サレヴォクの仲間:Baldur’s Gate#216

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前回からの続きです!

皆さんこんにちは。
この期に及んで、タモコさんなる意味深な新キャラまで登場し、ますます混迷を極めはじめた伊達あずさです。

まぁ、混迷を極めているのは私ではなくBaldur’s Gateの方ですけどね。
ひょっとすると、次回作があるのをいいことに、今作では何ら解決せずに終わっちゃうつもりなのでしょうか。

サレヴォクの仲間:Baldur's Gate#216_挿絵1
では、フレイミング・フィストの本部前から再開です。
本部の入口前にはタモコさんが居ました。まぁ、「フレイミング・フィストの本部の近くでまた会いましょう」と言っていましたし、宣言通りってところですかね。

タモコ「思っていた通りですね。私を探していたのでしょう。知らなければならない事実があります。私達双方にとって有益な事なのですが、一つだけ条件があります。私が喋る前に同意してもらわなくては困ります。確実に守ってもらわなければならない約束なのです」

え?その守ってもらわなければならない事というのは、約束する前に教えてもらえるのですよね?
約束の内容も知らされないうちから「必ず守ります」なんて無責任なことは言えませんし。

あずさ「誠意を尽くして、約束しましょう」

これ以外はこの先の交渉に一切応じない構えを示すような選択肢ばかりだったので、話を先に進めるにはこう言うしかなかったのです。
よって、これはあくまでも、内容を聞いてから約束できると判断した場合の話ですからね!

タモコ「ありがとうございます。ちょっと変かも知れませんが、あなたに降りかかっている災難の原因であるサレヴォクを倒してください。彼の計画を潰して、彼の陰謀を暴いて下さい。そして彼が目指している事を達成させてはいけません。私のためにやって下さい。でも・・・彼を殺してしまう事だけは止めて下さい。私が・・・私が必ず彼をまともな人間にして見せます。彼が思っている紙にではなく普通の人間に変えてみせますので」

うっわぁ・・・話なんて聞かなきゃよかった。
何気に「私のためにやって下さい」という一言にも凄く引っかかります。

まぁ、そうですねぇ・・・サレヴォクの被害に遭った他の人達がどう言うかは別として、私個人としては、ゴライオンさえ生き返らせてもらえるのであれば、私自身に対しての不利益分はすべて水に流して(殺さずに野望だけを阻止する)あげても構いませんよ?
でも、比較的自由の利くBaldur’s Gateの世界であっても、そんな感じの選択肢は用意されていないのですよね。困ったなぁ・・・

あずさ「可能だとは思えない。奴は以前、私を消そうとした。私は冷静に処置したけど」

冷静に処置できたという自覚は微塵もありませんが、こう答える他ありません。

タモコ「サレヴォクはあなただけではなく皆を破滅させようとしている。あなたは共に血を分けているから特別なのです。あなたは彼の競争相手であり彼の気になる存在の一人になるかもしれないのです。それ以上にあなたは彼の家族の一員なのです。うすうす気付いていたでしょうが、直に聞いて驚いたでしょう。気になりますか?ならないでしょうか。モンスター達も私達が思う以上に私達と共通した所があるのですから。第一、あなた達は兄弟なのです。彼にもたらされた運命はあなたのものでもあるわけです。違う所と言えば彼の場合、小さな頃から彼はその運命を確信していたのです。しかしあなたにはゴライオンがいました、違いますか?サレヴォクは孤独だったのです。彼は憎しみから力を得るようになったのです。彼の中にある神の血は征服を求めているのです。だからこそ彼は殺されずに倒されなければならないのです。彼は利用されているだけなのですが、自分ではそれを悟っていないだけなのです」

う~ん・・・タモコさんとの約束を守らねば・・・と私に思わせるような対価(興味深い話)がありませんねぇ・・・
薄々気付くも何も、タモコさんの話ってどれもこれもこれまでの冒険で知り得た情報をなぞっているだけに過ぎないのですよね。そんな面白くもない話で、サレヴォクを生け捕りにするだなんてリスキーなことを要求するなど、不等にもほどがありますよ。

・・・けども。

あずさ「神の血?彼が仕えているというのか?何のこと?」

Baldur’s Gateの世界では、JRPGの世界とは違って、自分で選んだ選択の責任範囲がとても広いですからね。
事と次第によっては真相が何ら明らかにならないまま終了してしまう可能性すらありそうです。なので・・・私の意には反するけど、ある程度の妥協が必要な時もあるのです。

タモコ「子供というものは求めればやがて父親になります。血が呼び、求め、要求しているのです。その昔賢者のアラウンドーが、殺戮の王は死に、彼の子供達が同じ運命を辿る事になるのだと言っていました。彼らの進んだ道には混沌が広がるというのですが、一体何のためになんでしょう?欲求をし感じて『力』を手に入れようとは思いませんでしたか?サレヴォクはそれを当たり前の真実だと思っているので意味のない戦争と計り知れない殺戮を求めているのです。彼は一体・・・一体何になろうと思っているのでしょう?もしかしたらかれは正しいのかもしれません・・・でも彼を失うわけにはいきません」

あずさ「彼の命がそんなに大事なのに、なぜ彼に歯向かうんだ?」

タモコ「サレヴォク・・・私は選択の自由があっても死ぬまでサレヴォクの仲間でいる事でしょう。あなたの知るべき事はそれだけです。私は彼がどのような獣になったとしても彼を助けます。彼の計画は恐らく失敗するでしょう。あくまでもこの計画は推測に過ぎないのですから。私は信じてはいないのですが、彼は選ばれたものだと自分で思っていて自分が・・・今以上の存在になれると信じています。神々は自分の力を自分の子孫に引き継がせるかどうかわかりましょうか?とくに自分の死を悟った時には。彼が何であれ、私は彼を引き止めておきます」

何と言いますか・・・
何故そんなど~でもよい情報で私と交渉できると思えたのか、全くもって理解に苦しみます。
あなたがサレヴォクを助けたいと思っている事だけは良くわかりましたけど、サレヴォクを助けたいと私に思わせるような対価(興味深い情報であったり、サレヴォクの野望を阻止するための協力であったり)が一切ないではないですか。態度だけはやたら尊大なのに、言ってる事は駄々をこねる子供とさして変わりません。
人並み程度に恥というものを知っているなら、最早、平伏してサレヴォクの助命を懇願すべきレベルの状況ですよね?それなのに何故こんな偉そうな態度でそのような要求を平然とできるのか・・・物凄く気に入りません!こっちはサレヴォクに育ての父親を殺されてるんだよ!?

あずさ「奴を助けたいなんてどうかしてる。奴を救い出すのは不可能だ。私は奴に見合ったやり方で対処してやるわ!」

多少のことは妥協しようと思っていましたけど、流石に我慢の限界です。

タモコ「私の言葉は私の仲間になってくれる者のためだけのものです。誓っていただけないようなら、私は何も話しません。そう言う事ですか。あなたとサレヴォクは似ていますね、本当にお似合いです。そしてあなたも同じように運命付けられている。意図的にその運命を利用しているかどうかだけの違いかしら。あなたの進む道がこの先方向を変えるかしら?それはないでしょうね。父親の望みを叶えるための兄弟喧嘩をするのですね。またお会いするでしょうがあなたとは話はしないでしょう」

自分の願いが聞き入れられないと分かった途端、態度を変える人って信用できませんよね。お断りして正解だったかもしれません。
それに、話をしたいと頼んできたわけでもない相手に自分から勝手に話しかけておいて、次にあっても話しませんって、負け惜しみ感が凄すぎる捨て台詞ですよね。でもまぁ、こういう恥ずかしいことを平気で言えちゃう人って、現実世界にも結構いますね。

自身の要求(お願い事)を通す際に、何の犠牲も払わず(身銭を切らず)、道徳や倫理みたいなものを盾にして他人をコントロールしようとする人って大嫌い!!
そういった理由からタモコさんのことは大嫌いですけど、その誘いをちゃんと断ることができるBaldur’s Gateの世界は大好きです!
次回に続きます。

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