えりかとさとるの夢冒険のプレイ日記2:レトロゲーム(ファミコン)

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前回からの続きです!

皆さんこんにちは。
最近、色々なものに違和を感じ始めている伊達あずさです。

私は普段、そこそこ有名ではないメーカーの食パンを焼かずにそのまま食しているのですけど、ある日突然、何かが変わってしまったような気がしたのですよね。まず、袋を開けた直後の臭いがいつもと違うし、見た目にもスが目立つのです。当然、味も私にとってはかなり宜しくない方向に変わってしまっていました。もしかすると小麦粉の輸入先にでも変化があったのでしょうか。

後はトイレットペーパーですよ。
これまたある日突然、やたらとホルダーからトイレットペーパーが飛び出してしまうようになったのです。
最初は気のせいかと思ったのですけど、その飛び出し率の異常な高さは絶対に気のせいなんかじゃありません。

確かにエコノミーサイズとかいって、幅が狭いタイプのトイレットペーパーが売られていたりします。
でも、同じメーカーの同じトイレットペーパーを使っていて、ある日突然、外れやすくなってしまうのはおかしい!
実際にトイレットペーパーの幅を測ってみたところ、JIS規格の114mmより10mm近く短く、かといって欧米規格の100mmよりは大分長いという最悪の独自規格になっていました。
確かに幅を狭めれば、その分、紙の面積を減らすことができますので、物価上昇に対抗するための企業努力といえば聞こえはいいけど、使用に支障をきたすレベルの改変は流石に我慢なりません。

改めて物を見極め直さなければならない時期がやってきてしまったのかもしれませんね。

えりかとさとるの夢冒険のプレイ日記2:レトロゲーム(ファミコン)_挿絵1
そんなことを考えながら、時の冠探しに着手する私達なわけですけど・・・まぁ、とりあえず、適当に歩いてみましょうか。

えりかとさとるの夢冒険のプレイ日記2:レトロゲーム(ファミコン)_挿絵2
二人同時プレイが可能というだけあって、えりか(蘭丸さん)とさとる(あずさ)は別々に行動できちゃいます。

じゃあ、私はここで休んでるから、偶には蘭丸さん1人で頑張ってみてよ!

えりかとさとるの夢冒険のプレイ日記2:レトロゲーム(ファミコン)_挿絵3えりかとさとるの夢冒険のプレイ日記2:レトロゲーム(ファミコン)_挿絵4
あっ、この建物って入れるのね!?
単なる障害物と入れる建物の差が分かりにくいな・・・結構、注意する必要がありそうですね。今回は単なる操作ミスだったのですけど、勿怪の幸いですね。

さて、こんな感じに場所をクローズアップすると、移動、見る、話す、持ち物、取る、動かす、叩く、開けるといった各種行動をとることができるようになります。

試しに建物を見てもらったところ、ここがスッポロという名の駅だとわかりました。そして、駅の入り口の横にあるのはレンタサイクルみたい。

えりかとさとるの夢冒険のプレイ日記2:レトロゲーム(ファミコン)_挿絵5
では、駅の中に入ってもらいましょう。おや、如何にも人語を操れそうな牛っぽい感じの人型生物がいますね。
この分だと今後も様々な人型生物が登場する事になるでしょうから、以後、似たような人型生物は全部人ってことにしちゃいますね。

じゃあさっそく話しかけてもらいましょうか。

蘭丸「ひとりじゃ、やだなー」

何よそれ!!

えりかとさとるの夢冒険のプレイ日記2:レトロゲーム(ファミコン)_挿絵6
早くも私の休憩時間は終わってしまいました。

牛の駅員「スッポロ駅だよ」

それだけ!?
しかも、パスポートなるものがないと電車に乗れないらしいです。

電車に乗るのにパスポートが必要なのですか。
スッポロと言う名前のせいで、ついつい日本の常識に引っ張られそうになるけど、ここが日本の様な島国とは限らないわけですし、別に電車で国境を越えちゃうことだってあるのかもしれません。
むしろ、お金が要らないと言う事の方に驚くべきなのかもしれませんね。もしやここは通貨すら必要ないような共産主義国家なのかも・・・

あっ、話はそれちゃいますけど、共産主義・・・いえ、正確には社会主義ですかね。ともあれ、それらの主義を取り入れた国って何となく独裁色が強く、暴力的なイメージがしちゃいません?(そんなイメージないよって方は読み飛ばしちゃってくださいね)
でも、社会主義も共産主義も国民間の格差をなくし、貧富の差をなくすことを目指した思想なのですよね。それが何故こんなイメージになっちゃうのか・・・

まぁ、これは私の勝手な想像になりますけども・・・

国民全員がひとつの共同体として財産を共有し、なおかつ、豊かな生活を送るため、他国に負けないだけの効率的な生産活動を行こうとした場合、国家としての全体最適が必要となります。当然、全体の最適化を優先させた場合、個人の好みや思想などの自由は制限されてしまいます。そして、それらの不自由を人々に強制しようと思った場合、どうしたって強い力が必要となるわけです。
もちろん資本主義国家であったとしても、人々に法を順守させるため、それなりの力は必要になりますけど、法というのは道徳心がもとになっているわけで、そこまでの流動性は求められません。でも、人々に全体最適を強いるというのはかなりの臨機応変さが求められるため、どうしたって指揮を執る人に大きな権限を与えざる得ないのですよね。

結果、豊かな社会主義国家を作ろうと思ったら、どうしたって物理的な力をもった独裁者が必要になっちゃうんじゃないのかな。
もちろん、完成された社会主義が共産主義へとクラスチェンジできれば、そんな独裁者も必要なくなるのかもしれませんけど、国民全員に家族と同様(あるいはそれ以上)の親しみを抱けるかと言われると・・・全員の意識を一つのネットワークに接続する的なSFレベルのブレイクスルーでも起こらない限り、あまり現実的ではありませんよね。あるいは成長を絶対善とする価値観を止めることができるなら、共産主義に限りなく近い社会主義国家を作れそうな気もしますけど・・・それもまた地球上の核兵器を根絶させることと同じくらいの無理難題でしょうね。

そんなことから、何となくブラックなイメージがつきがちな社会主義(ないし、共産主義)ですけど・・・じゃあ、資本主義が社会主義より良いのかと言われると・・・存外そうでもない気がしてなりません。

例えば、社会主義国家の独裁者が己の利だけを追求し、国全体の利益を損なったとしましょう。
当然、国民からの非難の的とされるでしょうし、その非難は道徳観と照らし合わせても矛盾するものではありません。(まぁ、間違いなく独裁者は力で抑え込んでくるでしょうけど)

でも、資本主義国家でお金を儲ける才のある人、あるいは生まれもって資本を持ったごく少数の人達がひたすらお金を儲け続け、結果、貧しい人を量産した場合はどうか。
実際のところ、それを非難する術はないのですよね(本当であれば、税金/社会保障にはそれを防ぐ役割があるはずなんだけどな・・・)。また、道徳的観点からみても、その人を非難することは妬みとして処理され、そのような非難は悪と認定されてしまいます。

社会主義国家の独裁者が有能、かつ善人であれば、間違いなく国は富み、人々は幸せに暮らせるでしょう。
でももし、無能だったり悪人だったりした場合は、悪しき絶対君主制・・・一部の特権を持った人達に国民の大多数は搾取され、国全体の貧富はまた別としても、恐らく多くの人々は幸せに暮らせないでしょう。

じゃあ資本主義国家ならばどうか・・・
自由と平等を叫ぶ自己責任社会。国民全員が等しく商売の才能を持ち、生まれ持った資本が同じであれば、国民同士が互いに切磋琢磨できる理想的な国を作れるかもしれません。
でも、運悪く商才を持っていなかったり、生まれ持った環境が悪ければ、それらを持っている一部の特権階級から搾取され続けるだけの生活を余儀なくされ、挙句、心の中でその人達を非難することすら自身の道徳観が許さないという二重苦の世界となるでしょう。
ただ、全てを諦めさえすれば、社会保障などを活用することで生きながらえる事だけは可能かもしれませんね。貧乏人が存在しなければ、お金持ちもまた存在できないわけですから。

さて、一人の有能かつ善人な独裁者の出現を期待するのと、国民全員の資本、及び商才が等しくなる(かつ、商才以外の才能はできるだけ多様)ことを期待するのとでは、どちらの期待値が高いのでしょうね。
前者は宝くじを当てるようなものですけど、後者は・・・人間の遺伝子操作が当たり前となる世の中にでもなればワンチャンあるかもですね。
ただまあ、理想的な社会主義国家が凄く栄えそうなのに対して、理想的な資本主義国家はどうしたって資本(お金や才能)が分散しちゃうから、国家としては栄えなそう。と言うか最早、国家である意味がなさそう・・・

・・・と、あれこれ言いましたが、社会主義だろうと資本主義だろうと、搾取される側の人々が搾取されているという事実を受け入れられるのであれば、それなりには幸せに暮らせるのかもしれません。そして、搾取される側にある大多数の人にとっては、どっちも気分の問題程度の違いしかないのかもですね。

・・・って、びっくりするほど話が脱線してるよ!
最近、ようやく銀河英雄伝説を観始めたため、変な事を考えがちなのです。銀河英雄伝説が理想的な社会主義国家(銀河帝国)と一般的な資本主義国家(自由惑星同盟)の話だった(少なくとも私が見ている今の段階では)ものですから・・・つい・・・
というわけで、今の話はあくまでもゲームや物語の考察に過ぎません!必ずしも、現実世界に適応した話ではありませんので、あしからずです。

しかし・・・駅で脱線しちゃうとか、あまりに縁起が悪すぎます。

えりかとさとるの夢冒険のプレイ日記2:レトロゲーム(ファミコン)_挿絵7
スッポロ駅で時の冠探しとは一切関係のない無駄に長いだけのつまらない話をしてしまいました・・・他の場所に移動しましょう。
次はこのPって描いてある場所に行ってみましょうか。

えりかとさとるの夢冒険のプレイ日記2:レトロゲーム(ファミコン)_挿絵8
中には入れないみたい・・・あ!何か自転車に乗れたよ!?

えりかとさとるの夢冒険のプレイ日記2:レトロゲーム(ファミコン)_挿絵9えりかとさとるの夢冒険のプレイ日記2:レトロゲーム(ファミコン)_挿絵10
そのまま自転車にのって並木道のようなところへ。
ん?今度はリス?のような人がいますね。

えりかとさとるの夢冒険のプレイ日記2:レトロゲーム(ファミコン)_挿絵11
ご、ごめんなさい・・・

熊の紳士「あれ!?おめえ、人間の子供だべ」

蘭丸「凄く雪が積もってるんですね」

熊の紳士「そらあ、雪祭りやるくれえだからな」

蘭丸さん、牛相手は無理でも熊相手ならいけるのね・・・

えりかとさとるの夢冒険のプレイ日記2:レトロゲーム(ファミコン)_挿絵12
一応、私も自転車に乗ってから合流してみましたが、特に変化はありませんでした。

えりかとさとるの夢冒険のプレイ日記2:レトロゲーム(ファミコン)_挿絵13
道でお会いした熊の紳士さんに別れを告げ、今度は西へと進むと、病院のような建物と噴水が見えてきました。
じゃあとりあえず、噴水の方へ。

えりかとさとるの夢冒険のプレイ日記2:レトロゲーム(ファミコン)_挿絵14
お、ワギャンの雪像がある!!
そういえば、ワギャンランドもナムコさんのゲームでしたね。
でもって、ワギャンの隣にあるのは・・・古代ギリシャ風の建築物ですね。柱がエンタシス(胴張り)ですからね。

蘭丸「ドワー!皆雪でできてるうー!」

この雪像、結構、カチンカチンみたいですね。まぁ、だからなんだという話ではありますけども・・・

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お次は南の病院。

受け付け「子供は風の子でしょ。外で遊びなさいね」

にべもなく・・・

えりかとさとるの夢冒険のプレイ日記2:レトロゲーム(ファミコン)_挿絵17
何と言うか・・・あまりに自由が過ぎます!!
ちっとも時の冠探しが捗っている気がしません。これは、最初の手がかりを見つけるまで、相当苦労しそう・・・プレイ日記的な意味で。
早くも不穏な空気が漂ってきたところで、次回に続きます。

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