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皆さんこんにちは。
この世界に登場する天使の名前を独特だと思いながらも、どことない既視感を覚えていた理由がやっとわかった伊達あずさです。
この名前の付け方・・・蘭丸さんにそっくりなのです。
蘭丸さんは捕まえたポケモン全員に名前を付けるタイプの人なのですけど、その時、丁度この世界に登場する天使のような名前を付けていました。だから私はあんな如何にも雑な名前でも、不思議なくらいあっさりと受け入れられたのですね・・・なるほど。正に灯台下暗しです。
では、ヘンダライの村の港でファルさんに声を掛けられたところからの再開です。
ファルさんと最後にお会いしたのはミジュアさんが誘拐された件でベカノに行ったときなので、あれから7年ほど経っているわけですが・・・随分と大きくなっちゃってますね。私からすれば世界記にも名前がある重要人物ですけど、向こうからすれば、7年も前に宿屋でほんのちょっとだけ話した程度の繋がりしかないはずなのですが、よく私の名前を憶えていましたね。しかも、お互いに随分と当時の面影がなくなっちゃってるのに。
あずさ「君は?確かファル!どうしてここに?」
セリフの横に名前が書かれてなかったら絶対にファルさんって分かりませんでしたよ。危ないところでした。
ファル「兄がここに居ると・・・」
せめて、王都に居た時に来てくれてたらよかったのに。しかしまた、どうしてここにイブスキさんがいると分かったのですか?
ファル「あの人が連れて来てくれたの」
ファルさんをここに連れてきたのはケインさんみたいですね。
ケイン「あずさ、これで疫病が西域に広がるのは防いだわけだが・・・しかし、この娘には可哀想なことをしたな」
世界記の記載を信じる限り、確かにこの先、疫病は収束しますけど、西域全体に広がってしまったことには変わりないはずなのですけどね。これがもし、「疫病が広がる」という記載ごと消えたというのであれば、疫病が広がるのを防いだと言えたのですけどね。
あずさ「ファル・・・すまない。君の兄イブスキを止めることができなかった・・・」
そういえば、私はイブスキさんに対して正当防衛の権利すら発動してないのですよね。どこまでも勝手に死んじゃった印象です。
ファル「いいんです、もう・・・」
え?ここまで追いかけてきておいて、もうよくなっちゃったの?それとも私に気を使ってくれているのかな?
そんな質問をするくらいですから、やっぱり言うほど良くなってなかったみたいですね。
でもってイブスキさんは「アサシナは私の物だ~」としか言ってなかったけども・・・そもそも、イブスキさんの口からファルさんの話なんて出たことありませんからね。王都へ面会に来た時、ファルさんの話を振ってみればよかったな・・・まあ、中の私がそう後悔しても、そんな選択はゲーム的に不可能なのですけどね。
同じくゲーム的にイブスキさんは何の役目も果たさないまま、意味もなく死んでしまったわけですが、どうせですから最後ぐらいは役に立ってもらいますか・・・
あずさ「ああ、君のことをとても気にしていた」
びっくりするほど嘘ですけど、どうせ死人に口なしです。幾ら人の死を悼んだところで、死んだ人間がありがたがることなどないのですから、人の死なんてものは生きている人間が都合よく利用すればいいのですよ。
ファル「そうですか・・・ありがとう」
ケイン「優しいことだな、あずさよ」
結局、生きている人間が死んだ人間にしてあげられることなど何もないのですよね。何をしたとしても、そんなのはただの自己満足に過ぎません。本当に何かしてあげたいと思うのであれば、生きている間にしてあげるべきです。
あずさ「ファル!この後どうするんだ!?」
何で急にそんな詰問するの!?
ファル「私はジュザリアに行こうと思います。知り合いもいますので、さようなら・・・」
急にそっけなくされてしまいました。私が意味もなく問い詰めるような口調で迫るから・・・
あれ?ケインさんも行っちゃうの?今回は変なことを言ってこないのですね。
ケイン「あ、そうそう。神殿解放を急ぐことだ。この疫病船の事件といいゲ神の力はこれからますます強くなる。奴等を滅ぼすには神殿の解放しかないのだからね」
そういってケインさんはファルさんと共に港を去っていきました。
うーん、背後関係を曖昧にしたまま、「〇〇するには××するしかない!」みたいに迫ってくる人は十中八九詐欺師だと思って間違いありません。そもそも、疫病船が本当に疫病の発生源だったのかどうかも今となっては定かではないんですよ。だって、疫病の根源ともいえる疫病船に何の装備もなく乗り込んだ私が病気になってないんだもん。疫病船なんていう名前だから疫病の元なんじゃないかってミスリードされてるだけかもしれません。何1つとして証拠などないのです。
大体さ・・・ザ神ってゲ神の呪いを簡単に解くことができるんでしょ?それはドネアさんの件で実証済みですよね?なのになんで、ゲ神が原因と思われる疫病をザ神は即座に治療できなかったのよ。伝染病っていうのはかかった人が即死するようでは蔓延できないのですよ。つまり、蔓延するからにはそれなりの時間、罹患した人も生きていられるはずなのです。その分、治療する猶予だってあるわけで、いかなる状態からでも完全に治療する方法があるのであれば、全滅するなどといった事態に陥るはずがないのです。状況的に考えたら、ザ神の方が圧倒的に疑わしいのですけど・・・
港を出た途端、急に世界記の記述が書き替わりました。
豪族さんが反乱した時とか、大凶作になろうかといった時は、私の指示がなければ一切何もしてくれなかったのに、どうして急にそんな勝手なことをするの!?本当にこの世界の人達の行動原理が全く理解できません。
世界記「アサシナが神殿解放令を発令した」
あずさ「何だと!カイザーが!?一体・・・」
世界記「新王都でカイザーに聞いてみるべきだ」
いや、聞くも何も即更迭だよね?
王の許可もなく王の意図に反して、勝手に国を動かしたんですから、完全なる反逆行為です。投獄ですよ、投獄!!
急いで王都に向かったら年が変わってしまいました。何かこの世界の時の流れは異常・・・
ともあれ、私がいない間に勝手に神殿解放令が発令され、挙句、814年に突入してしまったわけですが・・・実際に何が起こったのかを確認するのは次回です。
Studio POPPOのプログラム兼システム担当です。
ウォーキング・デッド大好き!ダリルかっこいいよっ!主食はキノコです。