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皆さんこんにちは。
球美さん以外の人が華道大会の作品出品者に選ばれたら面白いのになと思っている伊達あずさです。
いや、面白いはちょっと球美さんに失礼ですね。別に球美さんに恨みがあるわけではありません。あくまで意外性を求めてと言うだけの話です。

あれ、寝て起きたらもうこんな時間です。キャサリンさんとの約束はお昼前に京本邸だったはずだけど、この時間に家を出て間に合うのか!

女中「あずささん!お待ちしていました。3月やというのに、えらい雪で・・・寒かったでしょう。どうぞ、お座敷の方へ」
う、もしかしてお待たせしてしまいましたか。
出来る限り急いだはずなのですが、予想外の雪に足を取られてしまい・・・申し訳ありません!

京本邸のお座敷へ。
既に京本流の関係者が大勢集まっていました。その中にはキャサリンさんの姿も見えます。

キャサリン「あら、遅かったじゃない」
すみません。遅れちゃいました。雪のせいもなくはないのですけど、普通に寝坊しちゃいまして。
先に到着していたキャサリンさんは秋鳳さんと何やら話をしていたみたいです。事件に関することでしょうか?そして、沢田さんとお弟子さんの1人と思われる方が壁に華道大会のポスターを貼っています。
キャサリン「午前中に選考会があって、華道大会に出品するのは球美さんに決まったわ」
あら、それはあまり意外性のない結果でしたね。で、肝心の球美さんは?
キャサリン「そういえば、さっきから球美さんの姿が見えないわ」
家元「弟子達が邸内を探しているはずなのですが。私もちょっと見てきますかな。しばらくお待ちを」
沢田「じゃあ、私も見に行きましょう。ポスターを貼るのは後にしよう。君は台所を手伝ってくれ」
家元は香織さんを呼んでから、沢田さんと3人で球美さんを探しに行ってしまいました。
キャサリン「結局、愛子さんが、亡くなったために、球美さんにチャンスが回ってきたけれど、でも何か嫌な予感がするわ」
え~球美さんも殺されちゃうんじゃないかって?でも、動機が華道大会への出品権だった場合、あまりにこれ見よがし過ぎません?球美さんは京本流の中でも何かと意見が言える立場にあったみたいですし、愛子さんに次ぐナンバー2であることは周知の事実だったわけですから、もし、それ以下の人が華道大会への出品権を狙っていたのなら、確実に2人とも殺さないとダメですよね。だとしたら、普通は先に球美さんからにしませんか?愛子さん → 球美さんの順番で殺したのではあまりにも露骨すぎますよ。仮に、犯人が一縷の望みに賭けるようなタイプなのだとすると、今度はまだ出品者が愛子さんと決まっていないうちから殺害してしまった理由を説明できなくなります。つまり、華道大会への出品権が動機として成立するのはほぼ球美さんだけですから、もし球美さんも殺される事態となった場合には、全然違う動機を疑わないといけません。
座敷に残されたキャサリンさんとそんな縁起でもない話をしていると、突然女性の悲鳴が聞こえてきました。それからしばらくして香織さんが転がるように座敷に駆け込んできました。

香織「た、球美さんが・・・お茶室で・・・!」
まあ、やっぱりそうなっちゃいますよね・・・

急ぎ茶室へ。
秋鳳さんが茶室の入口に立っています。
球美さんに何かあったのですか?
家元「球美が中で、死んでいます!警察がくるまでは誰も近付かんでください!沢田くんも中で見張っています」
何その不自然な対応。突然、身内が亡くなられたというのに不気味なまでに冷静ですね。むしろ、事件現場となった茶室に1人でいる沢田さんこそ、証拠隠滅を図る危険性があるよ!これでもし、沢田さんが香織さんに人を呼びに行くよう言って、秋鳳さんに部屋の前で見張るよう指示していたりしたら、いよいよ犯人ですよ。
キャサリン「愛子さんが殺されて間もないのに、今度は球美さんが死ぬなんて・・・!」
あまりにあからさま過ぎて、犯行の動機が華道大会にあると誘導しようとしているようにしか思えません。やっぱり、犯人の狙いは最初から球美さんだったんじゃ・・・
キャサリン「警察がくるまでに少し辺りを調べておきましょう」
本当は茶室を調べたいのですけどね。

わざわざ3月に雪なんて降らせたわけですから、足跡トリックを仕掛けたいのでしょう!?私にはまるっとお見通しなのですよ!
母屋と茶室の間の雪の上には、茶室に向かう足跡が三組、母屋へと戻る足跡が一組残っていました。
香織さんが悲鳴を上げたってことは、球美さんの死体を見たってことでしょうから、母屋へと戻っている足跡は香織さんのものでしょう。今茶室に秋鳳さんと沢田さんがいるわけですから、茶室に向かう三組の足跡は秋鳳さん、沢田さん、香織さんってことになります。
でもそうなると変ですね・・・球美さんの足跡は?私、お昼近くに起きちゃったので、雪がいつぐらいから降り始めたのか知らないのですけど、球美さんが茶室に向かった時にはまだ雪は降っていなかったの?それとも、球美さんの足跡が消えちゃうぐらい前から球美さんは茶室で殺害されていたってこと?だとしたら、犯人の足跡がなかったとしても何ら不思議はないけど。え?これ、ちゃんとトリックとして成立する??
そんなことを考えているうちに、パトカーの音が近づいてきました。また、狩矢さんでしょうか。
狩矢「府警本部の狩矢ですが・・・!あっ、キャサリンさん・・・これはまたキャサリンさんとあずささんのお二人・・・」
どうもでーす。
キャサリン「狩矢警部!お茶室で球美さんが・・・!!」
狩矢「皆さん!ここは我々が調べます。皆さんは、家の中へ戻って下さい」
む・・・結局、事件現場を見ることは叶わないのか。

座敷に全員(?)集められました。
左から秋鳳さん、キャサリンさん、香織さん、静江さん、沢田さんです。
あれ、何だか沢田さんの雰囲気に違和感が・・・さっきお会いした時はもっとぺたっとした髪型だったのに、いつの間にかめっちゃツンツンしてますね。以前、沢田さんの自宅でお会いした時もぺたっとした髪型だったはずなのに。
後、何気に今日初めてお会いしましたね、静江さん。
しかしながら、何故か警察は茶室の調査を総動員で行っているみたいですね。普通、関係者への事情聴取って同時並行でやりません?京都府警はどんだけ人手不足なのか。
仕方がありませんね。私が警察に代わって事情聴取をしちゃいましょう。
では秋鳳さん、ここまでの経緯をお話しいただけますか?
家元「選考会の後、昼食会の準備で忙しかったのですが、そんなとき誰かが球美が見えないと言ったので、探させていたんですよ。でも、足跡が無かったので、まさか茶室に行っていたとは思わなかったんです」
香織「選考会の後は昼食の用意で私も忙しくって」
ん?もしかして、球美さんを探し始める前には雪って止んじゃってました?
香織「雪ですか、雪は朝のうちは激しく降ってましたけど、選考会の終わった頃には止んでいました」
え~そうなると、茶室へ向かう足跡の中に球美さんのものがないのは妙ですね。ちなみに、球美さんの遺体を最初に発見したのは誰なのですか?
沢田「邸内を隈なく探しましたが、見つからないのでまさかと思いつつ茶室へ行ってみたんです。すると、茶室には内側から鍵がかかっているんです。もしかしてと思い、家元と私で力いっぱい引き開けてみると・・・中に球美さんが倒れていました。もう既に死んでいました」
つまり、沢田さんが第一発見者ってことですか。
キャサリン「あら!?満男さんが見えないようだけれど・・・」
それを言い出したら、女中さんや沢田さんと一緒にポスターを貼っていたお弟子さんの姿もありませんけどね。
香織「そういえば、選考会の後から姿を見かけないのですが・・・」
家元「いや、私達が、球美さんを探しに出た時、ガレージも見たのですがあいつの車がなかった。また、ふらりと出かけて行きおったのか。こんなときに・・・」
静江「どうして、球美さんまでが・・・」
そこへようやく狩矢さんが登場されたわけですが、続きは次回かな。
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Studio POPPOのプログラム兼システム担当です。
ウォーキング・デッド大好き!ダリルかっこいいよっ!主食はキノコです。




