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皆さんこんにちは。
何気なく見るテレビでも、細かいことがいちいち気になってしまう伊達あずさです。
そもそも、テレビを見る機会がかなり少なめの私ですが、そんな中でも最近かなり目にすることが多いのが「除菌効果」を謳うCMです。
浴槽や洗濯槽、食器用スポンジから台ふきんに至るまで、除菌!除菌!除菌は正義!菌は滅せよ!と言わんばかりのCMを物凄く見かけます。
しかし・・・これって本当に必要なことなのでしょうか。
何時もなら科学的根拠に基いて、本当に必要なのかを探るところですが、そもそも除菌効果を持つとされるこれら製品がどのような菌を想定したものなのかイマイチ不明確なのですよね。
なので・・・ちょっとだけ論理的に考えてみましょう。
まず、除菌効果をウリにしているわけですから、今までの商品にはなかった効果だということは確かです。
ってことは、CMでいうところの菌だらけの生活を今までしていたわけですよね?私達って。
これまで特に菌で不便を感じてなかったのに、今更除菌する必要があるのでしょうか?
そもそも、除菌率○○%とCMでその性能を評価していますが、除菌するとどういった良いことがあるのかという点について言及しているCMってないのですよね。
CM上の表現でとにかく菌を気持ち悪いものと定儀し、菌は全て消さねばならぬ!と思い込ませようとしているのです。
ですが、除菌行為による利点については一切触れません。
逆に言えば・・・除菌行為に確たる利点がないからなのではないでしょうか。
そもそも、菌と一口に言っても、色々な種類があるでしょう。
体に害を及ぼすものもあれば、体に良い働きをするものもあるでしょう。
簡単に死滅するものもあれば、たやすくは死なないものだってあるはず。
それを一律菌!とひとまとめにして、全て根絶やし!というのはそもそも強引過ぎなのではないでしょうか。
っていうか本当にそんなことって可能なの?
どのCMを見ても100%除菌できると謳う商品はありません。
映像的にも全てが消えずに残る画像が良く利用されています。
このわずかに残る菌が人体に有害な菌だった場合、その菌の繁殖を大いに助けてしまうことになりませんか?
むしろ、簡単に殺せなさそうな菌の方が、有害そうなイメージすらありますよね。
それに・・・除菌効果を持つ全ての製品を利用したとしても、完全に菌から隔絶出来るとは思えません。
一度外出してしまえば、そこはもう未知の世界。
どこにどんな菌が潜んでいるかわかったものではありません。
しかも、多くの人は外で過ごす時間の方が多いでしょう。
これでは結局焼け石に水なのでは・・・
科学的な話を一切持ち出さずとも、常識的な範疇で考えただけでも、とても除菌に利があるとは思えません。(むしろ、害がある可能性の方が浮かぶぐらいです)
もし、除菌製品を作っている方々が本当に除菌に利があると信じているのであれば、除菌率自体をウリにするのではなく、除菌によってどのような利点が私達利用者に生まれるのかをCM中で明確にして欲しいものですね。
あ、もちろん、全てにおいて除菌に意味が無いというつもりではないです。(例えば医療器具の除菌など)
ただ、菌に関する知識を持っていない素人の私達ですら気軽に利用できる程度の除菌に果たしてどの程度の意味があるのだろうかというお話でした。
Studio POPPOのプログラム兼システム担当です。
ウォーキング・デッド大好き!ダリルかっこいいよっ!主食はキノコです。