嘘つきではなかったエアリー:Baldur’s Gate 2#24

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前回からの続きです!

皆さんこんにちは。
嘘つきエアリーと言いたかっただけの伊達あずさです。

目的達成のため、何とかしてエアリーさんを嘘つきに仕立て上げたかったのだけれど、そんなことをすれば、むしろ私の方が嘘つきあずさと呼ばれることになってしまう恐れがあったので、泣く泣くこんなタイトルになってしまいました。

まあこれ、本記事はもちろん、他の世界のネタバレにもなってしまっているわけですが・・・元ネタを知らない人はこれだけでピンとこないでしょうし、大丈夫ですよね?

ではエアリーさんが嘘つきではなかったという話を始める前に、歴史のお勉強をしちゃいましょう。

ジャイアント最終進軍の歴史

かつて、東シャールのグレートリフトの東方に巨人達の国があった。この帝国はフェイルーンの地が誕生して間もない頃に興され、その支配者達は神を恐れぬ傲慢さの持ち主であったという。罰として、神々は一族に呪いをかけ、ジャイアントの王の好奇心そしてその臣下の忠誠心を異常なまで高め、続いて、その地に星を落とした。その時の衝撃で、シー・オブ・フォールン・スターズ(星降る海)として後世に知られる、巨大な谷ができたという。星そのものは止まらずに徐々に速度を増し、ジャイアントの国を駆け抜け、南方へと転がり続けた。

巨人の王は好奇心を抑えられず、転がる星を追いかけ、忠実なるその臣下達は義理堅くその後についていった。隕石は延々と転がり続け、ついにグレートシー(大いなる海)に達してその底深く沈んで消えてしまった。王はそのまま石を追って海に飛び込み、巨人族はレミングのごとく一人残らずその後に続いた。巨人達は二度と姿を現さなかった。

自分達が引き起こした破壊を恥じた神々は、以後、好奇心と忠誠心が度を過ぎることのないよう、たえず目を光らせているという。斬新な考えを追う者が先を焦ることのないよう、またトリルの知的生物が互いに完全に協力することのないよう、彼等は今日に至るまでこの誓いを守っているのだという。

今回は歴史というより神話ですね。そして、文章も非常に理解しやすいです。ぐっじょぶ!

それにしても、傲慢な巨人達に好奇心と忠誠心を与えるとか、如何にも神々らしい機知に富んだ罰ではありませんか。
だって、忠誠心はもちろん、好奇心も知性の源となる特徴なわけですから、一見するとどちらも罰として与えるようなものではありません。むしろ、好奇心や忠誠心って意図的に育むものですよね?
でも、それらを過度に与えると生物は破滅に向かうと見抜いていたからこそ罰としたのでしょうから、失礼ながらも「さすがは神様!」と賞賛の言葉を送らざるを得ません。

しかしながら、人が絶えず争っているのは、種の絶滅を防ぐための多様性の一部と神々がみなしたせいだというのですから、なんとも切ない話ですね。ただ、この本の出来はかなり良い!Amazing!

嘘つきではなかったエアリー:Baldur's Gate 2#24_挿絵1
ではいよいよ本編です。
あっ、そういえば、ジンのなぞなぞを解いた際に得た経験値でミンスクさんのレベルが上がったので、レベルアップの処理をしちゃいましょうね。

嘘つきではなかったエアリー:Baldur's Gate 2#24_挿絵2
熟練度ポイントが1つもらえたけど、何処に入れましょうねぇ・・・
ミンスクさんはレンジャーなので、二刀流スタイル以外は2ポイントまでしか熟練度を上げることができません。
つまり、既に2ポイント割り振られているツーハンデッドソード、メイス、ロングボウにはこれ以上のポイントを費やせないのです。よって、新しい武器スキル/スタイルをとるか、二刀流スタイルを3にするかしかないわけだけど・・・まあ、新しい武器スキル/スタイルが先でしょうね。
現状の強みを活かすなら、両手使用武器スタイルをとるのも手だけど、新たにアックスをとって前作から持ち込んだスローイングアックスを使用できるようにして、ミンスクさんを盾持ちにしちゃうという手もあります。ただそうすると、ツーハンデッドソードの熟練度が無駄になってしまいます。でも、弓が弱体化しちゃったし、盾持ちもアリですよね・・・

でも、ミンスクさんから弓を取り上げるとなると・・・レンジャーである意味がほとんどなくなってしまう気がします。
だって、人間で弓を使わないレンジャーをするぐらいなら、どう考えてもファイター/ドルイドのデュアルクラスにした方が良くないですか?そうすれば、他の武器スキル(ドルイドの制約上、鈍器に限られちゃうけど)も5まで上げられるし、ドルイドの呪文だってLv8まで上げればレンジャーと変わらなくなり、ドルイドをLv9以上にすることでより高レベルなドルイド呪文を覚えるという選択肢も増えます。
最早レンジャーには鈍器以外の武器が使えるという利点ぐらいしか思いつかないけど、鈍器が不利になるのって敵がスプリントメイルを着ているときぐらいなもので、それ以外では非常に安定しています。それどころか、鈍器しか効かない敵とかもいるみたいですしね。”鈍器しか使えない”は対応する武器が手に入りさえすれば、大した欠点にはならなそうです。
じゃあ、ファイター/ドルイドでいいじゃん!というか、ファイター/クレリックでいい!

・・・と、幾ら叫んでみたところで、ミンスクさんのクラスは変えられませんし、とりあえずアックスをとって弓は捨てよう。将来、良い片手武器を見つけたら、盾を持たせてタンクとなってもらいます!
あぁ・・・何故ミンスクさんはファイターの道を選んでくれなかったのか!もしファイターの道を選んでいれば、ブーさんにアイテムスロットを奪われることだってなかったかもしれません。私は悲しいよ!

嘘つきではなかったエアリー:Baldur's Gate 2#24_挿絵3
嘆きと共にミンスクさんのレベルアップ処理を済ませたところで、建物内の調査に移りたいと思います。
西側には・・・スパイダーが居ますね。でも、敵対的ではないご様子。何なら話しかけることだってできそうです。

スパイダー「お、お願い、傷つけないで!ああ、どうしたらいいの!?」

あずさ「あなたは・・・これまでに会ったどんな怪物にも似ていないわ」

スパイダー「私は怪物じゃない!少なくとも、今までは違っていたわ!サーカスや周りのものすべてが変わるまでは!」

あずさ「ほう、それではあなたは何者なの?」

スパイダー「私の・・・私の名前はハンナです。私は息子と一緒にサーカスに来ましたが、息子は私と一緒にテントに入りませんでした。ああ、私を助けて下さい!」

どうやらこのスパイダーは元人間のハンナさんだったみたいです。
実際、テントの外にはハンナさんを帰りを待つギランさんの姿がありましたし、さすがにこれを嘘と疑うのは無理があります。
となれば、エアリーさんが言っていたことの裏付けにもなっちゃうので、早くも嘘つきエアリーではない流れ・・・無念です。

あずさ「ここで一体何が起こっているの?」

スパイダー「ああ、分からないの!自分がサーカスを見る為にテントに入った事しか分からないわ。ノームが一人、舞台に上がって魔法のようなパフォーマンスを行ったの。それは本当に可笑しかったわ・・・ノームが何をやろうとしていたにせよ、うまく行かないのは分かっていたから。案の定、彼の魔法は失敗して、みんな笑い出しました!私もそれがショーの一部だと思って笑ったわ。けど、それから全てが変わり始めたの!人々は怪物に変身し、それからまた元に戻った。どういうわけか世界が変わって、私は気分が悪くなり、怖くなったわ・・・それで・・・気絶したのよ。気がつくと、変身していて・・・この・・・怪物の姿になっていたの!私は・・・どうしたらいいの!息子は私と一緒にテントに入らなかったけど、息子に何が起きたか考えると恐ろしいわ!」

あずさ「あなたの息子はまだ外にいるはずよ。ここで待っていて」

スパイダー「息子が?ああ、そうですか。そう、ありがとう!」

とりあえず、このスパイダー・ハンナさんは要救助者ということで。

嘘つきではなかったエアリー:Baldur's Gate 2#24_挿絵4
スパイダー・ハンナさんのすぐそばに一見すると友好的なオーラをまとった農民が2人ほどいるのですが・・・何か友好的なオーラをまとったまま攻撃してきたんですけど!?

エアリーさんの言っていることが本当だとするなら、人の形をしているものこそがモンスターということになります。よし、倒そう。

嘘つきではなかったエアリー:Baldur's Gate 2#24_挿絵5
試しに攻撃してきた農民に反撃してみると、如何にもモンスターって感じの姿になりました。
もう一人の方も声掛けした際に返事がないため、敵とみなして攻撃!結局こちらもモンスターでした。

嘘つきではなかったエアリー:Baldur's Gate 2#24_挿絵6
積極的に攻撃してこなかった方のモンスターがオーガの剣なるものを落としました。どうやらこの剣がエアリーさんの言っていた鍵のようです。しかしエアリーさんはよくこれが鍵だと気づきましたね。嘘はついてないかもしれないけど、嘘みたいに勘が鋭いことは間違いありません。というかもう、この勘の鋭さはご都合主義の域に達しちゃうほどです。

ではこの剣のような鍵をもって再びエアリーさんのもとへ・・・

エアリー「あなた・・・鍵を持っている!いや・・・剣か!私に渡して欲しい・・・そうすればこの幻覚から解放されるんだ!」

よく考えたら、剣が鍵になっていることに気づいたことよりも、この鍵で幻覚から解放されると気づけたことの方がより凄いことのような気がします。まあ、どっちもご都合主義レベルで凄いことだけど。きっと、エアリーさんはメイジかなにかで、このトリックも呪文の素質があるとわかったりする何かなのでしょう!多分!

あずさ「ええ、お望みの通りにするわ」

エアリー「信じてくれてありがとう。この剣は、実は幻覚のもとになる鎖を解く鍵なんだ」

嘘つきではなかったエアリー:Baldur's Gate 2#24_挿絵7
エアリーさんの姿が私達と同程度のサイズになりました。

エアリー「て、手が・・・肌が・・・元に戻った!ありがとう、勇敢な方!さあ、クァイルおじさんを見つけて、カラーの悪事を止めないと!」

あれ?ひょっとして本当に一緒に行く気があったりします?

あずさ「一緒に行きましょう。そして彼を探すのよ」

エアリー「私と一緒に?よ、よし・・・クァイルを見つけよう。彼が奴らに何をされていることか・・・」

あれ?モンスターの姿だったときは「私の鎖を解いてくれたら、奴を止める手助けができる!」とか言っていたのにな。何となく乗り気ではない雰囲気が漂ってくる返答ですよね。まあ、最終的には了承されちゃったので、これも嘘にはならなかったけど。

あずさ「そうだ・・・さあ行こう」

嘘つきではなかったエアリー:Baldur's Gate 2#24_挿絵8
エアリーさんは・・・何とまさかの仲間キャラだった!
仮に一緒に来てくれたとしても、裏切り者のフレネダンのように、後ろからてくてくついて来るだけだと思っていましたよ。
しかも、本当にメイジ(メイジ/クレリック)じゃないですか!

・・・と、予想外の仲間が新たに加わったところで、キリも良いし今日はここまでとします。

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