クォヴレサとサレヴォク:Baldur’s Gate#151

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前回からの続きです!

皆さんこんにちは。
またも投獄され、臭い飯を食べることになってしまった伊達あずさです。

確かにキャンドルキープには厳しい戒律があるみたいですし、自治権も有しているみたいですけど、私に対する罪状の中にサルドーン殺しが入ってるのはどう考えてもおかしいでしょうが!
私達がサルドーンと戦ったのはキャンドルキープの外(バルダーズ・ゲート内にあるアイアンスロウンの拠点)ですよ?その件について、キャンドルキープのモンク達が私を裁く権利などないはずです。

じゃあなんですか・・・仮にエルタン大公がバルダーズ・ゲートの法に基づいて、バルダーズ・ゲート内でサルドーンを処刑したとして、エルタン大公がキャンドルキープを別件で訪問した際、サルドーン殺しの罪を理由に不意打ちで捕縛したりするわけ?
自分達で戒律が厳格だっていっちゃってるんだから、法の執行法についても厳格でなければおかしいでしょうよ!

キャンドルキープって単に融通が利かないだけだと思ってたのですけど、どうやら違うみたいですね。
そうか・・・今まで、ゴライオンはキャンドルキープの人々に迷惑がかかる恐れがあるから、キャンドルキープの外に逃げようとしていたのかと思っていましたけど、キャンドルキープの内部にアイアンスロウンの息がかかっていると気付いたから脱出を試みたのかもしれませんね。

クォヴレサとサレヴォク:Baldur's Gate#151_挿絵1
投獄中の私達のもとにウルラーントさんがやってきました。

ウルラーント「あずさよ、お前は見事に父親とその家系の名を汚し、何世紀も続いてきた平和をこわしおったな。お前とその友人らの罪は厳しく罰するぞ。お前達をブルーノス・アンチェブ、及びリエルタール・コスタックの殺人容疑で告訴する」

あれ・・・いつの間にか罪状が修正されてる。まぁ、それなら仕方ありませんが、起訴ではなく告訴なのですね。

あずさ「しかし私は何の悪事も働いてないわ!なぜそんなことを言うの?」

いやまあ、告訴内容は事実ですし・・・キャンドルキープの法に照らし合わせた場合、私達の処罰は適当そうですけど・・・一応ね。

ウルラーント「なぜ告訴するかだと?証拠としてお前は犯行現場を走り去るところを目撃されている。そしてクォヴレサが、シャドーシーフの殺し屋だけが持つという指輪をお前の私物から発見している。アムンで金の極印を入れたものだ。これで証拠は充分だろう」

あれ・・・あれだけ派手な騒ぎを起こしたというのに、リエルタールとブルーノス殺害について、私達は現行犯逮捕ではないのですね。
ひょっとしてこれ・・・もし私達があそこでリエルタールらとことを構えなかった場合でも、リエルタール殺しの罪を私達に擦り付ける算段だったということなのでは。

なるほど・・・あのクォヴレサもサレヴォクの手の者でしたか・・・って、何か回文みたいになってますね。

ウルラーント「これまでに発見され、目撃されたことを総合して考えてみると、お前達の目的は明白だ。私が聞くところによれば、ソードコーストでの事件の罪を全てアイアンスロウンに被せようとしている。察するにお前達はアムンに雇われた殺し屋だろう。おそらくアムンの侵略の前に、あのあたりに混乱を起こす為に北の方へ送られたのだな。まあ、そんなことはどうでもよい。お前達はこれからバルダーズ・ゲートへ護送され、適切な処罰を受けるのだ」

私達がアムンから送り込まれた工作員だったとして、何故自分達が起こした騒動の罪を擦り付けようとしているアイアンスロウンのリーダーをわざわざ殺害する必要があるのやら・・・智の殿堂たるキャンドルキープの責任者とは思えないINTの低さですね。

っていうか、私達ってバルダーズ・ゲートに護送されるの?あれ、キャンドルキープってバルダーズ・ゲートに属していたのですね。
なるほど・・・だから告訴なのか。でもそれなら、事情を知るエルタン大公が何とかしてくれるのでは。

いやまてよ・・・サレヴォクが私達にリエルタール殺害の罪をきせる計画を予め用意していたとしても、どうして私達がキャンドルキープを訪問中のリエルタールと接触するとわかったのでしょうか。
サレヴォクが送り込んでいたドッペルゲンガー達は私達がキャンドルキープに着くよりも大分前から潜伏していたみたいだし、私達がキャンドルキープへ向かったのを見てから例の指輪などを工面したのではとても間に合わないでしょう。
じゃあ、もともとは別の計画を立てていたけど、私達がキャンドルキープにきたから、急遽計画を変更した?そんなことが可能なのでしょうか。

それともサレヴォクは何らかの方法で私達がキャンドルキープに行く事を事前に知っていた?
考えたくはないけど、私達をキャンドルキープに送り込んだエルタン大公がサレヴォクと組んでいるという可能性も考慮すべきかもしれません。

でもそうなると、かなりのピンチってことになってしまいますね。エルミンスターさんもミスリードしてきたことになるし。

クォヴレサとサレヴォク:Baldur's Gate#151_挿絵2
今度はテストリルさんが面会にやってきました。

テストリル「やあ、若者よ。こんな酷い境遇の時に会うとは残念だ。私はお前が無実の罪に問われていることをよく分かっておる。明日、ウルラーントはお前をバルダーズ・ゲートへ護送するよう言い渡すだろう。そしてそこでお前は死刑を宣告されるだろう・・・ゴライオンも自分がこの世を去ってわずか数週間で、たった一人の子を殺される所を見たくはあるまい。ゴライオンの為にも、私はお前の脱出を手助けしてやろう。図書館の下にある地下墓地を通って行くのだ。ただし、こっそりとな。お前の荷物は私が持っておる。これを持って、急いで行くがいい」

まあ、全然無実ではないのですけどね。ごめんなさい、テストリルさん。
よく考えてみると、エルタン大公からの密命はリエルタールの目論見を暴く事であって、殺害する事ではなかったのですよね。エルタン大公が裏切ってなかったとしても、これは切り捨てられちゃうかも・・・

あずさ「クォヴレサという者を知っていますか?」

テストリル「クォヴレサという名の人物の素性など知らぬが、クォヴレサは逆から読むと『サレヴォク』になる!そしてサレヴォクとはアイアンスロウンの指導者達が初めて来た時にお伴をしていた若い男だ。どこへ消えたのかはわからぬが」

え!?あれ、サレヴォク本人だったかもしれないってこと?
遠隔地から部下(ドッペルゲンガー)達に指示を出しているという前提で考えていたため、急な計画変更は無理だと思ってましたけど、指揮官自ら現地まで出張ってきていたのであれば、私達がキャンドルキープに来ることを事前に知らなかったとしても、この程度の作戦変更はやってのけそう。
サレヴォク、やってくれるじゃん!!

テストリル「さあ時間だぞあずさ。私がお前を地下墓地へ続く秘密の部屋へテレポートさせてやる。そこからは自分の力でいけ。地下墓地では用心するのだぞ。そこには多くの番人がおり、沢山の罠がある。近寄るものは誰でも死に至るであろう。だが、どんなに危険だろうと、それらはウルラーントの処罰よりは安全な方じゃろう」

うぅ・・・私達を逃がしたらテストリルさんにだってご迷惑がかかるかもしれないのに・・・本当にすみません。

クォヴレサとサレヴォク:Baldur's Gate#151_挿絵3
テストリルさんの呪文によって、キャンドルキープの秘密の部屋にワープさせてもらいました。
しかしまさか、こんな形でチャンターさんが言っていた秘密の場所に来ることとなろうとは・・・次回に続きます。

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クォヴレサとサレヴォク:Baldur’s Gate#151」への2件のフィードバック

  1. ウゾームの書

    クォヴレサとサレヴォクが同一人物という可能性はわしも考えてましたが、
    このアナグラムって完全に日本語ベースで作られてるから確信を持てない…
    原文ではどうなっていたのでしょうね。
    Sarevok→Koveras…コヴェラス?

    返信

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