Studio POPPO

投稿日：2024年3月27日

前回からの続きです！

皆さんこんにちは。
どうせお別れするならラジアントメフィット道場に通う前にお別れしておけばよかったと後悔している伊達あずさです。
ただ流石に、イレニカスのアジト内で別れるのは非道過ぎるので致し方ありません。

では今日もシャドーデイルの歴史からです。
というか、今更ですけど、本編ではシャドー・シーフがシャドウ・シーフと再翻訳されているのに、何故シャドーデイルはシャドウデイルと訳されないのか。多分、歴史書の訳者さんが前作の訳者さんだからだよね・・・

シャドーデイルの歴史・王無き時代

ケルベン・ブラックスタッフが、アシャバのペンダント(シャドーデイルの統治権を象徴する)を手にしていたとき、サイルーン(暗殺されたオームリーの妻)がシャドーデイルの実際の統治者であった。この月日は「王無き時代」として知られている。サイルーンとメインズバンドと呼ばれていた仲間はゼンティルの維持軍を追い出すことと、辺りにいる怪物を海で食い止めるという使命があった。昔からの統率者の座であるツイステッドタワーは、邪悪な王、ヨーダン以降依然として誰も住む者はいなかった。サイルーンもメインズバンドの仲間達も統率者の役目を引き受けることはなく、メインズバンドは他の地と冒険を求め去って行った。

何故、オームリー王とサイルーンさんが婚姻関係にあった事を今まで記さなかったのだろう・・・そして、何でこのタイミングで書いたの？
まぁ、それはそれとして、今回もなんだかわけがわからない話ですね。
初登場となるメインズバンドなる人達にはゼンティルの維持軍を追い出すことと、辺りにいる怪物を海で食い止めるという使命があったらしいのに、特に理由の記載もないまま、メインズバンドはシャドーデイルを去って行っちゃうのですね。
前の文で使命があるなんて書き方をしたのだから、その使命を放棄してシャドーデイルを去るなら、せめて理由くらい書きなよ！！これでは前文の否定的な言い回しも相まって、まるで使命を途中放棄して冒険の旅に出ちゃってるかのような印象を受けます。

まぁ、これまでの流れから察するに、この本の著者はオームリー王の妻(だったことが今更判明した)サイルーンさんを善玉として描きたいみたいですから、その仲間のメインズバンドだって、途中で使命に飽きて、放浪の旅に出ちゃうようなちゃらんぽらんな集団であろうはずがありません。
きっと、シャドーデイルを守るという使命を最後まで果たした上で、王位を固辞して旅に出たと言いたいのでしょう。
・・・それならそう書けばいいだけの話なんだけどね。

で、ですね・・・
ここで私は物凄く嫌な予感がしてきたのですよ。まさかとは思うけど、ゼンティルとゼントゥリムが同じものだなんてことはありませんよね？
確かにこれまでも何の断りも無く、突然変なものが登場したりしていましたけど、だからと言ってここで急にゼンティルの”維持軍”なんてものが登場するのはさすがにおかしくないですか？
でもこれをヨーダン王の時代に実権を握っていたゼントゥリムの軍だと理解するととてもしっくりくるのです。

よく考えてみると、Baldur’s Gate 2の本編にはまだゼントゥリムとかゼンティルなんて単語は登場していません。つまり、ゼントゥリムやゼンティルなんて訳を使っているのは前作の訳者さんとBaldur’s Gate 2の歴史書を担当している訳者さんだけなのです。
私は訳の癖や品質からこの訳者さんは同一人物だと睨んでいますからね。そして、この訳者さんであれば、自分で訳した固有名詞を統一しないぐらいの離れ業は余裕でやってのけそうです。
もし、ゼンティルとゼントゥリムが同じものを意味していたとするなら、前作の大公宮殿におけるサレヴォクのセリフも大分意味がすっきりするのですよね。
もし私の疑念が真実だとすると、あの時のサレヴォクは1つのセリフの中で、ゼントゥリムと言ったり、ゼンティルと言ったりしていたことになります。もし、ゼントゥリムが国名で、ゼンティルがゼントゥリムの国民を指しているとするなら(前作に登場したドッペルゲンガーの1人が”ゼンティル人”という言い方をしちゃってるので、そんな意図すらないただの誤訳という可能性の方が高いけど)、ゼンティルはゼントゥリム人と訳すべき。

では楽しい本編を再開します。

ウォーキーンズ・プロムナードの調査ももうちょっとといったところでしょうか。残るは緑枠の北西部と青枠の南西部だけです。
どちらにもお店らしきものが1つはあるけど、これまでの流れから品揃えにはあまり期待できなさそう。

とりあえず、北西部からにしましょうか。

北西部の手始めは、エリアマップに「武具師/矢製造師」と書かれたこちらのお店から。

お店の中には店主が・・・2人いますね。

アーノリナス「・・・ったく！次から次へと邪魔が入る！このアーノリナスに何か用か？」

あれ、お店ではなかったのかも。

あずさ「これは何の店なの？」

アーノリナス「鉄の固まり、石炭、そしてアンビルから、アーノリナスは武器を造ると言うだろう。だがアーノリナスはお前ほど頭が良くないから、間違っているかもしれん」

あずさ「かわいいわね。用意してもらえる武器を見せてもらおうかしら」

初対面の人に対してかなり失礼な物言いだとは思うのですが、これ以外の選択肢となるともっと派手に失礼になっちゃうのですよ・・・

アーノリナス「最初に来た時に何でそう言わなかったんだ！？みんないつもアーノリナスの時間を無駄にしている！」

思っていたよりは品揃えが良いですね。
このお店で売られているラージシールド+2はSTRの低いエアリーさんでも装備できそう。
後、販売リストの中に同性能で価格が異なるヘルメットがあるのは見た目の違いによるものみたい。高いヘルメットの方が飾りがちょっとだけ派手です。

アーノリナスさんの販売品の中には矢関係がありませんし、もう1人の方が矢製造師なのかも。

パーター「いらっしゃいませ、お客様。パーターの店へようこそ、そしてあなた様のお取引に幸運あれ」

あずさ「ここでは何を売ってるの？」

パーター「私は質の高い矢羽の製造で知られ、弓師としても定評があるぞ。優秀なミサイル武器の目録を、よければご覧にいれようか？」

やっぱり、こちらの店員さんが矢製造師だったみたいです。
アーノリナスさんのお店の品揃えがなかなかだったので、期待が膨らみますね。

確かに質の高い矢羽が売られていますね。ただ、弓師としては微妙な品揃えと言わざるを得ません。
それと何故微妙にアーノリナスさんの領域に入るであろう防具まで取り扱っているのか・・・

今はお金の都合で何も買えませんが、アーノリナスさん、パーターさん共に将来的にはお世話になることもあろうかと思います。

ウォーキーンズ・プロムナード北西部最後はフェネシアの家と書かれた建物です。

サーンドさん同様、フェネシアさんも留守のようですね・・・っていうか、フェネシアさんって誰？

なんか最後が留守で終わるのはあまりに締まりが悪いけど、これで北西部の調査はおしまい！

これで残るは南西部だけだけど、南西部で調査対象となりそうなのは、この鉱石商人さんだけみたい。

鉱石商人のジュリア「なに言ってんの、あたしは小売りはやらないよ、鉱石のまとめ売りだけだ。小石が必要なら、自分で集めるこったね」

にべもなく・・・
これが長きに渡ったウォーキーンズ・プロムナードの最後だなんて！！
非常に締まりが悪いまま次回へ続きます。

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