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皆さんこんにちは。
必要アイテムが全くそろっていないのに、一足飛びでゴールにたどり着いてしまった伊達あずさです。
全くもって無駄な案内でしたが、無益な争いを避けるためには仕方がなかったのです。もうこれ以上、経験値を増やせない今、アイテムを持っていなさそうな人外の敵との争いなど、無駄以外の何物でもありませんからね。
じゃ~とっとと元の場所まで戻りましょうか。
私は一刻も早く、あのポータルの全接続先を把握したいのです。
・・・ん?帰り道に妙な集団がいますね。
オーラ(足元の輪っか)を見る限り、話し合いが可能そうだけど・・・
エアスガレス「ほほぅ・・・ごきげんよう。お前はプライム人だな?ここはプライム・マテリアル・プレーンだろうと思っていたところだったのだ。この・・・邪魔がなければもっとすぐにわかったのだが。無礼を許してくれたまえ・・・ときどき、プライム人が文明を持っていることを、忘れることがあってな。私の名前はエアスガレス、こいつらは私の召使いとペットだ」
話を聞く限り、この方も異世界人みたいですね。
この世界をプライム・マテリアル・プレーンなどと呼んでいるところから察するに、ラエリスさんやエルダリスさんと同じ世界(アストラル・プレーン)の人かな?
あずさ「私はあずさ・・・えーと・・・お目にかかれて光栄、です」
エアスガレス「さてさて。愛想の良い者と出会えて良かった、怒り狂った悪鬼どもではなくてな。ここに来てから、何体か倒しているのだ、けしからん野獣どもだよ。とはいえ、低次元から来る者に期待しても仕方がないよな、ん?私だったらブラッド・ウォーに関わるよりはシジルに行くがね。だが、ここはそのどちらでもないというわけだ。何かに、手繰り寄せられて・・・自分がここに居るのを発見したのだ。どうやらこの洞窟の東側にある、壊れたポータルが、何か関連しているようなのだが・・・ここがどこであるにしろ、物を・・・小さな物なら向こうから召喚することはできるようなのだが、戻るためのゲートを開くことができないのだ。なかなか面白い現象だと思わないかね?ゲートを開いて脱出することも出来そうなのだが、この場所の魔法は独特で強い。この防御を破る何か、鍵のようなものが必要なのだが、そういったものを知りはしないかね?」
エアスガレスさんはアストラル・プレーン(シジル)の人でも、タハーザー達がいた世界の人でもないの?まあ別に紳士的ならどこの世界の人でも別に構いませんけど。
あずさ「知っているわ・・・あなたが望むなら、出口を用意してやってもいいけど」
まあ、まだジェムがそろっていないので、今すぐ用意するのは無理だけど・・・
エアスガレス「いやいや。手ぶらで帰ろうとは思っていない。シジルに帰る前に、少し遊んでいきたいのだ・・・お前達プライム人は、ときに良いギャンブル相手になるからな」
え?シジルに帰る?やっぱりアストラル・プレーンの人なの?
何の説明も無しに知らない固有名詞がぽんぽん出てくるから、理解が全く追いつかないな・・・
エアスガレス「説明させてくれたまえ。私は運に左右される遊びが好きでね。あらゆる賭け事を楽しむが、今日は特に面白い物を持っているんだ。というのは、親戚のローワン公爵から、この不思議なカードをせしめたばかりなのだよ。美しいトランプだろう、評判の良いゲナシのウィザードが作った作品だ」
ゲナシのウィザードってどういう意味よ・・・ゲナシというのは何かを意味する形容詞なの?所属する組織の名称?種族名?さもなくば出身地??
エアスガレス「一度こいつを試してみたくてな。このプレーンの物品か・・・お前が他の価値を賭けるなら、このゲームをやろうじゃないか。どうだ、あずさ?好奇心が刺激されないか?」
あずさ「あなたは私が欲しい物なんて持っていないでしょう」
エアスガレス「そうか?ここに宝石がある。この宝石にかかった魔法は、あの壊れたポータルと何か関係があるらしい。私はこれを賭けよう」
え!セプター・ジェムを持ってるの!?
でもそれがないと、貴方も帰れなくなるよ?
エアスガレス「準備なりなんなりが必要なのか。よかろう、好きなだけ時間をかけたまえ。実際、何が起こるか分からんカードだからな。臆病者のするゲームではない。お前か、お仲間でカードを引いてみたいという者が居れば、また私に話しかけるといい。もちろん、怖いというなら話は別だがね・・・」
エアスガレスさんがあまりにも紳士的過ぎて、力ずくでセプター・ジェムを奪い取るという手段を採りにくくなってしまいました。しかも、ギャンブルに勝てばセプター・ジェムを譲ってくれるみたいだし、そうなるとますます力ずくというわけにはいかなくなります。
ただまあ、エアスガレスさんと勝負するにしても、残る1つのセプター・ジェムを確保してからにしましょう。
ここは・・・デーモンレイスがいた部屋かな?
なるほど、デーモンレイスがいた部屋の北にあるポータルを通るとエアスガレスさんがいた先ほどの場所に戻れるみたい。
とりあえず、既知の経路を通って、サキュバス達がいた部屋まで戻ってきました。
ここから一気にゴールまで飛ばされてしまったせいで、この部屋のポータルを何ひとつ調べられていないのですよ。
調査の結果、この部屋の北にあるポータルはクアシト達がいた中央に木のある部屋、西は元安住の地たる石柱のある部屋、東はピットフィーンド達がいた部屋と繋がっていることが分かりました。
じゃあ、南はどこに繋がっているかというと・・・カラシュールなる強そうな敵のいる部屋と繋がっていたのです。
カラシュール「ははぁぁ・・・今度は人だ、ほんとの肉だ。お前はブラッド・ウォーと関係がないな、人間め。剣を収めるがいい・・・」
あずさ「何を言っているの?ブラッド・ウォーとは何なの?」
カラシュール「長いこと追っていた軍勢に導かれたが、長いことこの迷路に閉じ込められたままなのだ。我等はバートルに戻りたかった・・・だが道を探す努力は空しかった。ブラッド・ウォーの仇敵・・・タナーリも・・・このプレーンに居るのだ。やつらのせいで我々が窮状に陥っているのは自明の理。だがタナーリは強い。我等の戦いは永く、広く行われてきた。人間、お前なら・・・いや。我等を憎むべき種族から解放するには、お前は善良過ぎる。厄介なことにならないうちにお前を始末した方がいい」
交渉の余地もなく戦いになってしまいました。
どうやらこの人達が「バートルの魔物ども」みたいです。話を聞くに、バートルというのは指導者の名前などではなく、地名か何かだったみたいですね。つまり、バートルというところに住んでいるバーテズという勢力・・・それがカラシュールの話を踏まえたうえでの最新の理解となります。まあ、この理解もあっているのかどうか怪しいものですけど。
カラシュール率いるバーテズは、トリッキーな攻撃こそしてこないものの、普通に強い・・・いや、普通に強いからこそトリッキーな手段に頼らなかったのかもしれませんね。
敵の攻撃を一手に引き受けていた私のHPはかなり危ないことになり、ポーション・オブ・スペリオルヒーリングを1本、戦闘中に飲む事態にまで追い詰められちゃいましたよ。後、毎度のことながらヨシモさん弱すぎ・・・やっぱり、シーフ技能が使える装備だとハーディネスを使ったとしても防御面に難がありますぎます。一応、バークスキンもかけているのですけどねぇ・・・
カラシュールの死体からはタハーザー同様、心臓とセプター・ジェムが採れました。早くも残るジェムはエアスガレスさんが持っているものだけになってしまいましたね。
賭け事はあまり気が進まないけど、エアスガレスさんと事を構えるのはもっと気が進まないので、やるしかないでしょうね。
でもそれは次回かな。
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Studio POPPOのプログラム兼システム担当です。
ウォーキング・デッド大好き!ダリルかっこいいよっ!主食はキノコです。