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皆さんこんにちは。
二度同じコマンドを要求してくるアドベンチャーゲームは他にもありますが、正解と思われる行為を制止してくるゲームはふぁみこんむかし話 新・鬼ヶ島ぐらいなんじゃないかと思った伊達あずさです。
どうしてこんな底意地の悪い仕様にしようと思ったのでしょうね。この世界の創造主にその意図を聞いてみたいところです。
では、地底の川から再開。
制止を振り切り、川の水に腕輪をつけたことで、川が光り始めたはいいけど、その際、松明の火が犠牲になってしまいました。
本当は松明の灯が生きている蘭丸さんの方からこっちに来て欲しいところなんですけど、りんごの性格タイプが”委員長”だったため、それもかなわず・・・そもそも、私が戻るまでここで待ってろなんて蘭丸さんに言ってませんけどね!
とはいえ、このままここにいても埒が明かないので、頑張って蘭丸さんを呼びに行くことにします。
問題はここですよ。
松明の灯もなしにこんなところを渡ったら、今度こそ絶対に落ちるよね!?
でも、松之助はこの状況でも難なく渡れるみたい。であれば、今度こそじゃない!?
あずさ「松之助、向こう側に結び付けてくれないか?」
松之助「任しとけ!」
今度こそ蔓を張ってもらえたよ!!
とりゃ~っと鍾乳石の間に張った蔦を使って向こう側まで移動します。
あずさ「松之助、向こう側を解いてくれないか」
松之助「がってんだ」
使用した蔓も忘れず回収します。
しかしさ・・・もしですよ?松之助が穴に落ちた時に使った蔓を回収せずにそのまま進んでたら、進行不能になってたんじゃないの?この世界って、セーブデータを分けることもできないのに。
それとも、蔓を持っていない状態だと川に手を突っ込もうとした際、見守りスタッフさんの制止を振り切れないって事なのかな?でも、それはそれでフラグの立て方が非合理的ですけど。
まあ、起こってもいないことに文句を言っていても仕方ないですね。先に・・・いや、元に戻りましょう。
今度は壁の隙間からぼんやりと光が漏れ出ていました。これは水が光ったからなのか、それとも単に暗いからなのか・・・
あずさ「光が漏れている」
松之助「気味わり~」
壁の穴の向こうには真っ白な風景が広がっています。
叩くなりなんなりして穴を広げてみたいところなんですが、私の望むような指示がないのです。悲しい。
そのまま、入り口まで戻ってきたのですが・・・白石の泉を見付けない限り、蘭丸さんのところに戻れないみたいなのです。
いや、せめて松明の火ぐらいもらってもいいじゃん!!
となると・・・後はもうここしかありませんね。
再度蔦を穴の中に垂らして下にいきます。
あっれぇ・・・ここの水は光ってませんね。宮水じゃないってこと?
よくわからないけど、池の中に何かいそうな気配があります。
試しに壁に生えていたキノコを採って、池の中に投げ込んでみます。するとばしゃんと何かが跳ねました。
ど~せ、ナマズなんでしょう?こぶとり爺さんが、地震と雷に気を付けろっていってましたし。
再度池をよく見ると・・・
あずさ「うわぁ~お化けナマズだ~」
ナマズ「ぼよよ~ん。上の川の水が光ったもんで、びっくらこいて逃げて来たずら。うめえキノコをあ~りがとさぁあん。昔からずっとず~っと喰いたくてたまらんかったずら。俺はさぶろうっていうずら」
あずさ「ここが白石の泉なのかい?」
さぶろう「ふっふっふ、教えて欲しけりゃ、キノコをよこすずら」
まあ、その程度でいいなら。適当にその辺に生えているキノコをさぶろうさんに投げてやります。
さぶろう「うひょ~!こ、こ、こりゃあうまいずら、たまらんずら、最高ずら。ああ、もっと喰いてえずらっ」
あずさ「教えてくれ」
さぶろう「いいから、よこすずら」
何か嫌な流れですね・・・
さぶろう「はやく、早くくれずら」
ん?これはひょっとして・・・このままさぶろうさんをじらして暴れさせれば、地震が起こって、例の光が漏れていた壁が崩れて先に行けるようになったりする流れなんじゃ?
さぶろう「なにやってるずらっ!」
このキノコ・・・本当に食べても大丈夫なやつだったのかな。さぶろうさんの鬼気迫る姿を見ていると段々心配になってきました。
さぶろう「もう怒ったずら!くいもんの恨みは、恐ろしいずら」
狙い通り!しかし、さぶろうさんは特に何をするでもなく、そのまま水の中に消えてしまいました。
あっれ・・・また外しちゃった?
あずさ「あれ?さぶろうは、どこいったんだろう!」
すると間もなく激しい地震が!
あずさ「うわ~地震だ~!」
ここだと足場も危ないし、松之助のところに戻ろう!
上に戻るなり穴がふさがってしまいました。
あずさ「ふう、危なかった」
松之助「一体何が!」
あずさ「ナマズが怒って地震を起こしたんだ」
松之助「へ~ナマズの野郎が・・・見ろよ、穴が塞がっちまったぜ」
穴が塞がったこと自体はどうでもいいんですけど、蔓が回収できなくなってしまったことと、キノコを採ってこれなかったことは悔やまれます。
で・・・どうせさっきの地震で、例の壁が崩れてるんでしょ?
予想通りです。
崩れた壁の向こうにはとても綺麗な風景が広がっていました。
あずさ「松之助行くぞ」
松之助「入りたくないよ~」
あずさ「いいからこい」
どうやらここが白石の泉らしいです。もっと自然な感じの泉かと思っていたんですけど、人工的なもののようです。
泉の周囲は大理石で囲まれ、白く輝いていました。
しかしながら・・・緊張からなのか松之助の口調がりんごみたいになってる・・・
しかし、喜んだのもつかの間、突如巨大な鳥が目の前に現れ・・・
鳥「何人たりともここを通ることは叶わぬ」
私達はこの巨大な鳥によって泉の外へと押し出されてしまいました。
てっきり襲い掛かられることを覚悟していたのですけど、思っていたよりもずっと平和的に解決されちゃいました。
そのまま、自動的に蘭丸さんのところまで戻されちゃいました。
蘭丸「巨大な鳥だって?私もそこへ連れて行ってくれない」
どうせ、あの鳥が雉役なんでしょ?あれだけ大きければ、雉よりはずっと役に立ちそうです。
あずさ「りんごも松之助もいくぞ」
全員で再び白石の泉に行くことになりました。
あずさ「さっきここに変な鳥がいたんだ」
蘭丸「ここが白石の泉なのよ」
りんご「この匂いですよ」
などと私達が話をしていると、例の鳥が再び目の前に姿を現しました。
しかし、鳥はさきほどのように問答無用で私達のことを押し込んできたりせず、蘭丸さんのことをじっと見つめています。
鳥「その首飾りは・・・あなたは乙姫様じゃありませんか」
巨大な鳥は雉に姿を変えました。
蘭丸「ここでずっと番をしてくれていたのね」
おはな「はい・・・龍はますます力をつけています。早く封じなければ・・・」
蘭丸「わかっています。一刻の猶予もありません。私達と一緒に鬼ヶ島へ行きましょう」
おはな「ここの泉へ飛び込んでください。鬼ヶ島はすぐそこです」
三匹のお供を全てそろえた私達は、いよいよ鬼ヶ島での最終決戦に挑むこととなるわけですが・・・続きは次回です。
Studio POPPOのプログラム兼システム担当です。
ウォーキング・デッド大好き!ダリルかっこいいよっ!主食はキノコです。