風邪をひくと、何故ものが喉を通らないのか?

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こんにちは、栁澤です!
風邪の話題パート2です。(パート1

風邪をひくと………たまに、喉が腫れ上がることがありますね。そのせいで、食べ物はおろか水分すら飲み込もうと喉を動かすと「痛いっ!」となってしまうやつです。あれは厄介ですよね…。

何故あのような現象が起こるのかというとのどにある「扁桃」という部分が風邪菌から攻撃を受けて炎症を起こしてしまうからなんだそうです。炎症なので「ロキソニン」が効いたりします。
昔は「扁桃腺」といいましたが、実際問題「腺」じゃなかったので、最近では「扁桃」と呼ぶようです。扁桃腺炎も、扁桃炎と言うわけですね。

みなさんは子供の頃、風邪をひいては「扁桃(腺)が腫れてますね」とお医者さんに言われなかったでしょうか?私はしょっちゅうでした。「扁桃」ってなんか「白桃」とか「黄桃」みたいでおいしそうと思っていたのですが、扁桃は「アーモンド」のことでした…がっかりんこ…。(形がアーモンドのようだからこの名前がついたんだそう)

この「扁桃」、なんでそんなに腫れるんだよ!というと、子供の頃の「対風邪菌の最前線基地」だったのです。扁桃には免疫機能が備わっていたんです!なので、扁桃が真っ先に攻撃されて、応戦するわけなんですけども……扁桃は実は免疫細胞も多いけれど、その免疫機能をなるべく発揮させたいために凸凹になって表面積を大きくしています。それが仇となって、その凸凹に細菌が取りついて住処にしてしまうことがあるんですと!こら!前線基地なのに敵の基地を作られるってどういうこと!(ノД`)・゜・。
こうなると、扁桃は腫れます。扁桃炎の始まりです…。体力が落ちた時に、普通に口の中にいる菌にやられることもありますが大体は風邪の悪化でなるようです。

本当にやれやれですね。そして大人になると扁桃腺は第一線を退き、免疫機能は他の部署が担当するようになり、ただ口の中にあるだけの存在になるんですが、大人でも扁桃炎になりますよね。これは、その最前線だった時のなごりで真っ先に攻撃を受けるためらしいです。ぅおーい……。特に役目もないのに腫れるのやめて~!…と言いたいところなんですが扁桃が攻撃されなければ他のところが攻撃されて体が酷い目に遭っているかもと思うと、扁桃にはまだ感謝しないといけないのかもしれませんね!うーん!難しい!

抗生物質を飲んでとっとと治す場合もありますが、当然ですが風邪自体が治れば腫れも勝手に引きます。抗生物質はあまり体に良くないので(良い菌まで皆殺しにするし、ちゃんと医師の指示通りに飲まないと耐性菌を発生させることもあるし…)、本当にヤバいときを除いてなるべくは飲まないほうがいいと思いますので、普段から風邪に負けない体づくりを心掛けたいものですね~!

風邪をひくと、何故ものが喉を通らないのか?_挿絵1

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