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皆さんこんにちは。
伊達あずさです。
今回ご紹介する映画は・・・
「アノマリー(Anomaly)」です。
いつものように作品情報から。
アノマリー
原題:Anomaly
ジャンル:SFアクション
製作国:イギリス
公開年:2014年
監督:ノエル・クラーク
概要:ふと気が付くと、そこは見知らぬトラックの中。しかも目の前には鎖に繋がれた少年アレックスが。アレックスは赤い覆面をした男たちに母親を殺された上、誘拐されたという。自分が置かれた現状も理解できないまま、ライアンはアレックスを助けトラックから逃げ出す。ライアンは逃げる途中、自分のポケットに銃と赤い覆面があることに気づくがそのまま気絶してしまう。その後も気絶と覚醒を繰り返す内、9分47秒間だけ意識を取り戻すことができることを知る。ライアンはその限られた時間を利用し、自分の意志に反して加担させられている大きな陰謀に立ち向かう。
実を言うところ・・・店頭でこの作品を見かけた時はあまり期待感を持って借りてないんですよね。
私がよく行くTSUTAYAさんでは結構目立つところに置いてあった(宣伝パネルまであった)のでお勧めなのかな?と思って借りてみた次第です。
でも、パッケージを見る限りではあまり惹かれるような要素は見当たらず・・・
特に大きな期待をすること無く観ちゃいました。
期待せずに観ると結構良作に当たったりするものですが今回はどうか!
さて、そんな「アノマリー」に対するおすすめ度は・・・
おすすめ度(5段階):★
・・・だめでしたね。
ある意味では期待通りとも言えますけど・・・
久しぶりに観ている間、退屈な気分になる映画でした。
考察を始める前は「★★」でも良いかなと思っていたんですが、観直してみるとあまりにも設定が雑で酷すぎることに気づいてしまったため、こんな評価に・・・
なんていうか、一度気に入らなくなり始めちゃうと、ハロー効果のせいなのか、些細な事にまでケチを付けたくなってきちゃうんですよね・・・
ここからはネタバレを含みますので、これから見る予定がある人は「アノマリー」を見終えてからにしてくださいね!
<以下ネタバレを含みます>
登場人物
主人公:ライアン
囚われの少年:アレックス
娼婦:デイナ
デイナの雇い主:セルジオ
ウイルス学者:レオニード
バイオソフトウェア研究者:フランシス・ランガム(ランガム博士)
フランシスの息子:ハーキン・ランガム
考察・感想(ネタバレ含む)
自分の体を知らないうちに操られてしまっている主人公ライアンが、極稀に9分47秒だけ意識を取り戻すことができるというお話の映画です。
しかも、この映画は常にライアン視点で進むため、観ている人もライアン同様飛び飛びのシーンを観ることとなります。
ライアンはこの飛び飛びの9分47秒から自分の置かれている状況を把握し、裏に潜む陰謀を暴き、さらに解決までしてしまうわけですが・・・
正直、観ている方としては都合が良すぎる話に思えてならないのです。
というのも、全体的にご都合主義があまりにも酷いのですよね・・・
とりあえず、ライアンの覚醒シーン事に振り返ってみましょう。
*()内はライアンが覚醒していた時間(現実世界の時間)です
ライアン1回目の覚醒(8分2秒)
ライアンは突如トラックの中にて覚醒します。
目の前には鎖で繋がれ監禁状態にある謎の少年アレックスが・・・
状況はつかめないものの、ライアンはアレックスを助け、トラックから逃げ出すことに。
トラックの運転手から追われるライアンとアレックス。
しかし、逃げる最中、ライアンの懐には銃と謎の赤い仮面が!
アレックスは自分達の誘拐犯が身につけていたものだと・・・わけもわからないまま再度意識を失ってしまうライアン。
このシーンではライアンの意識がない間に、自分の体が操られてしまっていることを示唆しています。
ライアン2回目の覚醒(7分35秒(昏倒?))
見知らぬ部屋で意識を取り戻したライアンは、ハーキンから現状の説明をされるわけなのですが、この時点でライアンを操っていたのは誰なのでしょう?
後のシーンから推測するに、ライアンに受信機を埋め込んで操っていたのはランガム博士のはずです。
しかし、ハーキンがライアンに戻っていると気づく前の態度がとても父親に対するものとは思えないのです。
例えば、レオニードを救出する際の立会医師の代役をライアンにお願いする際、「だから、君に代役として調査を頼みたいんだ」(日本語吹き替え)というセリフがあるのですが、父親に対してこんな言い方をするものでしょうか?
それにです、この計画の首謀者はランガム博士であるはずなのに、「想像してみて?全ての人々の思考が止まり無感覚になる。そして、オンラインで操れるんだ」なんて、首謀者である父親に対して言いますか?
一体どういう状況ならそんな説明をすることになるのでしょう。
レオニードの息子アレックスの誘拐にライアン(ランガム博士)が関与していたであろうことはライアン1回目の覚醒のシーンで明らかです。
計画の首謀者自らが直接の誘拐という現場での作業まで行うほどですから、この計画に携わっている人間が多いとはとても思えません。
逆に言えば、計画の全容を把握するのは容易であるはず。
それなのに何故この期に及んで、こんな説明をする必要が・・・
実際、この説明のお陰で、ライアンは(映画を観ている人も)計画の全容を知ることができるわけなのですがあまりにもご都合主義過ぎます。
さらに言えば、ライアンに戻っていると分かった後もいちいち教えなくても良い情報(ライアンの覚醒可能時間が9分47秒であることなど)をぺらぺらと喋ってしまうのですよね。
何時もなら無理矢理にでも映画の辻褄をあわせるような案を出すところですが、さすがに今回ばかりは妙案が浮かびません。
ここでもし、「最初の頃と後ではライアンを操っていた人が違っていた」としてしまうと、ランガム親子を倒してハッピーエンド!というこの映画のエンディングが覆ってしまうのですよね。
ライアン3回目の覚醒(10分16秒)
何と言いますか・・・ライアンの行動原理がさっぱりわからいのです。
ライアンは他人に体を乗っ取られてしまい、9分47秒間だけしか意識を取り戻すことができないということがこの時点でわかっています。
なのにどうして突然デイナを助け出そうと思ったのでしょうか。
例えば、最初の覚醒時にアレックスを助けたのはまだわからないでもありません。
目の前に鎖で繋がれた子供が居たら、状況的に助けなければと思うでしょう。
ですが、デイナは娼婦です。
明らかに監禁状態にある子供とはわけが違いすぎます。
まして、自分は9分47秒しか意識を保っていられないという最悪な状況です。
普通だったらその間急いで警察に駆け込み、事情を説明して保護してもらう等の試みをしてみるものではないのでしょうか。
それにです、そもそもデイナを連れだしてどうするつもりだったのでしょう。
さらに、連れ出す際も肉弾戦で敵を倒して連れ出すという謎すぎる行動ですからね。
(悪党達も何故かこの時だけは銃を使わない(後々は使ってくるのに・・・))
挙句の果てにはデイナに俺は10分後に別人になってしまうから、警察に俺のことを通報して欲しいとお願いする始末です。
デイナが後に言うように、意識を取り戻した瞬間に急いで警察に向かって自首すればよかったのに・・・
ちなみに、ここでハーキンがライアンを助けに入ったときは「父さん?大丈夫?」って言うんですよね・・・
この様子からも、やっぱり2回目の時のハーキンの態度はおかしすぎます。
ライアン4回目の覚醒(4分53秒)
気づくと目の前でレオニードが尋問されています。
2回目の覚醒時にハーキンが言っていた「事故にあった医師の代役」をしていた途中だったのでしょう。
運良くなのか運悪くなのか、覚醒していたのにもかかわらず、ハーキンの計画通りレオニードの脱獄を成功に導いてしまいました。
幾らなんでも運が良すぎるでしょ・・・とは思いますが、辻褄が合わない!!って言うほどではないので見逃しましょう!
ここでレオニードから、自分の体に埋め込まれている受信機によって自分の体が何者かによって操られているということを知ります。
ライアン5回目の覚醒(6分34秒)
覚醒後、4回目の覚醒時にレオニードから聞いていた、自らに埋め込まれた受信機を取り出すべく、グラスの破片を使って首筋を切り開きます。
この覚醒で、ハーキン達の計画の全容が明らかになってきました。
どうやらハーキン達は、ライアンの体を操っている受信機をウイルスを介して世界中の人に植え付けようという計画のようです。
受信機を備えたウイルスをレオニードに開発させるため、息子のアレックスを誘拐したという流れのようです。
ちなみにレオニードがするウイルスのお話については、正直意味がわかりませんでした。
ウイルスがバロック様式にDNAを攻撃するってどういう意味なのでしょうね。
複雑、且つ、多様な方法で攻撃するとか芸術的に攻撃するっていう比喩表現なのでしょうか・・・
客観性を重んじる研究者らしくはないですけど、レオナルド・ダ・ビンチなんかは芸術性に富んだ研究者でしたし、それほどの天才ってことを表現しているのかな?
ライアン6回目の覚醒(1分38秒)
今回のライアンは拘束されており、何もできません。
しかし、そんな状態でも情報を得ることが出来ました。
どうやら、ライアンが覚醒してしまうのは装置の故障などではなく、想定外の電波障害が原因だということがわかります。
つまり、ハーキンの手でライアンの覚醒を止める手段はないようです。
・・・まあ、止める手段がないということにしないと、二度とライアンは覚醒しなくなってしまって物語が終わってしまいますからね。
何かしらの理由をつけてライアンの覚醒を止めることができないようにしたのでしょう。
しかし、ふと思うことがあるのですよね。
この段階までライアン覚醒の原因がわからなかったということは、9分47秒って電波障害によってライアンとランガム博士の接続が切れてから、再接続するまでのシステム再起動時間だけってことになります。
電波が切れた後、再接続を試みても電波障害が顕在ならば再起動したって接続できませんよね。
なのになんでハーキンって9分47秒しかお前に時間はないって自信満々に言い切れたんでしょう・・・
むしろ、再起動時間オンリーで9分47秒だったとしたらほぼ確実に9分47秒以上は再接続できないですよね。
(障害が発生している時間が一切加味されていないわけですから)
ですが・・・ここまでの覚醒時間って3回目を除けばほぼ9分47秒未満なんですよね・・・
まあ、映像的に未描写(カットされている)時間があると言われてしまえばそれまでなのですけど、折角「9分47秒しか行動できない」っていう設定の映画なんですから、現実世界の時間と一致させて、観ている人にも臨場感ぐらい味あわせてくれてもいいのに・・・
ライアン7回目の覚醒(50秒(昏倒))
ライアンが意識を取り戻した際、自動で薬が投与され昏倒させられるような仕込みをハーキンによって施されてしまいました。
しかも、またご丁寧にその原理をライアンにご丁寧に説明するハーキン・・・頭が悪いのでしょうか。
ライアン8回目の覚醒(44秒(昏倒))
覚醒してすぐ薬によって眠らされてしまうため、特にライアンは何もできません。
セルジオがライアン達を尾行していたことが分かった程度です。
ライアン9回目の覚醒(51秒(昏倒))
8回目同様、覚醒後すぐ薬を投与されてしまいますが、昏倒までの意識を保った時間の中でなぜかランガム博士が自分の体を支配しているとライアンは確信します。
・・・なんで?どうしてそう思ったの!?
シーンとしては、気づいた時に目の前にランガム博士が機械に繋がれていただけなんですけどね。
どうしてこれで自分を支配していたのがランガム博士だったと理解したのでしょうか。
・・・まあもっといえば、薬を投与されてもすぐさま昏倒しないライアンを1人本体(ランガム博士)のそばに置いたままにするとか、リスクが高過ぎる気がするんですけど・・・
どうしてこの親子はリスク管理が異常なまでに甘いのでしょうか。
二言目には壮大な計画だ、壮大な計画だって言う割に・・・
ライアン10回目の覚醒(8分18秒)
さて、前回凄まじいまでの直感力でランガム博士が自分の体を支配する黒幕だと気づいたライアンは根性で薬が投与されるトリガーとなっているボールを掴み、昏倒を免れます。
さらにランガム博士の情報をネットで検索し、短い時間で知り得た僅かな情報を便りにランガム博士になりすましてハーキンから情報を騙しとろうと試みます。
結果的にランガム博士の利き手を間違えたためハーキンに見ぬかれてしまいますが・・・良くそこまで騙せたものです。
しかも、2つ目の映像でさり気なく写っていた犬まで引き合いに出してますし、ライアンの洞察力恐るべし。
ちなみにこの時ハーキンが気にしていた外の車というのはセルジオの手先だったのかもしれませんね。
ライアン11回目の覚醒(10分57秒)
前回拉致された場所から脱出する際に覚醒するわけですが、ここでも謎のシーンが・・・
セルジオにナイフを突きつけられ殺されかけているライアンを助けるべくデイナがセルジオに銃を向けるシーンがあるのですが、この時のロック解除コードがおかしいのですよね。
以前ハーキンから聞かされていた銃の解除コードは「4574」なのですが、何故かこの時ライアンは「4754」と言うんですよね・・・
結果的に自分の誕生日より一日早い4/1からのコード「0104」が正解だったというオチでしたけど、普通にハーキンから教えられた解除コードを間違っているせいで台無しにも程が有るのですけど・・・
きっと日本語字幕や日本語音声を担当した人は「あれ?」って思ったでしょうね。
でもオリジナル音声がそうなっちゃってるわけですから忠実に訳したのでしょう。
ライアン12回目の覚醒(4分31秒)
今回は逮捕後の尋問中に覚醒します。
5回目の覚醒時にレオニードから聞いていた情報からランガム親子の目的に気づいたみたいです。
確かに5回目の覚醒時には首にグラスの破片を突き刺していましたし、如何に勘が鋭いライアンでもその時は考える余裕がなかったのかもしれませんね。
しかし、飛行中の飛行機を攻撃して穴が開いた状況からどうやってライアンが救出されたのか非常に気になります・・・
ライアン13回目の覚醒(8分41秒)
この覚醒でライアン覚醒の原因となっていた電波障害の正体が判明します。
どうやら太陽フレアによるものだったみたいです。
確かに太陽フレアによって引き起こされる太陽風には電磁波や粒子線が含まれており、大気圏外にある衛星ならば予想外の影響を受けるかもしれませんね。
さて、今回もライアンはランガム博士になりすましてハーキンを騙そうとするのですが・・・
ハーキンが「太陽フレアによる衛星への影響はもうない。あっても後数回だろう」といったのに対して「だからお前は軌道をあげたのか?」ってライアンが言ってるんですが、これの意味がさっぱりわかりません・・・
「太陽フレアの影響を受けづらくするために衛星の軌道を上げた」という意味で言っていたんだとすると、なんでそんなことをライアンが知ってるの?
ライアンに科学的な知識があったとしても、太陽フレアによる影響をなくすための施策なんてそれこそ他にも沢山ありそうなものですよね。
それなのになんで「軌道を上げたのか」と言い当てることができたの・・・どう考えても納得がいきません。
さらに、正体がバレた後も迷うこと無く運転席に行き、ガソリン(?)と思われる発火性の燃料をこれまた迷うこと無くゲットするライアン・・・
どこまで勘が鋭いんですか・・・
ライアン14回目の覚醒(13分33秒)
ここで衝撃の事実がわかりました。
初めて覚醒していることができる残り時間をライアンがタイマーで確認するシーンがあるんですが、現実時間と映画中の時間は例えスローシーンが含まれていない場合でも一致していないことがわかりました・・・
ライアンが覚醒してから残り時間を見るまでの間、現実世界では5分14秒程度経過しています。
なので、9分47秒猶予があるとするならば残り時間は4分33秒のはずだったのですが、タイマーが示す時間は3分16秒・・・
格闘によるスローシーンがなくとも時間の進み方は現実世界とは異なるようです。
ライアンはレオニードのために用意したラボで、ランガム博士が操った人と遭遇。
何度も尋問官として登場していたあの人です。
ライアンに銃を置かないとアレックスを殺すと脅します。
アレックスを殺されては困るライアンは一旦銃を下ろすものの、ナトリウムの爆発で作った隙を突き彼を銃で撃ち殺します。
あれれ?そんなことしていいんでしたっけ・・・
銃を撃って彼(尋問官)を殺したとしても、それを知ったランガム博士(ハーキンがでもいいです)が少年を何らかの手段で殺すという意味で脅したのでは・・・
よって、不意をついて彼を殺したところで、ランガム博士はアレックスを殺せるんじゃ?
まして、ライアンはレオニードがウイルスを完成させてしまっていることをラボにある端末で知っています。
なので、ライアン自身もアレックスには「自分への弱み」という利用価値しかないってわかってるわけです。
なのにこの暴挙・・・
まあ・・・それを言い出すと、ランガム博士もかなりの暴挙を行っているんですけどね。
ライアンの価値はランガム博士がウイルスを完成させるまでの間しかなかったはずです。
(ライアン以外にランガム博士が自由に動かすことができる体がなかったという前提の元です)
しかし、この尋問官の体を動かせるようになってしまっている時点で、既にウイルスは完成しておりランガム博士にとって手足となる他者の体には困っていないわけです。
(不規則なノイズでも受信させて意識だけは奪っておき、そばにおいておくぐらいの価値しかないとランガム博士も言ってますし)
なので、最初に背後に回りこんでいた時に射殺しても良かったし、ライアンが銃を置いた後でも良かったんです。
なのになんでそうしないの・・・
いや・・・もっと言えば、13回目の覚醒時点で既にライアンの価値なんてなかったんじゃ・・・(鎖でライアンの体を縛り付けてましたし)
しかも、ハーキンもライアンのせいで計画を邪魔されているとはっきり言ってるわけです。
わざわざ鎖で繋いでまで生かす理由なんてどこにもないと思うんですけど!
そんな私の疑問を他所に、ライアンはランガム博士の操っていた人を倒し、ハーキンとの最後の戦いに挑むわけですが、この時タイマーを確認すると残り1分58秒・・・
さっきは現実世界の1秒に付き1.24秒ほど進んでいた映画中の時間でしたが、今度は0.36秒しか進まなくなりました・・・
まあ・・・スローモーション描写もなく現実世界より作中の時間の流れが遅いことを私は説明できませんが、早い分にはきっと移動描写がカットされたんだろうと理解できるのでまだましですけどね。
そんなこんなで、ライアン親子はライアンを葬るチャンスは数多あったにもかかわらず、何故かそれを怠ったため、主人公補正(運良くハーキンだけに酸がピンポイントで当たったり、偶然放たれた銃の弾がランガム博士本体を格納した扉を開けてしまったり)でライアンに野望を阻止されてしまうのでした。
結局のところ・・・
なんだか考察というよりは、文句ばかりになってしまいましたね。
まあ、文句ついでに言ってしまえば、ライアンがどうしてそこまでアレックス救出に命をかけたのかさっぱりわからないのです。
ライアン自身が体を乗っ取られているというとんでもない状況なわけです。
それにも関わらず、ライアンはアレックス救出のことしか考えていない節があります。
アレックスがライアンの死んだ息子に似ていたとかいう裏設定があるわけでもなく、ただただライアンが良い人っていうだけで、自分の身に起きている異常事態を放って、一回ほんの少しだけ出会っただけのアレックス救出にそこまで執念を燃やせるものでしょうか・・・
なんというか、映画の展開、描写、登場人物の心情、全てに共感できない映画でした・・・
ついでに言えば、ウリであるはずのアクションシーンが物凄くカッコ悪いんですよね。
(妙に薄っぺらい掌底(?)とか・・・)
もしかすると、アクションシーンがもう少し派手でかっこ良ければ、それはそれとして楽しめたのかもしれません。
・・・気づけば文句ばかりの酷い考察に。
う~ごめんなさい。
以上です!
Studio POPPOのプログラム兼システム担当です。
ウォーキング・デッド大好き!ダリルかっこいいよっ!主食はキノコです。