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皆さんこんにちは。
大勢に影響がないような細かいことばかり必要以上に気にする神経過敏な伊達あずさです。
今はちょっと検索すれば作りたい料理のレシピなんて簡単に見つかるようになりました。
しかも、同じカテゴリの料理においても複数のアレンジレシピが見つかるし、誰でも簡単に自分好みのそこそこ美味しい料理を数多く作れるようになってきました。
もちろん私もネットのレシピを愛用してます。レシピの記述通りに配合すれば、少なくとも味に関して大外れすることはありませんからね~
と、何時ものようにレシピを見ながら料理をしている時にふとあることに気づいたのです。
例えば、こんなレシピの場合・・・
醤油:大さじ3
みりん:大さじ3
酒:大さじ3
砂糖:大さじ3
水:300cc
かぼちゃ:400g
カボチャの煮物のレシピですが・・・まあ、普通に考えて特に迷うようなところはありませんよね?うん。
でもね・・・スーパーなどで調味料を購入する時にふと思うんですよ。
例えば醤油!メーカーによって物凄く値段が違ったりしませんか?濃口とか薄口とかそういうのは別としても、例えば同じ濃口醤油でも価格にかなりの開きがある・・・(場合によっては倍ぐらいある)
この倍も値段が違う醤油を全く同じものとして大さじ3入れても本当に味って変わらないの!?
っていうか・・・そもそも醤油ってどのメーカーの物でも同じしょっぱさなの?レシピ考案者は醤油のメーカーも記載した方が良いんじゃないの!?
などと、急に自分の料理に不安を覚えてしまったのです。
いや・・・別にレシピ考案者が意図した通りの味になっていなかったとしても、自分が食べておいしければそれでいいだけなんですけど、レシピ通りに作ったはずなのに、何か美味しくない!っていうときに、実はレシピが悪いのではなく、自分が使った材料が悪かったんじゃないかなんてことが実はあったのではないかと・・・つまりはそういうことなんです。
そんな感じで、自分が使っている醤油が他の醤油と本当に同じなのか急に不安になった私はネットの力を駆使して調べてみることに・・・
すると・・・いましたよ!醤油の味を保証してくれる団体が!
それは「財団法人日本醤油技術センター」という団体です。
このページの「しょうゆのJAS規格の解説」という項目を見ると、醤油はその名称(特性)や等級によって塩分濃度はもちろんのこと、その他の成分に置いても非常に事細かく規格があるみたいなんです。
そして、財団法人日本技術センターが提示する規格をクリアしたものだけが、JASマークの表示を許されるというシステムなのです。
皆さんがお使いの醤油にも恐らくこのマークが付いてますよね!?
そんなわけで、こと醤油に関しては、JASマークが付いている物であれば、ほぼ同じ味であろうことが保証されました。やったね!
(まあでも、等級は表示した方が良さそうですが・・・醤油(上級):大さじ3みたいにね)
でもまだ安心はできません。
確かに家にあった醤油にはJASマークが付いていましたけど、家のみりんにはそんな感じの品質保証マークが無いんですよ!
じゃあ、みりんはどうやって他社同士で、味の整合性を取っているの!?本当にみりんって皆同じ味なの!?
と思って調べると・・・これがまた、みりんは非常に怪しい調味料であることが分かってきました。
みりんと一言で言っても、本みりんという酒税がかかる酒類の一種であるみりんと、みりん風調味料なる酒税を避けるべくアルコールの分量を押さえたみりんが存在するんです。
本みりんが下戸な人向けのお酒として普通にぐびぐび飲むこともできるのに対して、みりん風調味料にはアルコールが少ないどころか、塩分まで入っている始末。これはもう、全然別物じゃないですか!
それどころか、調べてもみりんに関する厳密な成分規格というのは見つからないんですよ・・・これでは、例え本みりんと書かれていたとしても、全てのメーカーのみりんの味が一緒とは限らない!!
でも・・・そう言われてみると、同じ酒類である日本酒だって、銘柄によって味が全然違いますよね・・・
みりんの味が銘柄(メーカー)によって違っていたとしても仕方がないのかも・・・
ということで、ひょっとすると、使用するみりんのメーカー(あるいは本みりんかみりん風調味料か)によって、出来上がった料理の味は、レシピ考案者の意図から大分離れたものになってしまう可能性が否めません!
と、結論付けたものの、先ほどのレシピを例に挙げた場合、実はかぼちゃの品質が一番味に効いて来ちゃってるんでしょうけどね・・・
なのでまあ、いつも通り大勢には影響がないどうでもいい微妙なことを気にしていた安定の私なのでした。
Studio POPPOのプログラム兼システム担当です。
ウォーキング・デッド大好き!ダリルかっこいいよっ!主食はキノコです。
こんばんは(*・ω・)
たしかに調味料っていうか、一般名詞で呼ばれる食料品て、かなり振れ幅ありますよね!
醤油とかみりんなんて、マツコ・デラックスさんの番組で取り上げられてもおかしくない題材ですよね……
何百年味の変わらない昔ながらの醤油とか、本直しとして飲めるみりんと、百円で買えるものが同じ成分かというとだいぶ違うと思うし!
そういう意味では、古代の料理を再現とかしている歴史バラエティとか、相当下調べとか材料の確保に労力がかかっているような気がします。。。
もしもタイムマシンが出来たら、きっと料理会にも大きな革命が起きそうですね。
コメントありがとうございます~
一番気になっているのは、レシピに記載されている調味料を全て高い物にすれば必ずおいしくなるという訳でもないと思う所なんですよね。
調味料単体では凄く良い物でも、入れ過ぎれば甘すぎたり、しょっぱすぎたりするわけで、レシピ通りだからと言って考案者の想定している調味料でなければ、丁度いい味になるわけではないと思うわけなのです。
もちろん、レシピ通りに作る際にもちゃんと味見すればいいだけなんですけどね!
そういう意味で言うと、古代の料理を再現する際は、ちゃんと古代の調味料から再現しなければならないわけで、レシピのレシピから徐々に作っていかないといけないのでしょうね。
まして、再現となると、味見したからと言って分かるものでもないし・・・
きっと、今あるレシピも何百年も経った後では、調味料自体の味がかわったりなんかして再現が困難になったりするんでしょうね・・・