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皆さんこんにちは。
ザパンのキャラが崩壊しまくっていると思う伊達あずさです。
負けても負けても何度も正攻法で主人公に挑んでくるキャラが居たとして、皆さんはどういった雰囲気のキャラを想像するでしょうか。
多くの方は熱血脳筋キャラみたいなのを想像するんじゃないのかな?
でも、ザパンって全然そう言うキャラじゃないよね・・・だって、姉さんを盾にして戦おうとするような悪党ですよ?ザパンの行動と性格が全く一致していないのですよね。
ザパンの場合は、毎度毎度あの手この手の卑怯な方法でしつこく主人公に絡んでくるようにした方がよかったんじゃないのかな。
あれだけ何度も負けているというのに、相変わらず自信満々で正々堂々襲ってこれちゃうとか、最早狂気の領域ですよ。
流石に城内で倒しても逃げられたらうんざりするなと思いながら、アルモリカ城内へ。
あずさ「ザパンッ!ヴァイス、お前・・・!?」
ザパン「て・・・てめぇ・・・裏切る気か・・・こんなことを・・・しやがって・・・」
ヴァイス「馬鹿野郎め、人質ってのはもっと有効に使うもんだよ・・・」
ザパンは転移石を補充する前にHPを0にされたから死んだのでしょうか。
こうやって、プレイヤーが介入できないイベントではあっさり死ぬけど、プレイヤーが関与できる通常の戦闘では死なないとか・・・ゲームとしてどうなのでしょうね。
ヴァイス「さあて、あずさ。今度はお前の番だ」
あずさ「ヴァイス、姉さんはどこだッ!」
カチュア「あずさーッ!」
あずさ「ヴァイス、姉さんを放せ!」
ヴァイス「返してやるさ、俺との決着がついたらなッ!」
あずさ「本気か、ヴァイス?僕達は・・・」
ヴァイス「やかましいッ!御託は十分だッ。さあ、かかってこいよ。一騎討だぜ」
面白いですよね。ヴァイスもザパンと全く同じこと(何度も負けているくせにろくな策もなく戦いを挑んでくる)をしているのですけど、ヴァイスの場合は全く違和感がないのですよ。
多分、ヴァイスというキャラ自体が狂気の領域にあるからなのでしょう。なので、彼が合理性に欠ける行動をとったとしても、あんまり違和感はないのです。
あれ、まだ喋るの?
あずさ「ヴァイス、どうして僕らが戦わなきゃいけないんだッ!」
ヴァイス「どうして、お前だけがちやほやされるんだ?ガキの時からそうだった・・・お前はいつも皆から可愛がられ俺は何時も除け者にされてきた。その違いは何だと思う?皆親父のせいだ!そう思わないか?お前の親父は神父だが、俺の親父はただの飲んだくれだった。最低のヤローだったぜ。だけど、何で俺が嫌われるんだ?そんな理由で?俺とお前にどんな違いがあるっていうんだ!」
いやいやいやいや・・・貴方が除け者にされていたのは、どう考えたって貴方自身の性格に問題があるせいでしょうよ。そして、ちやほやしてもらえなかったのは、普通に無能すぎるからじゃないの?
今も自分は恵まれていないみたいなことをしきりに言ってますけど、本当に恵まれない人はウォルスタの部隊を率いたりできないよね?そんな千載一遇のチャンスに恵まれておきながら、結局は何の成果も出せなかったわけじゃないですか。別に私の影に隠れたせいで成果を上げられなかったわけでもないでしょ?だって、貴方の無能さは私がウォルスタから追い出された後も変わらなかったわけですから。
つまり、皆が貴方に見向きもしないのは、貴方のお父さんのせいでも私のせいでもないってことです。貴方が如何なる環境でも決して変わることの無い下愚だからなのですよ。
・・・などと本音を言ってしまうと、彼の狂気が増々深まってしまいそうなので、ここは適当にお茶を濁すことにします。
あずさ「それは君の思い過ごしだよ。僕らは親友だったじゃないか!」
この台詞さ・・・良い人を通り越して最早サイコパスだよね。
だって、その親友から殺したいと思われるほど深く逆恨みされ続けてたんだよ?よく今まで気づかないで親友とかいってられたよね。人の心が分からないにもほどがあります。
そして、これだけ長々と前置きをしておきながら、勝負は一瞬・・・というか、瞬殺?ヴァイスの心は増々闇に堕ちそう。
騎士レオナール「やめろッ、二人ともッ!!やめるんだッ!」
あんなになってたのに、そこは素直に従うのね・・・ある意味これも新しいタイプの狂気ですね。
ヴァイス「レオナール、何故止めるッ!」
止めるっていうか、貴方さっき普通に死んでませんでした?
騎士レオナール「今がどういう状況かわかっているのか!頭を冷やせ、ヴァイスッ!」
いや、多分、ヴァイスは古都ライムがロスローリアンに攻撃されていることを知らないでしょう。頭を冷やす必要があるのはどっちかっていうと貴方の方なのでは?
ヴァイス「こいつを殺せって言い出したのはあんたらじゃないかッ!今更・・・」
騎士レオナール「いいから私の話を聞けッ!あずさも聞いてくれ」
騎士レオナール「古都ライムが落ちたッ!バクラム軍がここへやってくるぞッ!」
あずさ「そんな!ランスロットさんは?そんなバカなことって・・・!!」
騎士レオナール「聖騎士殿がどうなったかは知らん!死んだのか逃げたのかもわからん。とにかく、これ以上、同胞同士で争っている場合じゃない。単刀直入に言おう。あずさよ、公爵様に従えッ。これまでのことは水に流そう。戦うべき相手は他にいるッ!」
はぁ?
ヴァイス「そんなバカなッ!俺は認めん、認めんぞッ!」
騎士レオナール「いい加減にしろッ、ヴァイス。私の言うことがきけないのかッ!?あずさ、君の理想は何だ?・・・いいや、私には分かっている。しかし、理屈では人は動かない。どんなに崇高な理想だって実現されなければただの夢で終わってしまう。夢で終わっていいのか?父親の仇を討つんじゃなかったのか?なぁ、もう一度手を組もうッ」
え、私の崇高な理想って父親の仇を討つことだったの?
そりゃ、私はウォルスタ人ですから、ウォルスタ人のことは当然助けてあげたいのだけれど、そのウォルスタ人に刃を向けたロンウェーは最早ウォルスタ人の敵なので、そんな輩の下につく気はない!!
あずさ「それは絶対にできない。あなたもバクラムも同じだ・・・現実に追われ、夢を失った敗北者、それがあなた達だ。努力もしないで理想を実現できるものかッ!」
あれ?何故か私、意外にもいいこと言ってる?
騎士レオナール「なら、君はどうするんだ!?君なら理想的な世界を築けるとでも?」
あずさ「僕はそんなに傲慢じゃない。ただ、納得したいだけだ。人が現実のためだけに生きているなんて僕には信じられない。だからこそ確かめたいッ!」
いいこと言っているような雰囲気はするのですけど、私にはちょっと意味がよく分かりませんね。
私はですね、現実に合わせて自身の理想を都合よく捻じ曲げるのではなく、理想を実現するための現実的な手段を常に追求し続けたいのです。結局、自分の行動を自分自身が納得できるのかどうかが私にとっては全てなのですよ。
要するに・・・愚かな指導者の下で、自分が納得できない事をやらされるのはもう御免なんだよッ!!
騎士レオナール「人は一切れのパンのために他人を殺す。自分の幸せのためだけに戦うんだ。だから、争いがこの世界から消えてなくなることはない。人が人である限り戦いはなくならないのだ。我々の役目は、そうした人々を管理し秩序ある世界へ導くことだ。彼らはそうした指導者を望んでいる」
もっともらしいことを言っていますけど、秩序にだって色々あるのですよ。不当で不平等な秩序もあれば、公正平等な秩序もあるのです。つまり、貴方が求める秩序と私の求める秩序はまるで違っているってだけの話。遠回しにこちらが混沌を望んでいるみたいに言うのは止めてもらえませんか?
あずさ「僕にはわからない・・・あなたの言葉を信用することができない。いったい何を信じればいいんだ?僕は何のために戦っているんだ?あなたは何のために・・・?」
ちょ、ちょっとしっかりしてよ!
私は公正平等な世界を作るために戦っているんだよ!そんな詐騎士に騙されないで!
詐騎士レオナール「・・・わかった、もういい。君に時間を与えよう。納得がいくまであがくがいい。さあ、あずさよ、行け。カチュアを連れてこの城から離れろッ!」
あ、そのくらいの良心はあったのですね。
じゃあ、これからはちゃんと敬称を付けさせていただきます。
ヴァイス「レオナールッ、どういうことだッ!!」
私がロンウェー配下に戻ることを断ったんだからいい加減駄々をこねるのはやめなよ・・・
騎士レオナール「さあ、行けッ。自分の目で世の中を確かめてこいッ!君の求めるものは、ここにはない。どこを探したって見つかるはずがない。それを確かめるんだッ。希望を失った時、ここへ戻ってこい。私は君を待っている。さあ、行け、ぐずぐずするなッ!」
あずさ「僕は決して絶望しない。自分に負けはしないッ!」
ヴァイス「待てッ、あずさッ!」
騎士レオナール「放っておけッ!自分で納得しない限り意味がない」
ヴァイス「生かしておくと後悔することになる。それでもいいのか?」
さっき自分が殺されそうになってたのに・・・その自信は一体何処からやってくるの?ヴァイスが見ている世界と私が見ている世界は全然違うのかもしれませんね。
騎士レオナール「その時は、我が騎士の名誉にかけて彼を討ち取ろう」
ヴァイス「・・・ヤツをやるのはこの俺だ」
ようやく長い話から解放されました。
しかし、ロスローリアンもロスローリアンで、一体何を考えているのでしょうね。こんな大量の民間人を虐殺してどうするのよ。
ローディスにヴァレリアの支配権を与えるため戦っているのだとすれば、むしろ逆効果だと思うのですが・・・
同胞の手で同胞達が殺されていくのを目の当たりにしたり、その同胞殺しの濡れ衣を着せられて放浪したりと、かなり壮絶な人生を歩んでいるわけですけど・・・
そんな人ですら現実を知らない子供なのだとすれば、果たしてこの世に大人など存在し得るのでしょうか・・・
Studio POPPOのプログラム兼システム担当です。
ウォーキング・デッド大好き!ダリルかっこいいよっ!主食はキノコです。
俺の頭では、登場人物達が何をしたいのか分からない
よく部下たちが従うなあと感心します
戦略的な面でも感情的な面でもいまひとつ理解しがたいところがありますよね。