AKB48選抜総選挙からスピーチの難しさについて考えてみる

投稿日:2015年6月8日

皆さんこんにちは。
夜な夜な食パンをもぐもぐしている伊達あずさです。

2016年6月18日にAKB48 45thシングル選抜総選挙がありました。
結果は

1位:指原莉乃さん
2位:渡辺麻友さん
3位:松井珠理奈さん

だったようですね。
指原さんは去年に続いての1位ということで連覇達成おめでとうございます。
それに、前回は5位だった松井珠理奈さんがトップ3入りして、大躍進ですね。
私は特にAKBのファンというわけではないのですが、それでも選抜総選挙の様子は気になってしまいます。
ついつい、最後までテレビを見てしまいましたよ!

そんな中、私が気になったのは選挙で選ばれた人たちのスピーチです。
私的に案外このスピーチには魔物が住んでいるのではないかと思うのですよね。
思わぬ一言によって致命的な状態を作り出してしまいかねない・・・とっても難しいスピーチのように思えました。

では、なぜこのスピーチが難しいのかについて詳しく考えてみたいと思います!

まず考えなければならないのが”AKB48選抜総選挙は、国政選挙や地方選挙とは違う“と言うことです。
何となく名前が名前だけに、あの選挙をイメージしちゃいますよね。
でも、AKB48選抜総選挙って私達がイメージする選挙とは大分異なるのですよね。
決定的な違いは「投票に終わりがない」というところです。

一般的な選挙の場合、1人1票なわけですから、私達の選択肢は「投票する」、「投票しない」の2択しかありません。
ですが、AKB48選抜総選挙の場合は、「何票投票する」という選択肢が生まれます。
実はこれが厄介なのですよね・・・

例えば、試合に負けたスポーツ選手が・・・

自分の努力不足の結果です。今回の結果に満足せず、次回はもっと頑張ります

といったとしましょう。
どうでしょう?特に違和感はありませんよね?
これはなぜかというと、試合の結果に対する責任が選手にあるからです。

では、一般的な選挙において、敗れた候補者が・・・

私の努力不足で当選することができませんでした。支持者の方々の期待に添えず、本当に申し訳ありませんでした

と言ったとしましょう。
どうですか?これも特に違和感はありませんよね?
なぜかというと、この人の支持者にはやり残したことがないからです。
この候補者の支持者は当然自分の票をこの人に投じているはずです。
そして、それ以上この候補者にして上げられることはありません。
よって、候補者が「自分の力不足です」と言った場合は「より多くの人に支持してもらうことができなかった」という意味であることが明白です。

しかしながら、もし、AKB48選抜総選挙で・・・
私の努力不足です」と表現するスピーチを行った場合、どうなるでしょう。

この場合、複数の意味が出てきてしまいます。
まずは純粋に「自分のアイドル活動における頑張りが足らず、より多くの人の支持を頂けなかった」です。
ですが「自分のファンに期待通りの票を投じさせられなかった」という別の意味にも取れてしまうのですよね。

もっと言えば、投票権を得るにはお金がかかるので「自分のファンに期待通りの票を投じさせられなかった」≒「ファンが自分のために思ったよりお金を使ってくれなかった」という非情な責めの意味にも取れてしまうのですよね。
これも一重に、1人が何票でも投票できるが故に、結果に対する責任(やり残し感)がファン側にも残されてしまっているせいなのです。

人によっては、私財を投げ打って沢山の投票を行っている場合もきっとあるでしょう。
そんな人が「努力不足」と言われた場合どう感じるでしょうか。
きっと、自分の投票に対する姿勢が努力不足だったと責められているように感じてしまうのではないでしょうか。
(もちろん候補者が本当にそんな意図で言っているわけはないと思いますけど)

優劣がハッキリしてしまうことだけに、現状の結果に対する悔しさがにじみ出てしまう気持ちはわかりますが、「投票に終わりがない」AKB48選抜総選挙においては、候補者の結果が奮わない場合、支持者側にも後悔の念が強いことを考慮しなければならないと思うんです。

このような背景から、スピーチの言葉選びには細心の注意を払わなければなりません。
その上、結果が分からない恐怖で候補者自身が非常にナーバスな上、呼ばれるタイミングすらわからず、呼ばれたら即スピーチを行わなければならないわけですから、それはもう凄まじいまでの難度になっていることでしょう。

では、どんなスピーチをすれば良いのでしょうね・・・
それについては長くなってしまったので次回改めて考えてみたいと思います!
雑談なのに初の次回押し!

AKB48選抜総選挙からスピーチの難しさについて考えてみる_挿絵1

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