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皆さんこんにちは。
項羽と劉邦が元となる赤龍王をプレイしながらにして、なぜか史記を読み直したくなってしまった伊達あずさです。
まあ人間って、そういうところあるじゃないですか!
赤龍王、前回まで
「遅刻しちゃう!」
トーストを咥えながら町はずれへとひた走る私の目の前に突然飛び出してきた黒い影・・・
ぶつかった弾みで一人シューティングスタープレスが暴発し、地面にたたきつけられてしまった私。
「おい、大丈夫か」
そう声を掛けながら、ポケットに忍ばせていたマイケチャップの池で溺れつつあった私に手を差し伸べてきた男の服にはフジツボの一級ブリーダーにのみ許されているという伝説の赤い龍の刺繍が・・・
そんな経緯で私は町はずれへとやってきたわけなのです。
それと目の前に立ってのは樊噲(ハンカイ)といって私の子分みたいなもんです。
こんな場所で出会ったこともあって、もしかすると樊噲も町はずれにでたという龍を見ようとやってきたのかと思ったのですが、話を聞くにそういうわけではないみたいですね。
むしろ、「えっ、兄ぃ、止めておいた方がいいですぜ。そんなとこいったら喰い殺されまさぁ」と龍見物には否定的な立場のようです。
そう言いながらも、結局はついてきてくれるんでしょ?って思ってたら、これがまた本当についてこない!それでも私の子分なの!?
結局、私一人で赤い龍が出たと噂のパワースポットにやってきちゃいました。
滝つぼを覗き込んでみたり、大声で呼んだりしてみるも一向に龍など現れません。きっと、通りすがりのポケモントレーナーさんがこの滝で激レアの赤いギャラドスを捕まえたとかそんな感じの話だったのでしょう。
諦めて家に帰ろうとしたところ、突如暗雲が立ち込めてきました。そして目の前にはSSRな赤龍・・・
・・・が、居たように見えたのですが、実際に滝の傍らに立っていたのは一人の女性でした。もしかすると、この女性が暹氣龍魂を放ったのかもしれません。しかし、残念ながら私は王虎寺の門下生ではないので、暹氣虎魂で応戦することはかないません。
何にせよここからではちょっと遠すぎるので近づいてみましょう。
不用意に近づいてみると、向こうのほうから挨拶されちゃいました。しかも、初めて会ったはずなのになぜか私の名前を知ってる。
この女性は虞(グ)というらしく、めっちゃ美人という設定だそうです。
とりあえず何故今初めて会ったはずの私の名を彼女が知っていたのか尋ねてみると・・・
虞「私は秦の始皇帝に代わって天下を取ることのできるお方を探し求めていたのです。そして、今、劉邦様・・・遂に貴方を探し当てたのです・・・」
初っ端から会話のキャッチボールが完全放棄されちゃってます。彼女は皆には見えない系の何かと戦っちゃってる感じの人ですね。
虞「劉邦様。どうか中国のため、そして、私のために天下を取ってください」
ちなみに彼女が言う中国というのは中華人民共和国のことではなく、始皇帝の支配する領土全域を意味しています。多分。
しかし、初めて会ったばかりなのに「私のために」ってわざわざつけてくるあたり、かなり自信家のようですね。きっと虞を操作キャラにしたときの攻撃ボイスは「男は皆、私の前に跪きなさい!」とかなのでしょう。
目の前に立っているのがかなりやばめな女性と認識しつつも、天下を取ること自体には興味があったので、一応、話には乗ってみました。
虞「それが貴方の赤帝としての運命なのです。どうかこの戦乱の世をお静めください」
秦の時代がどんな感じだったのか私は良く知らないのですが、始皇帝が初の天下統一を果たした時代だっていうのに今ってまだ戦乱の世なの?せいぜい動乱の世・・・ぐらいなんじゃ?
ちなみに虞からの依頼を一応は断ることもできます。でもこれ、断ったらゲームオーバーの流れっぽいので素直に引き受けておきましょうかね。
何か私も結構やばい奴だったみたい・・・
そんなミステリアスクイーンの虞を仲間に加えて家へと戻ります。
帰る途中、町はずれで未だ樊噲が棒立ちのままだったので、彼にも虞を紹介しておきましょう!そしてそのまま棒立ちの樊噲までも仲間に加え、家へ帰ります。
家に戻るとどういうわけか秦の兵士が家の中まで入ってきちゃってます。まさか彼もお父さんのへそくり目当て・・・ではなかったようで、今さっき仲間にしたばかりの虞の引き渡しを要求されました。秦の情報網凄すぎ!!
ちなみに兵士曰く、虞は始皇帝が探し求めている不老不死の薬に関する秘密を知っている人物なのだそうです。どうやら、私が知らなかっただけで、実はかなりの有名人みたいです。そして更に兵士は素直に従わねば家族の命はないとすごんできました。
一応、素直に虞を引き渡すか、兵士の要求を断るか選べるみたいなのですが・・・どうしましょう。
試しに断ってみたところ、兵士に斬られてしまいました・・・
って、ディジャブ(DEJA Vu)の世界の時のように直前の選択肢からやり直しなどという便利なシステムなどはなく、本当に最初からやり直しになっちゃったんですけど!?め、面倒くさい!
ちなみにディジャブの方がこのゲームより古いんですけどねぇ・・・
とりあえずぱぱ~っとやり直して、虞の引き渡しに素直に応じてみると、本当にあっさり連れていかれちゃいました。
連れ去られようとしている虞に近づくかどうかなどという見え透いたトラップをかいくぐると、虞が連れ去られ際に何かを投げてよこしました。
この首飾りさえあれば、例え離れ離れになろうとも、いつか引き合わせてくれる・・・と、首飾りから連れ去られたはずの虞の声が聞こえてきました。どうやら呪いのアイテムだったみたいです。
家の中に戻るとお父さんが微妙な慰め方をしてくれました。
しかし、これがせめて何日か虞と一緒に暮らした後での出来事だったならばまだこの展開も理解できるのですが、秦の兵士はさっき会ったばかりの虞と私が一緒にいることをどうやって知ったのやらね・・・
ま~とにかく良くないことがあった時は自棄酒です!
と、お金もないのに酒場にやってきてみました。っていうか、あてにしていた樊噲まで手持ちがないみたいじゃないですか。
それでも強引に酒を注文すると酒場の主人が怒り出してしまいました。そしてその怒れる主人をなだめてくれたのがこの王陵さんです。
彼は沛の豪族なのですが、どういうわけか以前から私のことを気に入ってくれていたみたいですね。そこで、これを機に自分の子分にならないかと私をスカウトしてきたのですが・・・その答えは次回なのです。
Studio POPPOのプログラム兼システム担当です。
ウォーキング・デッド大好き!ダリルかっこいいよっ!主食はキノコです。