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皆さんこんにちは。
今作では特に出番がない伊達あずさです。
エストポリス伝記2の主人公は私のご先祖様にあたるマキシムさんですからね。この時代に私の出番はないのです。
スーパーファミコンの世界に限って言えば、私の出番がないなんてライブ・ア・ライブ以来でしょうか。
謎の精神体として出演中の私は、今日もマキシムさんの行く末を温かく見守っていきたいと思います。
さてと、前回はナマズさんを倒しっぱなしのまま終わってしまいましたので、今からサンデルタンの町に繰り出して、ナマズ退治の影響でも調べてみましょうか。
町の声その1「おんし、ナマズ様を倒したそうじゃな。いやはや、大した男じゃのぅ。それだけ強いのなら、アルンゼ王国で働けば、きっと出世するぞ。何せ、あの国の兵士ときたら、どいつもこいつもまるで弱いからな」
町の声その2「地震が起きなくなったわ。これも、お兄ちゃんのおかげね。ありがとう」
町の声その3「いやー、あなたが大ナマズを倒した勇者ですな。おかげで、地震も起きなくなり、本当に助かりました。これで、ゆっくりと眠れますわい。それでは、おやすみなさい」
特に誰から頼まれたわけでもなく、こちらの勝手なお節介でナマズを退治しただけだというのに、この感謝ぶり・・・
というか、何故皆、ナマズを退治したのがマキシムさんだと知っているのでしょうか。まさか背中に何か貼ってありました?
しかしながら、こうやってちゃんと感謝して貰えると気分が良いですね。
これね・・・当たり前の事のようで、実は当たり前ではないのですよ。特にレトロゲームの世界ではね。
見知らぬ男の子「お兄ちゃんは旅をしてるんでしょ?これから、何処に行くの?」
まだ旅に出ると決めたわけではなかったと思ったのですけど、サンデルタンにいた見知らぬ男の子から「旅に出るという体」で声を掛けられちゃいました。
マキシム「いや、特に決めてはいないんだけどね・・・」
見知らぬ男の子「それなら、アルンゼ王国に寄って行くといいよ。あの国で、これから戴冠式があるからね。本当は、ボクも見たいんだけど、アルンゼ王国は、北西の祠のずっと向こうだから・・・ボクには、ちょっと遠すぎるよ」
そうなんだ。でも、この町でも販売されているスイングウイングを使えばひとっとびですよ!まあ、アルンゼ王国に行った事がある人と一緒じゃないとダメかもですが。
じゃ~次はそのアルンゼ王国とかいうところにでも行って、新たなお節介でも探してみましょうか。
そう思ってサンデルタンを発とうとしたら、これまた見知らぬ男の人から声を掛けられてしまいました。
マキシム「ええ。確かに行ってましたが・・・」
っていうか、何故皆、マキシムさんが洞窟に行った事を知っているのだろう。普段、洞窟に近寄る人が居ないから目立ってたとか?
見知らぬ男の人「あれぇ、それじゃ行き違いになったのかな?」
マキシム「何の事です?」
見知らぬ男の人「いやねぇ、さっき若い女が村に来てあんたの事を探していたから、湖の洞窟に行ったって教えたんだよ」
マキシム「若い女?名前は?」
見知らぬ男の人「あんたの行き先を教えたら、すぐに行っちまったからなぁ。でも、カワイイ娘だったよ」
若い女の人ねぇ・・・
アイリスさん・・・は、「カワイイ娘」って評価にならなさそうですよね。まさか、ティアさんなんじゃ・・・
もしそうなのだとすると、かなりまずいですね。それでなくともティアさんには死亡フラグが立ちまくりなのですから。
急いでマキシムさんを湖の洞窟へ向かわせます。
入ってすぐのところの水位も下がったままだったし、本当に中に人なんているのかななどと思い始めた3エリアめ・・・いたよ!!
やっぱりティアさんじゃん!
そして、さっきこの洞窟に来た時には居なかったタイプの敵に囲まれてる!
左がゴブリンで右がスケルトンだそうです。
無傷とは行きませんでしたけど、楽勝な部類ではありました。
MPが減ってるのはウオ・ムを試しに使ってみたせいです!
まったく・・・そんな大きな死亡フラグをしょったまま、こんな危ない場所に来ちゃダメじゃないですか。
マキシム「ティア!なんでこんな所に来たんだ!?」
そうそう。マキシムさんからも怒ってやってください。
ティア「あなたが・・・あなたが急に遠くへ旅立ってしまいそうな気がして・・・それで、いてもたってもいられなくなって・・・それで・・・」
マキシム「・・・」
ティア「でも、きっとあたしの思い過ごしよ。そうよ・・・そうに、決まってるわ。ね、マキシム?」
マキシム「・・・」
ティア「・・・違うのね」
マキシム「・・・ああ」
ティア「どうして?」
マキシム「ちょっと前に、北の空へ飛んで行った赤い光の玉の事は、ティアも覚えてるよな?」
ティア「ええ」
マキシム「あの光は、世界を破滅に導く、邪悪な力を持っている・・・そう俺に言った人がいるんだ」
ティア「世界を破滅に導くですって?とても信じられないわ」
マキシム「でも、モンスターが増え、人間に危害を加えるようになったのは、事実だ」
ティア「例え、それが事実だとしても、どうして、あなたが旅に出なくちゃならないのよ!」
マキシム「俺には、あの邪悪な光の玉を打ち砕く力があると、その人が言ったんだ・・・」
ティア「・・・確かに・・・確かに、あなたは、普通の人よりは強いわ。でも、そんな――――」
マキシム「俺は知りたいんだよ、ティア」
ティア「・・・何を?」
マキシム「俺は、生まれた時から剣が使えた。誰に、教わったわけでもなく、自然に身についていた・・・何故、俺は、こんな力を持っているのか。そして、この力を何に使えばいいのか?・・・それが、わかるかもしれない」
ティア「・・・決心は変わらないのね、マキシム」
マキシム「・・・ああ。しばらくティアにも会えなくなる」
ティア「あら、そんな事ないわよ」
マキシム「えっ?」
ティア「だって、あたしも旅に出るんだもの」
マキシム「何だって!?いや、だめだティアを連れては行けない!」
ティア「誰も、連れてってくれなんて言ってないわよ。あたしだって武器屋をやってるくらいですからね。戦い方くらいは知ってるわ」
マキシム「待てよ、ティア!迂闊に歩き回ると危ないぞ!」
ティア「それくらい、わかってるわよ!」
あぁ・・・戦闘に入れてよかった。
いや、ほんとそう!!
ティア「ありがとう、マキシム・・・ごめんなさい。でも、あたし・・・あたし・・・」
マキシム「・・・分かったよティア。一緒に行こう。でも、もうあんな無茶するなよ」
ティア「うん」
というわけで、ティアさんが仲間に加わりました。
奇しくもルフィアさんの時とほぼ一緒の展開ですね・・・
それはそうと、ティアさんがマキシムさんと共に行く事になったので、エルシドは滅亡の未来を脱することができました。おめでとうございます!
びっくりするほど話が進んでいませんが、マキシムさんとティアさんのやり取りが思いの外長かったため、今日はここまでなのです。
次回は頑張ります。
Studio POPPOのプログラム兼システム担当です。
ウォーキング・デッド大好き!ダリルかっこいいよっ!主食はキノコです。