諸行無常の響きアリ~目に見えてるものは大事じゃない~

投稿日:2016年1月31日

こんにちは!栁澤です。

某有名ソシャゲで、ガチャの確率表記で「有利誤認表示の禁止」違反をした疑い、と大騒ぎになっていました。
(有利誤認表示とは…!?

景品表示法第4条第1項第2号は、事業者が、自己の供給する商品・サービスの取引において、価格その他の取引条件について、一般消費者に対し、
 (1) 実際のものよりも著しく取引の相手方に著しく有利であると一般消費者に誤認されるもの
 (2) 競争事業者に係るものよりも取引の相手方に著しく有利である一般消費者に誤認されるもの
であって、不当に顧客を誘引し、一般消費者による自主的かつ合理的な選択を阻害するような書き方の売り文句=有利誤認表記といい、そういうのは禁止しますね(`・ω・´)BY 消費者庁

具体的に言えば、キャラクターのイラストが何人分か表示してあって、どれとは言わないけど「出現確率超絶アップ中!」とか謳っておきながら、このイラストのキャラは全員出やすいのかと思いきや、その中の1体は全然超絶アップ中ではなかった、むしろ確率下がってた、みたいなこと。)

その際に「確率の検証」という名目で、2000回以上もガチャを引いてみた人がいました。もちろん、自腹です。ひぇぇぇ。金額にして70万円以上。それも、ひとりじゃないのです。複数人が、「何これ出ない」という結論に至り、大騒ぎになったようです。

こう聞くと…「ゲーム内のデータを買うだけなのに、そんな大金、どうかしてる!」と思いますよね。ゲームのサービスが終了したら手元に何も残らないのに…と。それに引き換え、本当にカードゲームのカードを集めるのなら「手元に残る」のは確かです。

古くは、ビックリマンシールみたいに…。

ええ。そのビックリマンシール、今、どこにありますでしょうか。または…例えばマジック・ザ・ギャザリングにハマってカードを集めていた人はそのカードを今も使われているでしょうか…。私で言うと何でしょうね…………あれ…!?何も集めたことないな…(;´Д`)

そうなんですよね(?)!実は、最終的に「ゲームのデータが消える」のと同じように、「ゴミ」にならないものって結局ないんですよね。形あるもの全て、ゆくゆくはゴミなんです。そう思うと、自分が「価値がある」と思ったものにお金を出すのは結局は「楽しむための時間」を買っているのと同じことで、手元に残る残らないは大した差ではないようなのです。むしろ、データは手元からすっぱり消えるのでゴミに出す手間が省かれているともいえましょう…(飽きる前にサービス終了したら泣いちゃいそうですが…)

サン・テグジュペリの「星の王子さま(岩波書店)」でも、言われてました。大切なものは目には見えないって。逆に言えば、目に見えるものはそこまで大切じゃないものが多いってことですね。目に見えるもの…例えば親兄弟や恋人は大事ですが、その見た目が変わっても大事であることに変わりはないので、やっぱり目に見えない部分が大切なんですお!
漫画を集める、ゲームソフトを買う、釣りの道具を買う、ソシャゲでガチャる…本当は全て価値が同じわけです…。でも、何故かガチャは市民権を得ていない感がありますよね。それは必ず当たるわけではないからなのかもしれません。となると、似ているのは、競馬や競艇で馬券や舟券を買うようなものなので、他の趣味にお金をかけることとはちょっと一線を画した感じになっているのか…も…?

ってことは、必ず当たる(っていうかキャラなりカードを買う)ようにすれば良いってことですね?!
何故か、ソシャゲ=ガチャ=当たらない というイメージが世の中に出来てますが、別にソシャゲ=ガチャじゃなくても死にはしない。まぁ、ね、射幸心を煽って儲けてた部分はあると思いますが…。

私は何故だかそこそこ引きが良いため、ガチャにお金かけずにやっていける程度にはどのゲームもなるんですけど、親のカードを使って子供が勝手に何十万課金、みたいなニュースを見たり、今回の某ファンタジーなどのニュースを見るにつけ、ソシャゲ業界のイメージが悪くならないといいなぁと思うのでした(;´Д`)

でも冷静に考えたら運だけでいいキャラを引いて、そこそこやってきた私の場合は、お買い上げシステムになるとソシャゲはプレイ不可能だなぁとか思ったり…(;・∀・)

諸行無常の響きアリ~目に見えてるものは大事じゃない~_挿絵1

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