スマホを持たせなくてよかった系皇帝、ナポレオン様

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こんにちは!栁澤です。

あれ、こないだもナポレオンの記事があったよーな。
信玄公だって、蘭丸に好かれているのにトイレマニアだのイモムシも触れないヘタレだのと書かれているのですし、ナポレオンさんだって変な部分も余すことなくお伝えしなければ。上げたら落とす、落としたら上げたほうが愛されるんですよ多分!

ナポレオンは出自は特によかったわけではありませんでした。出身がコルシカ島というのは有名かもですが、コルシカ島は結構ド田舎です。ナポレオンは将兵学校に進学することができたんですが、この学校に通うのは都会の洗練された貴族のご子息が主。ド田舎出身のナポレオンは、言葉の訛りがひどかったため、学友のみなさんからイジられまくりました。「ナポレオン」という名前が訛ると「ラパイヨネ」に聞こえたため、変なあだ名をつけられるほどからかわれてしまったナポレオン。ちなみにラパイヨネの意味は「鼻の穴に詰めた藁」という意味だそうです。

言葉が通じない系悩みは、何故か大人になったナポレオンにも付きまといました。
ナポレオンは妻ジョセフィーヌさんが大好きで大好きでたまらんかった英雄です。遠征で妻と離れ離れの間は、しょっちゅう手紙を送っていました。もうすぐフランス帰れる!という時には「もうすぐ会えるからお風呂に入らないで!」とか変態な手紙を送ったことでも有名。実は、それ以外にもジョセフィーヌさんが困惑する手紙を送りまくっていたのですナポレオンさんは…(多い時は1日に4通)。
「お茶一杯飲むにも、君と離れているんじゃ、名誉も栄光も邪魔でしかない」というような熱烈ラブレターもあれば、返事がちょっと他人行儀っぽいと言って「君は何て冷たい人だ!僕は、君が好きすぎて恋の奴隷だというのに!!もう駄目だ、不安すぎる。愛してないなら、もういっそ、そう言って!」というようないじけた手紙や、突然罵り出すことも。「君のことが憎い!私はもう君を愛してなんていないんだからね!!」…理由はこう続いています。「君は、僕にほんの短い返事ですら書いてくれないんだね!!!」だそうです。つまりは妻が返事をなかなかくれないので怒っているのです。

まごうことなき、ヤンデレ皇帝です。

しかしジョセフィーヌさんにも言い分がありました。ナポレオンの字は汚すぎて、普通の人間には判読不能だったのです…。絵、もしくは地図と間違われてしまったこともあったほどの独特な文字で、ジョセフィーヌはナポレオンの手紙が届くたびに解読に苦労していました…。自力で読めな過ぎてナポレオンの副官に読んでもらうこともあったそうな。手紙が読めなければ返事は書けないというわけなのです。

もしもLINEでもさせようものなら、四六時中メッセージを送って来ては「既読ついてるのに!」とか言ってきそうなナポレオンさんでした。

スマホを持たせなくてよかった系皇帝、ナポレオン様_挿絵1

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