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皆さんこんにちは。
本当に一連の事件の黒幕がカトゥーなのだとしたら、完全に裏をかかれてしまった伊達あずさです。
一番怪しそうな人が本当に犯人っていうのは、現実世界ならいざ知らず、物語の世界では結構稀なんですよね・・・
さ~前回止めを刺し損ねてしまったSF編に今度こそ終止符を打ちますよ!?
そんなわけで、ダース伍長の自分語りからの再開です。いえ、ダース伍長はちゃんと活躍してるので、自分語りぐらいする権利はありますとも!
昔・・・でかい戦争があってな。私もまだ若かった。
今でもはっきりと思い出す。あの恐怖は忘れられない。
戦闘ロボットさ。ロボットというより、そいつの頭、つまりコンピュータだ。
血の通った人間でない物の手で仲間が沢山死んだよ・・・
人間が作った物に人間が殺される・・・馬鹿な生き物だよ人間ってやつは・・・
この船のメイン・コンピュータはそんな人間に愛想が尽きたんだろうな。
だが幸い、お前はこの輸送船で生まれた。軍艦の中じゃなくてな。
ヒューイはお前に学べと言った。それが・・・これからのお前がすべき事だ。
誰かを傷つけるような真似はしちゃいけない。
フ・・・ロボットに考えろか。私もヤキが回ったな。ロボットに説教か・・・
う~ん・・・戦闘ロボットは戦闘するように作るから戦闘するわけで、そんな説教せずとも最初から人間を傷つけないように作れば良いだけなんですけどね。
好奇心などという物を除いて考えれば、作り手の想定の範囲を超えて自立思考をする人間みたいな(強いAIを搭載した)ロボットを作る必要性なんてどこにもないと私は思うのですけれどね。
自分語りを終えたダース伍長は何かに気づいたみたいです。
ダース伍長「何て事だ・・・ハハ・・・今、気付いたよ。人間も同じことじゃないか」
結局、人が思い通りにならないからこそ、自分の思い通りに動いてくれるロボットで代用したいのに、そのロボットを人と同じように作ってしまったら、本末転倒ですよね。
なので、SFに良くある「機械が人間を支配するような世界」は、何処かの大金持ちが、自分の破滅願望を満たすためか、あるいは単なる趣味から自分の財産を投じて”強いAI”の研究を行い、かつその目論見が誰からも長い間発見されないなどと言う奇跡でも起こらない限り、実現できないと思うのです。
まぁでも、私がもしも大金持ちになっちゃったら、ゾンビの世の中を実現しようとTウィルスとか作ろうとしちゃうから、少なくても私がそんな断言をしちゃダメなのかも・・・(こういう考えの人はそもそもお金持ちになれませんので大丈夫!)
で・・・如何にもこれで最後と言わんばかりに、これまで拒否し続けてきたコーヒーを要求するダース伍長なのですが・・・
キューブの制御権を取り戻せた私にはその前にやるべきことがあるんです!
さあカトゥー!貴方が黒幕だってことはわかってるんです!大人しく縛につきなさい!
カトゥー「キューブ・・・あいつを静めてくれたのか。ありがとう良くやったな。ロボットを作るのは僕にとってほんの遊びだったんだ。それがこんな風に役に立つなんて・・・お前は最高だよ。お前を作って、本当に良かった」
カトゥーは状況証拠しかないのをいいことに、あくまでもしらを切り通すつもりみたいです。
現時点でのカトゥーの捕縛を断念した私はリフレッシュルームの外へ出たついでに、ダース伍長による殺傷事件現場にも寄ってみました。
ものの見事にベヒーモスが倒されてます。っていうかさ・・・結局、ベヒーモスの力って何だったのよ・・・戦闘能力的にもダース伍長以下だし、軍が人命を軽視するような問題発言をしてでもベヒーモスを手に入れたがった理由がわからずじまいです。
OD-10から切り離された状態だとどうなるのか興味本位で端末にアクセスしてみると、何かちゃんとしたメッセージが出てる!
OD-10システムの状況
人工知能プログラムを遮断。低レベルのコンピュータとして作動中。
これにより船内の管理システムの暴走は鎮圧。
メインコンピュータの管理について
カトゥー負傷につき管理責任をキューブに移動。
コンピュータカプセルのパスワード「JUDGE」
え!?
人口知能プログラムであるOD-10が不在なはずなのに、「管理システムの暴走は鎮圧」とか難しい状況判断をしたり、勝手に管理責任者を移動しちゃったりしてるんですけど!!
まあ後者については、単にリストの上から順に権限が移っただけなのかもしれませんけど、管理システムの暴走が鎮圧されたなんていう状況判断は強いAIでもないと無理だと思うんですけど~~
それはともかく、折角権限を頂いたので、メインコンピュータカプセルに行ってみることにしました。
メインコンピュータルームの中はこんな感じ!結構シンプルですね。
見た目もシンプルなら、できることもシンプルで、ここからではシステムチェックとパスワードの入力しかできません。
パスワードってなんだ・・・とりあえず、システムチェックから。
特に異常ないらしいです。
次はパスワードの方ですけど・・・どうやらこれは船長にのみ閲覧権限があるファイルへのアクセスだったみたいです。
で・・・資格を確認するためとパスワードの入力を求められたのですが・・・まさかここで「OAKFDE」?
いけちゃったよ!
極秘ファイル
管理システム参考資料 乗組員データ
前回の調査との比較
成績
ヒューイ:マイナス
カーク:プラス
レイチェル: –
カトゥー: –
模範的態度
ヒューイ:マイナス
カーク:マイナス
レイチェル: –
カトゥー:プラス
協調性
ヒューイ:マイナス
カーク:マイナス
レイチェル:マイナス
カトゥー: –
連帯感
ヒューイ:マイナス
カーク:マイナス
レイチェル:マイナス
カトゥー:マイナス
調査結果
総合力:マイナス
事故発生率:プラス
改善の可能性無し。配置転換の必要性有り。
これってもしかして船長が付けてたものなのかな?
配置転換の必要性有りはまだしも、改善の可能性が無いと断定しちゃうところや連帯感まで個人別なのはちょっと違和感がありますけど・・・
しかし、わざわざ思考型AIなんていう技術まで搭載してるくせに、船の事故発生率が乗員の関係性に依存してるとか意味不明ですよね。
そしてようやくダース伍長にコーヒーを出します。コーヒーはリフレッシュルームから出る前に淹れちゃってものなので相当冷めてますけど・・・
ロボット嫌いのダース伍長と和解できたところで・・・
エンディングです!
ちなみにエンディング後の後日談によれば、ダース伍長は帰還後に軍を退役し、医療福祉を目的としたロボット開発メーカーに再就職したらしいです。
と言ったわけで、ようやくSF編終了です。
そして、きりも良いので今日はここまで~
Studio POPPOのプログラム兼システム担当です。
ウォーキング・デッド大好き!ダリルかっこいいよっ!主食はキノコです。