が失った者を正しく認識する事を学び、おそらく謙遜を学んで償いをしようとするはずです。彼は”より善き者”ではなかったのです」

もしかして、エルフって頭が悪いか、さもなくば、年を取りすぎて記憶障害か何かになっていのでしょうか。イレニカスが最初の罪を犯した時点で、善い者であろうはずがなくない?それって単にエレシームがイレニカスに未練か何かがあって、己の立場を利用した甘い裁断をしたってだけの話じゃないですか。そして、案の定、生前悪のイレニカスは、自業自得の罰やエレシームの甘さにすらも感謝の念を抱くどころか、自分を害した恨みとして他者にすべてを責任転嫁したってことでしょ?明らかに死罪が適切である異常者を罪が確定した状態で死刑にしなかったエルフの罪です。実際に罪を犯したものを裁くのは差別でもなんでもありませんからね?集団で生存していかねばならない種族にとって、危険因子を排除するのは自然の摂理です。これはもう多様性などという言葉で許容される範疇を超えているのですよ。

大体、エルフを剥奪して人間と同じ寿命になることが死よりも重い罰だとか本気で思っている辺りが、高慢過ぎて呆れ果てます。やっぱりエルフはドロウにそっくりです。ふとした拍子に全エルフがドロウになる可能性を秘めていますよ。イレニカスの件だって、別段特殊なケースなどではないのかもしれません。エルハンだってきっかけがあれば、簡単にイレニカスのようになっちゃうと思いますよ。

あずさ「すごいわねぇ、あなたの最初の手がかりは何だったの、天才さん?」

きっとこの選択肢は、私が今言ったことを皮肉として表現しているに違いない!

プリーステス・デミン「私達はこれが良い結果になる事を願っていました。追放者は彼自身を復活させる方法を見つけて、私達が最も嫌悪する敵と協定を結んで、もともとの陰謀を再びめぐらしたのです」

あずさ「私は個人的な理由で、奴を殺す。イレニカスはボーディと同じように死に値するのよ」

プリーステス・デミン「私達の判断が、あなたにどれほどの被害をなしたかは、計り知れません。償いはするつもりです。もし、それだけの住民が生き残れば、ですが。私は・・・この出来事にまだ驚愕しています。サルダネッセラーの守備隊の大部分は、テンプルを襲撃したドロウとの闘いに出てしまい、私達の兵力は弱いまま残されていたのです。追放者達は他の追放者達と手を組み、つまらない憎しみや嫉妬を募らせ、私達の息の根を止めようとしています。追放者は町に魔法の生物とデーモンをもたらし、そして・・・ブラックドラゴンも北西に降り立ちました。私は戦おうとしてきましたが、敵はあまりに多いのです」

あずさ「私の狙いはイレニカスよ。あなた達残った住民は自分で何とかして」

プリーステス・デミン「追放者は手下を通りに放ち、エレシームを宮殿へ連れて行きました。私は入ろうとしたのですが、固く封印されています。あなたは女王を見つけるにも、個人的な理由で追放者を探すにしても、宮殿の中へ入らなければならないし、通りでは怪物とも戦わなくてはなりません。その両方を同時にやる方法はあるはずです。簡単ではないでしょうが。いいえ、簡単でない事はこの目で見てきたのです。私にその任務を果たすだけの力がないのははっきりしています。あなたなら出来るでしょう。やるべき事を教えたら、やってくれますか?」

まあ、デミンさんはエルハンとは違って道理の分かる方のようなので、協力するのもやぶさかではありません。
でも、ちょっと話が長すぎるので、デミンさんから具体的な話を聞くのは次回にしましょう。

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