投稿日:
皆さんこんにちは。
急に「私はお前の邪な心だ~」とか言われたって困っちゃう伊達あずさです。
っていうか、本当にフィギュア化の犯人が私という可能性がでてきちゃったじゃないですか!
しかも、闇が残したセリフから、あの自称女神がいよいよ怪しくなってきました。私がフィギュアの能力を使えちゃうことといい、胡散臭い人が胡散臭いだけのことはあるところといい、かなりしっかりと練られたストーリーのようです。
これでもし、私が世界から聖人君子たることを強制され続けたせいで、その抑圧された心が闇を生み出した・・・みたいな流れだったら、気持ち悪いぐらいいジャストフィットじゃないですか!まるでエニックス神の手の上で踊らされているかのよう!!
・・・でも、最後の最後でおかしくなるのがレトロゲームです。過度な期待はまだ止めておこう。自衛の意味で。
で、どうやら町の人達は全員フィギュアにされちゃってたみたいですね。今まではフィギュアにハートを戻してから、その人が住んでいた世界にハート入りのフィギュアを持ち込むことで元に戻してましたけど、闇が逝っちゃったからそんなのお構いなしに全員戻っちゃったのかな。闇がフィギュアをどこに隠していたのかわかりませんけど、この世界のどこかに隠していたのであれば、元に戻った人達が勝手に戻ってきたのかもね。
マッチを売る少女「フィギュアになるときってね。スーッときて、フーーッとして、パンッって感じなの。もちろん、もうヒロインになりたいなんて考えないことにしたわ」
この方にもフィギュア化する瞬間の記憶はあるみたいですね。ただ、王様みたいにフィギュアになっている間の記憶もあるとは断定できませんので、今までの人と異なるとまではいえなさそう。やっぱり、王様だけが特別なのかな。ここまで来ると、そういう些細な仕様の変化も何かしらの意味があるのではないかと怪しく思えてきちゃいます。
忘れずに依頼主にも報告しておきましょう。
アリさんの言う通り、闇はどういう目的で皆をフィギュアにしてまわっていたのでしょうね。あ、別にアリさんまでフィギュア化の対象になったことについては疑問を抱いてませんよ?
フィギュアから戻った人達が勝手に戻ってきた説・・・ですけど、フィギュア化する前に隠し身の服を作り終えていた仕立て屋さんまでお城に戻ってくるのは少しおかしいかな?
牢屋の中の人なんてもっとおかしいよね・・・
あれ?王様居ない。まだ寝込んでいるの?
大臣「まさか私までフィギュアにされるとは。あなたが居なければどうなっていたことか。でも、これで町も平和になるでしょう。しかし、ただ王子様だけは・・・」
恋の病ってこと?
王子「フィギュアにされているとき、すぐそばにあの人がいるような気がしていました。どうか、無事でいてくれるといいのですが・・・」
え!?王子にもフィギュアにされていた間の記憶があるの!?王様ほどはっきりとしたものではないみたいですけど・・・もしや血!?王家の血がそうさせているの??
お見舞いにきましたよっと。
国王「な、なんと!闇を倒したとっ!!そっ、そうか!遂にやってくれたかっ!!」
遂にっていうほどには闇と因縁なんてなかったと思うのですが・・・でもまあ、倒しましたよ。普通に。
国王「なるほど、それでフィギュアから元に戻れたんじゃな。良き日だ!実に良き日だぞい!!」
やっぱり、王様にはフィギュア時代の記憶がはっきりと残ってるみたいですね。気になるなぁ・・・
国王「・・・ところで、最近王子の様子が気になるのだが、ゴホ、ゴホ・・・どうだろう。ひとつ相談に乗ってやっては貰えんか」
話をはぐらかされちゃった。なんか急にスケールの小さい依頼になっちゃったな。
いやまあ、何処の誰か知ってるのですけど、ここに来る直前に立ち寄ったときも絶対に言うなって本人から言われたばかりですし・・・そこまで念入りに口止めしてくるってことは、案外向こうの方が王子のことを気に入らなかったのかもよ?
王子「手がかりはあのとき見つけたガラスの靴・・・お願いです。どうか私と一緒に彼女を探してください!」
え・・・いや、それこそ城の兵士とでも一緒にやりなよ!どういった理由で私に頼むの?・・・って、あっ、王様の差し金か。じゃあまあ仕方ないか。いいよ?一緒に行ってあげるよ。
そんなところで嘘を吐いても仕方ないですしね。でも、恐らくクライマックスが近いのですから、こんな呑気そうな仕事は手早く済ませちゃいましょう。
王子「では、早速出かけましょう。」
引き受けておいてなんですけど・・・王子としてのお仕事って結構暇なのですね。
いや・・・もし履けちゃってたらどうするつもりなのよ。正直、靴のサイズが同じ人なんて結構いっぱいいるのですから、自分がこの人だったらいいなって思う人にだけ試せばいいのですよ。手段に固執するあまり、完全に目的を見失ってます。視野が狭くなってるよ!
一見まともそうに思えた王子ですが、やはりあの王様の息子ですね・・・心配だ・・・
一緒に行ってあげるとはいいましたけど、本人から直接口止めされている私が積極的に連れて行っちゃうと何かと気まずいので、町にいる女性全員に試すという形にしよう・・・
でしょうね。そもそも身長も見た目も違うしね。っていうか、この王子様は記憶喪失なの??
なんかもうこの靴さえ履けるなら誰でもいいみたいな勢いになってますね。
グレーセルさん、すっかり占い師気取りですね。
そういえば、赤帽子さんのお父さんって・・・
何気にシングルマザー率高いですね。
むしろ良く割れなかったね・・・
・・・
この王子・・・一体何がしたいんだろう。
ともあれ、これでこの町に残る女性はシンデレナさんだけになりました。あ、アリさんやキリギリスさんが女性という可能性もあるけど・・・まあ、もういいよね、こんな茶番は!!
あれ、シンデレナさんいない。王子に見つかるのが嫌で逃げたんじゃ・・・
どういうわけか、例の小人さんがいた家にシンデレナさんが居ました。
王子「いいえ、構いません。どうぞ試してみてください」
シンデレナさんを見た途端にびっくりしてたし、完全に気付いてるよね??
・・・し、白々しいよぉ。
王子「ぴ、ぴったりだ!!」
このガラスの靴って、原作のシンデレラみたいに魔法で出した完全オーダーメイドじゃないのだから、そんなぴったりだなんてことあるのかな。そういえば、原作のシンデレラではなんで12時過ぎてもガラスの靴だけは消えなかったんだろう・・・
王子「・・・見つけた。やっと、見つけました!あなたですね。あなただったのですね!名前を・・・名前を教えてくれませんか?」
私、後でシンデレナさんに恨まれたりしないよね?凄く不安です。
王子「シンデレナ・・・シンデレナか、なんていい響きだ。シンデレナ。私と一緒にお城に来てください。そして、いつまでも、いつまでも私のそばにいて・・・ください!」
随分と話が早いな・・・
い、いいんだ・・・
王子「あずささん。本当に色々とお世話になりました。私達はこれからお城に戻ります。気が向いたらいつでも遊びに来てください。ふたりで待っていますから」
は、はぁ・・・
そういって王子とシンデレナさんは去っていきました。
・・・っていうかさ、結局、ここは誰の家なの!?
と、虚空にツッコんだところで今日はおしまいです。
Studio POPPOのプログラム兼システム担当です。
ウォーキング・デッド大好き!ダリルかっこいいよっ!主食はキノコです。