リラルコルという剣:Baldur’s Gate 2#42

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前回からの続きです!

皆さんこんにちは。
幾ら名声が下がらないとはいえ、特に害をなしてきたわけでもない非敵対的なモンスターを攻撃するのは忍びなくて仕方がない伊達あずさです。
これまではそういったことをやらずともクエストを進められてましたからね。クエストを進行させるにあたってそういった行為を強要されたのは何気に初めてかもしれません。

では今日はデッドスリーの歴史からです。

デッドスリーの歴史、「ナックルボーンズ、スカルボーリング、空の王座」

遥か昔、1人の神だけが巻き起こした戦いがあった。その神は死と死者の神、ジャーガルとして知られる全ての終わりの王である。ジャーガルは命を持つ者達と権力者達の仲違いを煽動し餌食にした。憎しみを抱き、権力を求め殺し合いをする者をジャーガルは影の永遠の暗黒の王国へ招き入れた。全てが死に自分の元へ来ると、他の神々には手も出せぬよう自分の力を全て王国へつぎ込んだ。だがジャガールはついに自分のしていることに飽き飽きしてしまった。挑戦がなければ意味がないのであり、意味のないものには暗黒が広がるだけである。そのような状況では、絶対権力は持っていても意味のないものだったのだ。

この暗黒時代に、ジャガールが得た権力を渇望するベイン、バール、そしてミアクルの3人の強力な命ある者が現れた。3者はそのような絶対権力を求めず、また死んでまでして得ようとはしないと偽りの邪悪な契約を結んだ。レルム中をまたぎ、いかなる死も戦いも、ものともしない強力な魔法を探した。どんなモンスターと遭遇しようと、どんな呪文をかけられようと、この3人は無傷であった。そしてついに3人は7人の失われし神の1人を倒し、神の聖なる魂を飲んだのであった。

3人はグレイウェストまで赴き、骨の城を探し出した。スケルトン軍やゾンビー隊、体なき死者群、リッチの列と戦った。最終的に3人は彼らの人生をかけた旅で探し求めたもの、骨の王座を手に入れたのだった。

圧制者ベインが「この悪の王座に座る」と叫び、「もし貴様が指一本動かそうものなら殺してやる」と暗殺者バールが脅した。ミアクルのネクロマンサーは「貴様の魂を永遠に幽閉してやる」と断言した。

ジャーガルは疲れた表情で王座から立ち上がり、「王座を譲る。わしには権力が空虚なものに感じてきた。望むままに取るがいい。貴様達が王座に慣れるまでわしが執事として仕え、案内しよう」と言った。驚いて何の反応を示さない3人をよそに死の王は続けた。「貴様らの誰が統治するのじゃ?」

3人はジャガールが無関心で見ている中、戦い始めた。戦いの決着が全員が疲労で死ぬ、もしくは永遠に戦い続けなければつかないようになるとジャーガルが間に入り、「自分の身をこんなに捧げてきたというのに、貴様らは死ぬというのか?王の役割を分けて、ゲームで技を競って決めたらどうじゃ?」と言った。

ベイン、バール、ミアクルは神の提案を考え同意した。ジャーガルは最も強い3人の死者の頭を取り、3人に渡し、ボーリングの要領で競争させた。グレイウェイストに頭を投げ、一番遠くに転がすことができた者を勝ちとした。

その時ちょうど、「化け物の王」メイラーがジャーガルに会いに来た。ゲームに勝った者がジャーガルの全権力を手にできると知ると、メイラーはゲームを中断して自分もゲームに参加しようと、3つの頭蓋骨を追いかけて行った。ベイン、バール、ミアクルは自分達のゲームが明らかに邪魔をされると再び戦い始めた。ジャーガルは仲裁に入り、「獣のような方法は取らず、幸運の女神に身を任せたらどうじゃ?」と言った。

3人は合意し、ジャーガルは自分の骸骨化した指の骨を折り、3人に渡した。メイラーが戻ってきたのは、ナックルボーンのゲームがちょうど終わってしまった時だった。

ベインが勝利の雄叫びをあげ、「勝者として、俺が永遠に暴虐の王として支配する。俺の気まぐれで憎しみと争いを引き起こそう。そしてこの王国では俺の前に全てがひれ伏すだろう」と叫んだ。

第2位のミアクルは「では私は死者を選ぼう。そして私は最終的な勝利を得るのだ。ベイン、貴様も死んで王座は私のものとなるのだ。全ては死ぬ、神でさえも」と宣言した。

最下位であったバールは、「俺は死を選ぼう。ベイン王が支配する者全ては必ず俺の手を通り、ミアクル王に渡らなければならない。貴様らは俺に敬意を払い、従わなければならない。なぜなら俺の心1つで支配下にある者全てを殺し王国を破壊できるのだから。ミアクルは私の手元にいるだろう。

メイラーはいらいらしていたが、何もできなかった。彼には結局、化け物たちしか残っていなかった。

そしてジャーガルは解放されたのに対し微笑みを浮かべただけだった。

・・・また訳の品質が著しく低下しましたね。
助詞すらまともに扱えないくせに、何故”煽”動などという常用外も常用外の漢字をわざわざ使いたがるのか。別に扇動でいいでしょうよ!あまつさえ、”影の永遠の暗黒の王国”ですからね・・・まぁ、タイトルを見た段階ですぐに察しちゃいましたけど。

訳が酷いせいでちっとも内容が頭に入ってきませんけど、これはほぼ神話ですね。でも、Baldur’s Gateの世界の場合、神の存在がより身近にあるので、神話と歴史の間にほとんど差はないのかもしれません。

でもって、この本の中には私のお父さんだともっぱら噂になっているバールの名前も出てきています。
この話を見る限り・・・大分子供っぽい人みたいですね。先の支配者であるジャーガルの言う事を素直に聞いているところなんて、妙に可愛げがあるというか・・・

最後の勝負に負けた2人の言い分なんてつまるところ・・・

ベイン「俺の勝ち!じゃあ俺がこの国の王様な!」

ミアクル「じゃあ、俺は世界の皇帝!」

バール「だったら、僕は神様ね!」

ベイン「なんだよそれずりーぞ!」

・・・ってことですよね?

完全に子供の発想ですよ。特に最下位となってしまったバールの主張は完全にただの負け惜しみです。
この本でバールに対するイメージがかなり変わっちゃいました。

リラルコルという剣:Baldur's Gate 2#42_挿絵1
では本編です。
4つの鍵・・・だと思われるものが全て揃ったので、輝く水たまりが話しかけてきた場所まで戻ってきました。
この4本のパイプ・・・アクセスできるみたいなのですよ。多分、ここに向かって例の鍵を放り込めばよいのでしょう。
ただ問題は、どっちが1番なのかってことです。西から東か、東から西か・・・まぁ、西から東でしょう。多分。

一番西側にある錆びた下水道管には子供の字のように汚く、非常に読みずらい文字が刻まれていました。

嘆き悲しみため息もらし
ついには共に息絶えぬ
永久に結ばれ口づけ交わし
契りの証はその指に

作者はヘボ詩人か狂人に違いない・・・というのはゲーム内の私の感想です。

ん?これひょっとして、西から東の順に鍵を使っていくのではなく、この詩の内容に即した鍵をこの下水道管に向かって使えと言う事なのかも。だとするならば、これは指輪のことを指しているのでしょうから、最初に使うべき下水道管じゃなさそう。

じゃあ、西から二番目は?

我が求めし貢ぎ物
ほかならぬ心の友の血
そなたが刃を欲しくば
獲らざるを得ん替え難き者の命

読みづらいうえにこの稚拙さとは、勘弁願いたいものだ・・・というのがゲーム内の私の感想です。

これはクアロの友の血のことでしょうから、三番目でしょうね。

三番目は・・・

ヴァラーも今は亡く
その形見はただ一つ
そなたの手を借りなむ
さすれば助太刀いたつ

無理やりにも程があるんじゃないだろうか・・・というのがゲーム内の私の感想です。

多分、無理やりというのは、”ただ一つ”に対して、”助太刀いたつ”と強引に韻を踏んだ点について言っているのでしょう。そして、どうやらこれが最初っぽいですね。
さて、これで下水管の順番はわかりましたけど、一応、最後の詩も読んでおきますか。

その臭い犬のごとし
その皮膚蛇のごとし
魔法の杖を欲しくば
皆でシャーマン殺し

言葉も出ないようなひどい詩である。こんなものを堂々と書き残せる人物の気が知れない・・・というのがゲーム内の私の感想です。

これは杖のことでしょうから、最後ですね。

じゃ~西から三番目、一番目、二番目、四番目の順で再度下水管にアクセスです!

リラルコルという剣:Baldur's Gate 2#42_挿絵2
お、西から三番目の下水道管に干乾びた手を差し入れたら、指が勝手に曲がって拳を握る形になりました。

続いて、一番西の下水道管に指輪を差し入れると、一瞬だけ明るく輝きました。

更に、西から二番目の下水道管にキャリオンクローラーの血を注ぐと、水の色が真紅に染まっていきます。

そして、一番東の下水道管に杖を差し入れると、水たまり全体が緑に輝き、下水道管が4本とも光に包まれます。その後、一振りの剣が浮かび上がり、中空で制止しました。

その剣の柄を握ると、下水道中に身の毛もよだつようなおぞましい叫び声がこだまします。

リラルコルという剣:Baldur's Gate 2#42_挿絵3
リラルコルというツーハンデッドソード(+3相当)が手に入りました。
物凄く長い説明書きがあるけど、要約すると、剣としてはまあまあ強いけど、例え最強の戦士であろうともそう遠くない未来、この剣のお喋りの酷さに耐え切れなくなってリラルコルを手放すことになるだろう・・・ってことみたいです。

それはそうと・・・何でしょう、この会話するってボタンは。

剣は長い間、きらきらと輝いたかと思うと、あなたが感激する事も仰天することもないのでため息を漏らした。

リラルコル「そろそろ何か殺そうぜ?」

あずさ「ご機嫌いかが、剣よ」

リラルコル「俺の気分だって?一体お前、いつからそんな事を気にするようになった?俺が誰かを串刺しにする事の他にも?まあ、いい。ちょっと考えてみよう・・・ところで、そっちが聞くから言うが、俺はちょっと文句を言いたい。俺はドラゴンを殺したい。今すぐに。ドラゴンを見つけて、殺す。カッコいいじゃないか」

それ、文句じゃなくただの要望ですよね。
しかしドラゴンですか・・・ドラゴンなんて骨になっちゃっているものしか見たことがありませんね。ワイバーンとかで我慢してください。ただ、例えワイバーンを見つけたとしても、あなたを使ってあげられるかどうか・・・私、カタナしか武器のスキルを持っていないのです。残念です。

リラルコルという剣:Baldur's Gate 2#42_挿絵4
一応、クアロさんにも剣を入手できた旨、ご報告しておきましょうか。

クアロ「だ・・・誰じゃ、お主は?ワシは一体どうしたのじゃ・・・!?」

あずさ「私を知らないの?前に話したじゃない」

クアロ「かすかに覚えておるぞ・・・今まで話していたのはワシではない、あれは・・・あやつ・・・あれ・・・何と言ったらいいのかわからんよ!ワシを操っていた何者か・・・話していたのはそいつじゃ」

あずさ「魔法で操られていたと言うの?」

クアロ「あやつが人間だったとは思えん・・・あまりにも異質な存在じゃった。何も思い出せない・・・まったく、なんてこったい!ワシはいつからここにいたのじゃろう?家族はどうなったのじゃろう・・・!」

そういってクアロさんはこの場を去りました。
クアロさんに操られていた時の記憶がほとんどないってことは、あのキャリオンクローラーってリラルコルの友達だったの?ちょっと意外。

これでやっとこのエリアの調査も終わりです。
そろそろヘンダックさんのことが気になってきたけど、未調査の階段が2つも残っているのですよね。
どうすべきか・・・次回に続きます。

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