かまいたち現象とは一体何なのか…

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こんにちは!栁澤蘭丸です。

昔っから、いくら調べてみても釈然としない現象…「カマイタチ」。
古くは妖怪の仕業とされていた怪奇現象(?)で、どのようなものかというと…

  • 誰にも切られたりしていないのにぱっくりと皮膚が切れる
  • 傷ができるが、出血が少なく、治りもめっちゃ早い
  • その傷ができた時、突風が吹いた

という特徴を持った現象だそうです。
昔なら「妖怪の仕業じゃ!」で済んだでしょうけど、今なら科学の力で何なのか分かっていそうなもの…。
というわけで調べてみても結局、説明はつかないそうなのです。

科学的な話だと、まず言われていたのが「突風の中に真空が生じてそれで切れた」説がありますが、真空はそうそう生まれるものではないもので…大がかりな実験装置を使っても「真空に似たような状態」にすることが出来る程度だしその維持も大変、突風程度で人間の肌が傷つくほどの気圧の差が生じるとも考えづらい、またもし生じたとしても一瞬で消えてしまうので人間の肌を傷つけることは出来ないだろう、ってことになってました。
確かにその辺に真空がホイホイ生まれるというのもにわかに信じがたいことですし…そんなことになったら「低気圧だからなんだか頭痛が…」と言ってる系の人は全員倒れてしまいそうです。
また、真空説だと、「人間の肌が切れる」というところがネックになるみたいです。かまいたちはあくまで人間の肌が切れる現象のことで、生えてる草が切れたりはしないみたいですな。確かに勝手に草が刈られたなんていう現象はないですよね。

他には、「かまいたち」が多く伝わっている地域が雪国中心(北信越地方)なので、寒い冬の「あかぎれ説」もありますし、シンプルに「風に舞った石や葉っぱが当たって切れた説」などもあります。
だけど、傷が出血せず、治りが異様に早い理由が見つからないので、やはりかまいたち現象は、はっきりした原因は分からないままだそうな。

うーむ…。しかし私的にはこの現象は妖怪の仕業で良いんじゃないかなぁと思っています。
だって雪国どストライク地域に住んでいましたけど、父方の祖父母もずっとそこに住んでいますけど、自分や家族がそういう目に遭ったことがないし、「かまいたちにやられた」という話を聞いたことがないし、そういう人に出会ったこともない…。被害者がいない…!(自分はやられたことがある!という人がいたらすみません💦)

伝わっている妖怪の話は何だか可愛げがあるし。そっちの方がいいのではないかなと。
かまいたち(妖怪)で一般的なのは、3匹1組のイタチ(姿は不明とも)で、1匹目が人を転ばせ、2匹目が刃物で皮膚を切り、3匹目が素早く薬を塗って去ってく…的なやつ。色々なバージョン違いが各地に存在するみたいですが…ちゃんと薬を塗って去っていくところが憎めないというか…。

色々な説で躓く原因である「傷がすぐ治る」という部分は、どうしても妖怪じゃないと説明がつかないし、何か可愛いからこっちのほうがいいなあと思うのですよね(´・ω・`)かまいたちのせいで死んだ人もいないわけだし…、

と思ったら、神武天皇のひとつ前の天皇の時代に、ロシアから大軍が攻めてきて、それをかまいたちが切り殺して撃退したという話が伝わっているので、日本人じゃなければ殺されている…!?!のかもしれませんが私は日本人なのでまぁ…いいか…(よくはないけど)。

海外では同じような妖怪、モンスターの話を聞かないんですが、日本でしか起こらない自然現象なんてあるのだろうか。中にはあるんだろうし自然の奥底は知れないですけども…そんなところも、やっぱりかまいたちは妖怪で、本当に存在する現象ではないのではないか…?と思ってしまう次第です。

蘭丸でした!ではではではー。

かまいたち現象とは一体何なのか…_挿絵1

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